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第59回 アルゼンチン共和国杯のデータ [競馬データ]

94年以降02年の中山競馬場開催を除く26年、連対馬52頭、3着馬25頭からです。


今年も、このレースでのハンデ戦としての傾向から取り上げます。
まず軽ハンデの馬の連対状況ですが、重量54kg以下に限定いたしますと54kg以下の重量で連対したのは52頭中13頭いました。
また、02年の中山開催も入れますと、96年から04年まで9年連続で54kg(53kg)以下の重量の馬が連に絡んでいました。
逆に、94年、95年、05年、06年、09年、10年、11年、12年、13年、14年、15年、16年、18年、19年の14年は重量55kg以上の馬同士が連対していました。
特に、09年から16年までの8年連続で重量55kg以上の馬同士で決着しています。(17年は「56kg-53kg」でしたが、続く18年は、「56kg-55kg」、翌19年は、「56kg-55kg」とまた55kg以上の馬同士での連対となりました。)
昨年20年は「54kg-56kg」と、05年以降、07年、17年に続いて3回目の重量54kg以下の馬が連対した年となりました。
その54kg以下の13頭の連対馬の前走の着順ですが、96年1着のエルウェーウィンの前走オープン特別6着、01年2着ハッピールックの前走神戸新聞杯6着の2頭以外はすべて条件戦あるいはオープン特別、重賞で3着以上の成績となっていました。

3着馬では、26頭中ハンデ重量54kg以下の馬は10頭いました。
その10頭の前走ですが、500万下条件戦1着が1頭、1000万下(900万下)特別1着が4頭、準オープン特別が3頭(1着、3着、5着)、オープン特別5着が1頭、重賞(ラジオNIKKEI賞)1着が1頭となっていました。
上記で挙げたように、連対馬で05年以降昨年までの16年間で重量54kgの馬が連対したのは、07年、17年、20年の3回のみでしたが、3着馬では、06年、07年、10年、12年、17年、18年の6回となっていました。
結局、05年以降、3着以内に少なくとも1頭、重量54kg以下が入った年は、16年中7年となっています。

今回のハンデ重量54kg以下の出走馬で、前走3着以上だった馬は、前走オープン特別2番人気3着のゴースト(54kg)、前走3勝クラス7番人気1着のコトブキテティス(51kg)の2頭となっています。
あと、ハンデ重量54kg以下の登録馬で、前走4着から6着の間だった馬ですが、前走京都大賞典11番人気4着のディアマンミノル(54kg)の1頭が登録しています。


次に臨戦過程ですが、前走で条件特別のレースを走ったのは連対馬52頭中17頭いました。
その17頭の前走の着順の内訳は、1着が10頭、2着が5頭、3着が2頭とすべて3着以内でした。
また、3着馬26頭で前走条件特別だったのは9頭となっていました。
その着順は、1着が5頭、2着が1頭、3着が2頭、5着が1頭となっていました。
今回の登録馬で、前走条件特別レースで5着以上だった馬は、前走3勝クラス1番人気1着だったアンティシペイト、前走3勝クラス7番人気1着だったコトブキテティス、前走3勝クラス1番人気1着だったフライライクバードの3頭となっています。

続いて前走がオープン特別だったのは8頭いました。
着順はそのうち3頭が1着、あと残り5頭は、3着、4着、6着、8着、9着となっていました。
この前走、3着、4着、6着、8着、9着の5頭ですが、そのうち、前走6着、9着の2頭はそれまでにG1で連対経験がありました。
G1経験のなかった2頭のうち1頭(前走4着馬)はそれまでに、G1以外の重賞1勝、2着2回、3着1回を経験していました。

また3着馬で前走オープン特別だったのは4頭で、その着順は2着2頭と、3着と5着が各1頭でした。
この4頭ですが、そのうち2頭はG1での出走経験があり、またG1以外の重賞で勝った経験がありました。
あと2頭(11年3着のカワキタコマンド、14年3着のスーパームーン)は、両馬とも前々走で準オープン特別を勝ったばかりで、それまでオープンでも重賞でも掲示板に載った経験はありませんでした。
今回の登録馬の中で前走オープン特別だったのは、ポスジラ(2着)、ゴースト(3着)、オウケンムーン(4着)、アイスバブル(5着)、レクセランス(6着)、トーセンカンビーナ(8着の6頭となっています。
そのうち、オウケンムーンがG1以外の重賞(3歳時の共同通信杯)で勝った経験がありました。
また、アイスバブルが、G1以外の重賞で2着3回(目黒記念2回、函館記念1回)、トーセンカンビーナが同じく2着1回(阪神大賞典)の経験がありました。

続いて前走が重賞だった連対馬は残りの27頭となりますが、そのうち京都大賞典など「G2」が19頭となっています。
その19頭ですが、その前走の着順に関係なく、03年1着のアクティブバイオの当日7番人気、05年2着のマーブルチーフの当日14番人気、09年1着のミヤビランベリーの当日11番人気、15年2着のメイショウカドマツの当日10番人気のこの4頭を除く15頭が当日5番人気以上の上位人気でした。
その5番人気以上をはずした4頭ですが、過去にその年の重賞かオープン特別で連対経験があったか、準オープン特別で勝っていました。
今回の登録馬では前走G2の馬は、16頭中6頭が出走しています。
まずはそれぞれの当日の人気には注意が必要かと思います。

あと残り8頭ですが、すべて「G1」でした。
今回の出走馬で前走がG1だった馬ですが、前走天皇賞(春)6番人気10着だったオーソリティの1頭がいます。

3着馬では、前走重賞だったのは26頭中11頭で、G1が4頭(天皇賞(秋)が13着、8着、天皇賞(春)が7着、日本ダービーが9着)、G2が7頭(2着3頭、5着1頭、12着1頭、15着1頭)となっています。


次に年齢ですが、連対馬では4歳が20頭、5歳が16頭、3歳と6歳が各8頭となっていました。
また3着馬では、4歳が11頭と最も多く、続いて5歳が7頭、3歳が4頭、6歳が3頭、7歳が1頭となっています。


次に毛色ですが、連対馬では鹿毛が22頭と最も多く、続いて栗毛が17頭、黒鹿毛が9頭、青鹿毛が3頭、芦毛が1頭となっています。
3着馬では鹿毛が14頭と最も多く、続いて黒鹿毛が6頭、青鹿毛と栗毛が各3頭となっていました。


1番人気ですが、過去26年で10頭の連対とあまりよくありません。

ちなみに、その1番人気が連をはずした16年ですが、そのうち12年で2番人気の馬が3着以上に入っていました。
あと1番人気も2番人気も連に絡まなかった残り4年は3番人気(2回)、4番人気(2回)がそれぞれ入っていました。


それから、また蒸し返すようですが、もう少し前走のレースについて掘り下げようと思います。
東京競馬場の馬場改装後の03年以降19年までの17年で見てみますと、前走条件戦を走った馬は1着から3着までの50頭中では18頭が入っていました。
内訳は、準オープンが13頭、1000万下が5頭となっていました。
また、05年、13年、14年を除く13年は少なくとも1頭は入っていました。(07年、08年、12年、18年は2頭ずつ)

その前走準オープン戦の13頭の前走の人気と着順ですが、順に、4番人気5着、7番人気1着、1番人気1着、2番人気2着、1番人気1着、1番人気2着、1番人気1着、1番人気1着、1番人気1着、3番人気3着、2番人気1着、8番人気3着、2番人気1着となっていました。
それから前走1000万下戦の
5頭のその前走の人気と着順ですが、6番人気1着、9番人気1着、1番人気1着、8番人気1着、7番人気1着となっていて、人気薄の1着が4頭といたというのが特筆すべきところとなっています。
今回の出走馬で前走準オープン特別(3勝クラス)を走っていた馬は、上記で挙げました通りで、また今回前走1000万下戦(2勝クラス)を走った馬の登録はありません。


以上ですが、今年も難解ですね。
ともかくも、今年も、人気とオッズが出てから、上記のデータを基に、丁寧に検討していこうと思います。


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