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第74回 鳴尾記念のデータ [競馬データ]

12年から競馬番組変更に伴い、2000m芝に戻ってこの6月に行われています。
その代わりに、それまでこの5月に行われていた金鯱賞が、リニューアルされた中京競馬場で、同じ12年から12月に移動して、2000m芝に変更して行われています。(ただし17年からは、その金鯱賞は、12月から翌年の3月に移動変更になっています。その代わりに、12月には、阪神競馬場でかつてこの時期に行なわれていた鳴尾記念と同じ施行のレースとして、「チャレンジC」の名称で行われています。)
いずれにしても、11年までの金鯱賞と同じく、12年からそれに代わって行われている鳴尾記念は宝塚記念の重要な前哨戦となります。
ちなみに、ここ7年の鳴尾記念から宝塚記念に挑んだ馬は、12年は4頭、13年は2頭、14年も2頭、15年も2頭、16年は3頭、17年は1頭、18年は2頭、19年は1頭、20年も1頭でした。
そのうち、12年では、鳴尾記念1番人気2着だったショウナンマイティが宝塚記念では6番人気3着、13年では、鳴尾記念3番人気3着だったダノンバラードが宝塚記念では5番人気2着、14年では、2番人気4着だったカレンミロティックが宝塚記念では9番人気2着、15年では、6番人気1着だったラブリーディが宝塚記念でも1着で、4年連続で上位着順馬が1頭ずつ宝塚記念で3着以内に入っていました。
しかし、16年は、3頭の中で鳴尾記念2番人気2着だったステファノスが宝塚記念では7番人気5着が最高位、結局1頭も3着以内には入らず、17年も、唯一10番人気5着だったスピリッツミノルが出走しましたが、9番人気7着で上位には入らず、18年も鳴尾記念4番人気1着だったストロングタイタンは宝塚記念では8番人気11着、もう1頭も二桁着順と、上位には入りませんでした。
19年は、鳴尾記念6番人気5着だったノーブルマーズは宝塚記念では10番人気6着、昨年20年は、鳴尾記念4番人気3着だったレッドジェニアルは堯あr塚記念では15番人気10着と、結局16年以降5年連続鳴尾記念出走した馬が宝塚記念では3着以内に入っていません。
さて今年はどうでしょうか。

しかしながら、今年は京都競馬場が大規模整備工事の影響のため、馬場養生など日程が変則となっています。
今年は代替で、中京競馬場で行われます。
よって、過去の従来行われる阪神競馬場施行のデータは使えないことになりますが、とりあえず参考程度ということで、12年以降、過去9年間の鳴尾記念の傾向を、単純に羅列していこうと思います。


まずは1番人気馬ですが、
12年の1番人気(単勝オッズ2.7倍)ショウナンマイティ  2着
13年の1番人気(単勝オッズ3.5倍)パッションダンス   6着
14年の1番人気(単勝オッズ3.9倍)エアソミュール    1着
15年の1番人気(単勝オッズ2.4倍)エアソミュール    4着
16年の1番人気(単勝オッズ2.8倍)ヤマカツエース    6着
17年の1番人気(単勝オッズ2.3倍)スマートレイヤー   2着
18年の1番人気(単勝オッズ2.8倍)トリオンフ        2着
19年の1番人気(単勝オッズ2.7倍)メールドグラース   1着
20年の1番人気(単勝オッズ2.4倍)サートゥルナーリア  4着
と、9年中5年で連対しています。

それから、人気の組み合わせは、
12年は「2番人気-1番人気-5番人気」
13年は「6番人気-7番人気-3番人気」
14年は「1番人気-9番人気-10番人気」
15年は「2番人気-8番人気-4番人気」
16年は「3番人気-2番人気-13番人気」
17年は「3番人気-1馬人気-7番人気」
18年は「4番人気-1番人気-2番人気」
19年は「1番人気-5番人気-4番人気」
20年は「10番人気-1番人気-4番人気」
となっていました。
4着まで広げれば、4着以内に4番人気以上の上位人気の馬が少なくとも2頭入っていて、12年、18年、19年を除けば、6番人気以下の人気薄の馬が少なくとも1頭入っていました。
これを、単勝オッズでの組み合わせで見てみますと、
12年は「3.8倍-2.7倍-10.1倍」
13年は「11.6倍-26.8倍-4.5倍」
14年は「3.9倍-16.8倍-25.3倍」
15年は「4.0倍-35.8倍-8.0倍」
16年は「3.8倍-3.3倍-252.7倍」
17年は「7.9倍-2.3倍-13.8倍」
18年は「5.9倍-2.8倍-3.8倍」
19年は「2.7倍-13.7倍-4.8倍」
20年は「33.5倍-1.8倍-9.9倍」
となっていました。
9年とも少なくとも1頭、3着以内に単勝オッズ4.0倍以下の馬が入っていて、13年、14年以外の7年は、一桁オッズが3頭中2頭もしくは3頭入っていました。


毛色の組み合わせは、
12年 「鹿毛-青鹿毛-黒鹿毛」
13年 「鹿毛-栗毛-黒鹿毛」
14年 「黒鹿毛-黒鹿毛-鹿毛」
15年 「黒鹿毛-鹿毛-鹿毛」
16年 「黒鹿毛-鹿毛-鹿毛」
17年 「黒鹿毛-芦毛-芦毛」
18年 「鹿毛-黒鹿毛-青鹿毛」
19年 「黒鹿毛-黒鹿毛-鹿毛」
20年 「栗毛-鹿毛-黒鹿毛」
となっていました。
毎年3着以内に少なくとも1頭入っている黒鹿毛馬に、一応要注意ですね。
特に、14年から17年までの4年連続勝っているのは特筆すべきですね。
ちなみに今回の出走馬で黒鹿毛馬は、サンレイポケット、ショウナンバルディ、ペルシアンナイト、ユニコーンライオンの4頭となっています。


次に臨戦過程ですが、過去のG1経験も含めて前走のレースを見ていきたいと思います。
12年の上位3頭は、3頭とも過去にG1を経験していました。
また、それぞれの前走ですが、
1着馬のトゥザグローリーが前走中山記念1番人気10着
2着馬のショウナンマイティが前走大阪杯6番人気1着
3着馬のトーセンラーが前走新潟大賞典3番人気11着
となっていました。
13年の上位3頭ですが、2着のエクスペディションは、G1経験はありませんでしたが、1着のトウケイヘイローは朝日杯FSで4着、3着のダノンバラードは皐月賞3着の経験がありました。
また、それぞれの前走ですが、
1着馬のトウケイヘイローが前走京王杯スプリングS2番人気8着
2着馬のエクスペディションが前走小倉大賞典4番人気16着
3着馬のダノンバラードが前走日経賞6番人気7着
となっていました。
14年の上位3頭ですが、1着のエアソミュールと2着のアドマイヤタイシは、それぞれG1経験はありませんでしたが、3着のフラガラッハはマイルCSで17着、天皇賞(秋)で9着、15着と3回経験がありました。
また、それぞれの前走ですが、
1着馬のエアソミュールが前走中山記念8番人気10着
2着馬のアドマイヤタイシが前走新潟大賞典10番人気13着
3着馬のフラガラッハが前走大阪杯8番人気6着
となっていて、過去2年と違って、3頭とも前走は8番人気以下の下位人気となっていました。
15年の上位3頭ですが、3頭ともG1経験がありました。
また、それぞれの前走ですが、
1着馬のラブリーディが前走G1の天皇賞(春)8番人気8着
2着馬のマジェスティハーツが前走オープン特別7番人気4着
3着馬のアズマシャトルが前走新潟大賞典8番人気12着
となっていて、3頭とも前走は7番人気以下の下位人気となっていました。
16年の上位3頭ですが、連対馬2頭がG1経験がありました。
そして、この2頭はそれぞれG1で2着の経験もありました。
それぞれの前走ですが
1着馬のサトノノブレスが前走天皇賞(春)12番人気11着
2着馬のステファノスが前走香港のG1で8番人気10着
3着馬のプランスペスカが前走オープン特別11番人気7着
となっていて、3頭とも前走は8番人気以下の下位人気となっていました。
17年の上位3頭ですが、2着馬、3着馬がG1経験がありました。
そして、この2頭はそれぞれG1で、4着、3着の経験もありました。
それぞれの前走ですが、
1着馬のステイインシアトルが前走オープン特別の福島民報杯2番人気6着
2着馬のスマートレイヤーが前走G1のヴィクトリアマイルで4番人気4着
3着馬のマイネルフロストが前走新潟大賞典11番人気2着
となっていて、前走は、過去3年と違って、連対馬は前走2番人気、4番人気の上位人気、3着馬は、過去3年と同じく11番人気と下位人気となっていました。
18年の上位3頭ですが、2着馬、3着馬がG1経験がありました。
それぞれの前走ですが、
1着馬のストロングタイタンが前走オープン特別の都大路S3番人気9着
2着馬のトリオンフが前走新潟大賞典で1番人気4着
3着馬のトリコロールブルーが前走オープン特別の大阪城S4番人気1着
となっていました。
19年の上位3頭ですが、2着馬、3着馬がG1経験がありました。
それぞれの前走ですが、
1着馬のメールドグラースが前走新潟大賞典7番人気1着
2着馬のブラックスピネルが前走新潟大賞典で9番人気5着
3着馬のステイフーリッシュが前走G1の大阪杯で12番人気13着
となっていました。
20年の上位3頭ですが、3頭共G1経験がありました。
それぞれの前走ですが、
1着馬のパフォーマプロミスが前走前年のG1の天皇賞(春)8番人気3着
2着馬のラヴズオンリーユーが前走G1のヴィクトリアマイルで3番人気7着
3着馬のレッドジェニアルが前走G1の大阪杯で12番人気8着
となっていました。


枠順の出目ですが、
12年は「8枠-7枠-6枠」
13年は「5枠-5枠-4枠」
14年は「8枠-7枠-2枠」
15年は「8枠-6枠-4枠」
16年は「3枠-7枠-2枠」
17年は「8枠-7枠-3枠」
18年は「7枠-2枠-5枠」
19年は「7枠-8枠-6枠」
20年は「1枠-4枠-4枠」
という順となっていました。
12年、14年、15年、17年で「8枠」が1着
12年、14年、16年、17年で「7枠」が2着
12年、18年、19年を除く3着馬は、2枠(2頭)、3枠(1頭)、4枠(3頭)とこの辺りの枠番で分け合っています。


以上ですが、12年は固く収まりましたが、13年、14年は、馬連は万馬券、3連単はそれぞれ19万円台、10万円台と一転して荒れました。
続く15年も、その荒れた2年間ほどにはなりませんでしたが、馬連は7千円台、3連単は7万円台とその2年間に準じた配当となりました。
16年は、馬連は630円と固く収まりましたが、3着に単勝オッズ万馬券の馬が来ましたので、3連単は12万円台と荒れています。
17年は、馬連は850円、3連単は14460円、18年は、馬連は860円、3連単は5690円、19年は、馬連は1880円、3連単は11410円と、この3年は比較的固く収まっています。
昨年20年は、馬連は3360円、3連単は83670円とそこそこ荒れました。
荒れるか荒れないかの判断が難しいところですね。
ともかくも、今年も昨年までと同様、上記のデータを参考程度にして、主に勘を働かせて予想の結論を出そうと思います。

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