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第71回 安田記念のデータ [競馬データ]

6月に変更になった96年以降25年、連対馬50頭、3着馬28頭からです。


毎年取り上げていますが、ともかくも「東京巧者」の馬がそれなりの活躍をしています。
連対馬で、東京競馬場芝コースで5割以上の連対率(5割も含む)があったのは、50頭中35頭いました。
今回の出走馬15頭で東京芝が5割以上の連対率(1戦も含む)があったのは、インディチャンプ、グランアレグリア、サリオス、シュネルマイスター、ダノンキングリー、ラウダシオンの6頭となっています。

また、残りの東京芝連対率5割に満たない15頭(東京経験のなかった4頭(外国馬3頭、オリエンタルエクスプレス、フェアリーキングブローン、アルマダと13年1着のロードカナロア)も含む)ですが、一つの共通点がありました。
それは、血統で父あるいは母の父(BMS)のどちらかでノーザンダンサー系が絡んでいたということです。
今回、東京芝で連対率5割に満たない馬か東京経験のなかった馬でノーザンダンサー系絡みの出走馬は、カテドラル、カラテ、ギベオンの3頭となっています。

3着馬も見てみますと、25頭中東京芝連対率5割以上あったのは9頭、東京経験なしが4頭、5割を切っていたのは12頭となっていました。
その5割を切っていた12頭のうち、ノーザンダンサー系絡みは6頭となっていました。

全体的にノーザンダンサー系絡みの馬を見てみますと、連対馬50頭中31頭いました。
東京芝連対率5割を切っていた15頭中15頭がノーザンダンサー系であったことから、つまり、東京芝連対率5割以上のノーザンダンサー系絡みの馬は、35頭中16頭ということになります。
出走馬では、サリオス、シュネルマイスター、ダノンキングリーの3頭が該当します。

あと、残りのノーザンダンサー系絡みでなかった連対馬14頭ですが、上記からすべて東京芝連対率5割以上ということになります。
今回の出走馬でこれに該当するのは、インディチャンプ、グランアレグリアの2頭になります。
逆にノーザンダンサー系絡みでない東京連対率に満たない登録馬は、ケイデンスコール、ダイワキャグニー、ダノンプレミアム、トーラスジェミニの4頭になりますが、今年もこのデータが繰り返されるならば連対はないことになります。(3着の可能性はもちろんあります)
さてどうでしょうか。

そのノーザンダンサー系絡みでなかった連対馬17頭の当日人気を見てみますと、1番人気が4頭、2番人気、3番人気、4番人気、5番人気が各2頭、6番人気、8番人気、9番人気、13番人気、16番人気が各1頭ずつとなっていました。

一方、3着のノーザンダンサー系絡みの馬は25頭中11頭となっていました。
その残りのノーザンダンサー系絡みでなかった14頭ですが、そのうち11頭の父がミスタープロスペクター系となっていました。
今回これに該当する出走馬は、インディチャンプ、ケイデンスコール、ダイワキャグニー、トーラスジェミニ、ラウダシオンの5頭となっています。


次に枠の出目ですが、連対馬で一番多く出ているのは5枠の10頭で、続いて8枠の8頭で、それから7枠の7頭、2枠と6枠の各6頭、1枠と3枠の各5頭と続き、あと4枠が3頭となっていました。
余談ですが、07年「1-3」が出るまでの前の年までは、「6枠」「7枠」「8枠」の外枠が毎年片方か両方で絡んでいました。

その後は、翌08年が「3-8」と絡みましたが、09年は「2-3」とまた外枠が連に絡みませんでした。
その後の10年は「5-8」、11年は「1-7」とまた外枠が連続絡みましたが、12年は「2-2」、13年は「1-5」と外枠が2年連続、連を外しました。
その後の14年は「5-6」、15年は「3-7」、16年は「5-6」、17年は「7-8」と、この4年連続、「6枠」「7枠」「8枠」の外枠が毎年片方か両方で絡んでいましたが、翌18年は「2-5」、続く昨年19年は「1-3」と外枠は絡みませんでした。
昨年20年は、「4-7」と外枠は絡んでいます。
結局、96年から昨年20年までの25年間中、「6枠」「7枠」「8枠」の外枠が連をはずしたのは、07年、09年、12年、13年、18年、19年の6年ということになります。
(そのうちの3着馬は、07年は8枠、13年は8枠、19年は7枠とその3年は外枠が入っていました。ちなみに残りは、09年は2枠、12年は4枠、18年は1枠ということで、25年中22年、少なくとも1頭、「6枠」「7枠」「8枠」が3着以内に絡んでいたことになります。)
特に連対馬では、外枠が連を外したのがこの07年から昨年までの14年間中その6年というのは気になるところですね。
もうかつてのような、外枠強しの傾向は薄れたのかも知れませんが、ここ7年中5年では外枠が絡んでいますので、今年の判断も難しいところです。
3着馬では、8枠が5頭、4枠が5頭、1枠が4頭、2枠と6枠と7枠が各3頭、3枠と5枠が各1頭となっています。

また、全体的に外枠の中でも「8枠」がよく絡んでいます。
過去25年中、96年、98年、99年、00年、05年、09年、11年、12年、14年、15年、16年、18年、19年、20年を除く11年で8枠が3着以内に入っていました。(1着3頭、2着5頭、3着5頭)
そのうち01年、02年には2頭3着以内に入っていました。
その3着以内に入った8枠の馬の当日の人気は、2番人気1頭、5番人気3頭、6番人気1頭、7番人気2頭、8番人気3頭、9番人気2頭、12番人気1頭となっていて、ほぼ中くらいの人気薄の馬が目立っていました。
ただ、ここ12年中8枠が3着以内に入ったのは10年と13年と17年の3年と前よりかなり減っているところが気になるところです。

また、内枠の「1枠」と「2枠」もよく絡んでいます。
過去25年中、97年、99年、00年、01年、04年、05年、14年、15年、16年、17年、20年を除く半分強の14年で、1枠か2枠のどちらか、あるいはその中から2頭、3着以内に入っていました。(1着6頭、2着5頭、3着6頭)
特に06年以降13年までの8年連続で3着以内に入っていました。
その3着以内に入った1枠、2枠の馬の当日の人気は、1番人気2頭、2番人気2頭、3番人気3頭、4番人気2頭、5番人気3頭と、入った17頭中12頭は5番人気以上の上位人気となっていました。
あと残り4頭は、9番人気、10番人気、12番人気、13番人気が各1頭となっていて、結構下位人気も入っていました。
これを見る限りでは、「8枠」で入った馬とは違う傾向を見せています。


毛色は、連対馬では鹿毛が29頭、栗毛が10頭、黒鹿毛が5頭、芦毛が4頭、青鹿毛が2頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が9頭、栗毛が7頭、黒鹿毛、青鹿毛、芦毛が各3頭となっています。


当日の人気ですが、1番人気は、96年から99年までの4年連続で連対していましたが、00年から08年までの9年間は連対していませんでした。
しかしながら、09年1番人気のウオッカが1着となり、10年ぶりに連対を果たしました。
しかし、10年の1番人気は14着、11年の1番人気は6着、そして12年の1番人気は9着とまた3年連続1番人気は連対を果たせませんでした。
続く13年は、1番人気のロードカナロアが人気に応え1着となり09年以来の連対となりました。
14年も1番人気のジャスタウェイが1着、15年、続く16年も1番人気のモーリスがそれぞれ1着、2着と1番人気が4年連続連対を果たしました。
1番人気が4年連続で連対したのは、実に99年以来16年ぶりとなりました。
しかしながら、17年の1番人気イスラボニータは8着、18年の1番人気スワーヴリチャードは3着、昨年19年の1番人気アーモンドアイも3着と、この3年は連対していませんでした。
昨年20年の1番人気アーモンドアイは2着と連対しています。
結局、過去25年中1番人気は10連対となっています。
さて今年の1番人気馬はどうでしょうか。


また、単勝オッズ一桁台は連対馬50頭中23頭で、10倍台は19頭、20倍台は5頭、30倍台は2頭、そして120.5の単勝オッズ万馬券が1頭となっていました。
3着馬では、1番人気は3頭(03年、18年、19年)、2番人気は1頭で、3番人気~5番人気は9頭、6番人気は1頭、7番人気以下は11頭となっていました。
単勝オッズは、一桁が25頭中11頭で、10倍台は3頭、20倍台は3頭、30倍台は5頭、40倍台は1頭、50倍台が1頭、そして142.1倍の単勝オッズ万馬券が1頭となっていました。


次に臨戦過程ですが、連対馬では、前走のレースで一番多かったのは京王杯組で16頭いました。
その京王杯での人気は、1番人気から6番人気の間で、着順は1着から9着の間となっていました。
今回の登録馬でこれに該当するのは、1番人気1着のラウダシオンの1頭となっています。
3着馬では、前走京王杯だったのは25頭中4頭のみとなっていました。
その人気と着順はそれぞれ、13番人気7着、3番人気11着、2番人気3着、2番人気1着となっていました。
登録馬では、先に挙げた1頭の他に前走京王杯を走った馬は、12番人気9着のビッククインバイオの1頭がいます。

続いて、連対馬で前走京王杯以外は34頭いたことになりますが、その前走が有馬記念10番人気14着のジェニュイン(97年2着)、ドバイデューティフリー人気不明15着のアサクサデンエン(06年2着)、同じく人気不明3着のダイワメジャー(07年1着)、マイラーズC9番人気1着のコンゴウリキシオー(07年2着)、マイラーズC2番人気9着のスーパーホーネット(10年2着)、マイルCS7番人気9着のグランプリボス(14年2着)、中山記念7番人気3着のロゴタイプ(17年2着)の計7頭を除いた27頭の前走の人気は1番人気から6番人気まで、その着順も1着から6着までの間にそれぞれ入っていました。
また、34頭中17頭の前々走はG1となっていました。
上記の例外の7頭では、そのうち5頭の前々走がG1でした。
前走京王杯以外の登録馬で、前走の人気が6番人気以上の上位人気、着順6着以内で、なおかつ前々走G1だった馬は、グランアレグリア、サリオス、ダノンプレミアムの3頭となっています。
また、前走の人気着順が上記に該当しながら前々走はG1でなかったのは、インディチャンプ、カテドラル、カラテ、ギベオン、ケイデンスコール、シュネルマイスターの6頭となっています。

3着馬で前走京王杯以外の21頭を見てみますと、05年06年の外国馬2頭以外の19頭の前走の人気は、1番人気が9頭、2番人気が2頭、3番人気が4頭、4番人気、5番人気、7番人気、9番人気が各1頭となっていました。
また前走の着順は(外国馬2頭を含む)、1着が6頭、2着も3頭、3着が5頭、4着が2頭、5着が3頭、6着、10着が各1頭と、2頭を除いて掲示板に載っていました。
ほぼ連対馬と同じような傾向となっています。
ちなみに、前々走G1を走っていたのはそのうち3頭でした。


年齢は、1着馬では、6歳馬が10頭と最も多く、続いて4歳が7頭、5歳が4頭、7歳が3頭、3歳が1頭となっています。
2着馬では、5歳が11頭と最も多く、続いて4歳が8頭、7歳が4頭で、1着馬で最も多かった6歳馬は13年までは1頭も入っていませんでしたが、14年初めて2着に入り、続く15年も連続して2着に入りました。
3着馬では、6歳馬が10頭と最も多く、続いて5歳が7頭、4歳が6頭、3歳と7歳が各1頭となっていました。
今回の登録馬で6歳馬はインディチャンプ、ギベオン、ダノンプレミアムの3頭となっています。


それから、05年以降19年までの15年、連続500kg以上の馬が少なくとも1頭連対していました。(2頭共は13年と15年)
しかし昨年20年は16年ぶりに絡みませんでした。
その間の連対馬32頭中、前走も当日も500kg以上だった馬は17頭となっています。
あとの15頭ですが、そのうち当日490kg台だったのは9頭、あと、474kg(10年2着)、486kg(08年1着)、454kg(05年2着)、482kg(18年1着)、470kg(19年2着)、488kg(20年2着)となっていました。
3着馬16頭では、当日500kg以上だったのは5頭、490kg台だったのは2頭、480kg台だったのは2頭、470kg台だったのは4頭、あと、464kg(08年)、452kg(13年)となっています。


以上ですが、今年はグランアレグリアが圧倒的1番人気になりそうですが、他にもマイル得意な馬、東京が得意な馬がいますので、結構悩むことになりそうです。
3連単が始まった05年以降昨年までの16年、その配当はすべて万馬券となっていますので、なおさら悩みそうですね。
ともかくも、上記のデータを細かく整理しながら結論を出していこうと思います。

タグ:安田記念
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