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第16回 オーシャンステークスのデータ [競馬データ]

「オーシャンS」として別定のオープン特別で施行された00年から05年までの6年間、そしてG3となった06年から昨年までの15年間、計21年、連対馬42頭、3着馬21頭からです。

 

 

まず血統ですが、連対馬では、父の血統は、ヘイルトゥリーズン系が15頭、ナスルーラ系が11頭、ミスタープロスペクター系が8頭、ノーザンダンサー系が7頭、サーゲイロード系が1頭となっていました。
3着馬では、ヘイルトゥリーズン系が6頭(タイキシャトルがのべ2頭、サンデーサイレンス、メイショウオウドウ、ハーツクライ、ディープインパクトが各1頭)、ナスルーラ系も6頭、ミスタープロスぺー系が4頭、ノーザンダンサー系が3頭、プリンスローズ系、マンノウォー系が各1頭とほぼ連対馬と同じ傾向となっています。
特に全体的にナスルーラ系産駒が目立っています。
また、母の父(BMS)ですが、連対馬42頭中12頭、3着馬21頭中8頭がノーザンダンサー系となっていました。
さらに、全体的にノーザンダンサー系絡みで見てみますと、連対馬42頭中17頭、3着馬21頭中9頭が父かBMSで絡んでいました。
そのノーザンダンサー系絡みではなかった連対馬の残り25頭ですが、
00年2着のタマルファイター
03年2着のニホンピロハーレー
07年1着アイルラヴァゲインと2着サチノスイーティ
08年1着プレミアムボックスと2着のエムオーウイナー
09年1着アーバニティと2着のコスモベル
10年1着のキンシャサノキセキ
11年1着のダッシャーゴーゴーと2着のキンシャサノキセキ
12年2着のグランプリエンゼル
13年1着のサクラゴスペルと2着のダッシャーゴーゴー
14年1着のスマートオリオンと2着のスノードラゴン
15年1着のサクラゴスペルと2着のハクサンムーン
16年1着のエイシンブルズアイと2着のハクサンムーン
17年2着のナックビーナス
18年1着のキングハートと2着のナックビーナス
19年2着のナックビーナス
20年2着のナックビーナス
となっていて、特にここ14年、28頭の連対馬のうち23頭がノーザンダンサー系絡みではない馬が占めていました。
3着馬も、過去14年、07年から11年まで5年連続ノーザン絡みの馬が入っていましたが、12年以降の9年では逆に、13年を除く9年はノーザンダンサー系絡みではない馬が入っていました。
ここに来て傾向がガラッと変わってしまったのかも知れません。

しかしながら、全体的に見てみますと、21年中最初の1年(00年)と13年、15年、16年を除く16年で、ノーザンダンサー系絡みの馬が少なくとも1頭は3着以上に入っていますので、基本的にはノーザンダンサー系絡みの馬には注意が必要かと思います。
ちなみに、今回の登録馬でノーザンダンサー系絡みなのは、19頭中、アルピニズム、アンヴァル、エイティーンガール、カレンモエ、ジュニパーベリー、ラヴィングアンサーの6頭となっています。


次に臨戦過程ですが、昨年までも取り上げていますが、同じ施行の「中山1200m芝」に限って見てみますと、その中山1200m芝を過去に走ったことのある馬は連対馬42頭中37頭と当然ながらほとんどの馬に経験がありました。
その37頭ですが、このオーシャンSの前に走った中山1200m芝の中で一番近いレースでの成績は、1着が15頭、2着が7頭、3着が1頭、4着が2頭(2着からの降着1頭を含む)、5着が4頭と37頭中29頭が掲示板に載っていました。

掲示板に載らなかった8頭はそれぞれG1のスプリンターズSの6着、12着(2頭)、13着、16着(2頭)、同じオーシャンSの前年での8着、準オープン13着となっていました。
特にこの前年8着だったのは、06年のこのレース優勝馬のネイティヴハートで、この馬はその3年前の03年にもこのレースで1着になっています。
あと、中山1200m芝を走っていない5頭のうち1頭は、中山1600m芝で連続連対していました。
またそのうち2頭は、中山1200mダートで1着になっていたという経験がありました。
あともう2頭は09年2着のコスモベルと16年のエイシンブルズアイで、それまでまったく中山で走ったことはありませんでした。
3着馬も見てみますと、21頭中08年の3着馬ナカヤマパラダイスと11年と14年の3着馬レッドスパーダ、15年の3着馬ベステゲシェンク以外の17頭が中山1200m芝の経験があり、過去で一番近い中山1200m芝の成績は、その17頭中11頭が掲示板に載っていました。
また、そのナカヤマパラダイスですが、中山1200mダートで2回1着の経験がありました。
レッドスパーダは、先の3着では、1200mの距離はこれが初めてで、それ以外の距離での中山の成績は1着、2着、5着となっていました。
その後、中山1600m芝で4着に入った経験があって、3年後に再び3着に入りました。
ベステゲシェンクは、中山は1走だけ経験があり、1600m芝で3着でした。
ちなみに、今回の登録馬の臨戦過程で、一番近い中山1200m芝で掲示板に載っていたのは、アウィルアウェイ(3着)、アストラエンブレム(1着)、アルピニズム(1着)、ダイメイフジ(2着)、ジュニパーベリー(1着)、ニシオボヌール(2着)の6頭となっています。


次に毛色ですが、1着馬では、鹿毛が12頭、黒鹿毛が6頭、栗毛が3頭となっていました。
2着馬では、鹿毛が8頭、栗毛と青鹿毛が各4頭、黒鹿毛が3頭、栃栗毛と芦毛が各1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が12頭、芦毛が4頭、栗毛と黒鹿毛が各2頭、青鹿毛が1頭となっています。


それから年齢ですが、1着馬では、5歳が11頭と最も多く、続いて4歳が5頭、6歳と7歳が各2頭、8歳が1頭となっています。
2着馬では、6歳が6頭、4歳と7歳が各5頭、5歳が4頭、8歳が1頭となっていました。
3着馬では、5歳が7頭、4歳が5頭、6歳と8歳が各3頭、7歳、8歳、9歳が各1頭となっていました。


当日の1番人気ですが、1着、2着、1着、2着、3着、5着、3着、1着、16着、10着、16着、3着、4着、2着、13着、2着、5着、1着、3着、1着、1着と、08年から10年と14年、16年の5年を除けばまあまあの成績を残しています。


また、当日の単勝オッズですが、25倍以上の人気薄の馬が、過去21年で09年、10年11年、13年、15年、16年、17年、19年、20年を除く12年で少なくとも1頭(07年、12年、14年は2頭)が3着以上に入っていました。
その09年も、25倍以上ではないですが、8番人気で20.4倍だったソルジャーズソングが4着に入っていました。
また、13年も7番人気で21.5倍のツルマルレオンが3着に入っていましたし、4着にも15番人気で118.1倍のポアゾンブラックが入っていました。
15年では、4着に単勝オッズ36.2倍の13番人気ラインスピリットが4着に入っていました。
16年では、単勝オッズ21.3倍の8番人気スノードラゴンが3着に入っていました。
昨年20年では、単勝オッズ177.6倍の11番人気のグランドボヌールが4着の入っていました。
あと、10年は16番人気で単勝オッズ98.4倍のファイングレイン、11年は8番人気で単勝オッズ36.7倍のケイアイアストンが、それぞれ共に5着、17年は10番人気で単勝オッズ31.9倍のバクシンテイオーが6着、19年は13番人気で単勝オッズ82.3倍のショウナンアンセムが5着に入っていましたので、一応は単勝オッズ20倍辺り以上の馬を1頭ないし2頭、勝負目に忍ばせてもいいかも知れません。
ただ、この忍ばせるか、忍ばせないかの二者択一は、結構難解ですね。


以上ですが、ここ8年の3連単の配当をさかのぼってみますと、
20年は、「1番人気-3番人気-2番人気」で決まって3連単は1990円
19年は、「1番人気-2番人気-7番人気」で決まって3連単は1万円台
18年は、「10番人気―2番人気-1番人気」で決まって3連単は13万円台
17年は、「1番人気―3番人気-4番人気」で決まって3連単は5千円台
16年は、「5番人気-4番人気-8番人気」で決まって3連単は14万円台
15年は、「7番人気-1番人気-4番人気」で決まって3連単は5万円台
14年は、「3番人気-11番人気-9番人気」で決まって3連単は57万台
13年は、「2番人気-1番人気-7番人気」で決まって3連単は約1万円
12年は、「9番人気-5番人気-14番人気」で決まって3連単は約260万円
11年は、「3番人気-2番人気-1番人気」で決まって3連単は約1万円
と、配当に大きな変化があって、非常に予想が難しいレースとなっています。
さて今年も荒れるのか、固く収まるのか、まずはこの二者択一から始めなくてはいけないようです。
それを踏まえて、まずは1番人気馬の取捨選択、そして単勝オッズ20倍辺り以上の馬を入れるか入れないかの取捨選択と、今年もそのあたりの検討から始めていきたいと思います。

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