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第56回 京都牝馬ステークスのデータ [競馬データ]

この京都牝馬ステークスも、京都競馬場が大規模整備工事のため、今年は阪神競馬場で行われます。

過去の京都競馬場施行のデータは参考にならないかも知れませんが、とりあえず今年も毎年と同じように、昨年までの京都競馬場でのレースの傾向を挙げていきたいと思います。
ただし、この京都牝馬ステークスは、15年まで長く1600m芝で行われていましたが、16年から、それまでの距離1600mから1400mに短縮、さらに日程もそれまでより1ヶ月遅れの開催になりました。
よって、その16年以降、昨年20年までの5年間のデータを挙げていきたいと思います。


まず前走ですが、15年までのこのレースでは、同じ距離の1600m芝を走った馬は連対馬では約半数の馬がいて、その約3分の2が連対していました。
では、16年以降はどうだったのでしょうか。
16年に1400m芝で初めて行われた京都牝馬ステークスでは、出走馬の中で前走1600m芝を走って連対していたのは2頭(前走準オープン1番人気1着、前走京都金杯3番人気1着)のみでしたが、その2頭はそれぞれ6番人気2着、3番人気3着と上位に入りました。
残りの1着馬(1番人気)の前走は、エリザベス女王杯の2200m芝(5番人気8着)でした。
17年では、前走1600m芝を走って連対していたのは、レッツゴードンキ(前走オープン特別6番人気2着)の1頭でしたが、1番人気1着で勝っています。
残りの2着馬(7番人気)、3着馬(5番人気)の前走は、それぞれ、1200m芝(準オープン1番人気1着)、1400m芝(準オープン3番人気1着)となっていました。
18年では、前走1600m芝を走った馬は3頭(前走ターコイズS(G3)5番人気1着、前走準オープン5番人気1着、前走準オープン9番人気1着とすべて1着)いましたが、それぞれ1番人気1着、4番人気2着、9番人気4着と3頭とも上位に入っていました。
残りの3着馬(5番人気)の前走は、1400m芝(準オープン8番人気2着)となっています。
19年では、前走1600m芝を走って連対した馬は3頭(前走準オープン1番人気1着、前走ターコイズ5番人気1着、前走ターコイズS10番人気2着)でしたが、その3頭はそれぞれ2番人気4着、1番人気5着、4番人気9着と、前走連対した馬が初めて1頭も上位に入ることができませんでした。
逆に前走1600m芝で連対を外した馬は3頭、そのうち前走ターコイズS9番人気7着だった1頭が7番人気2着と連対していました。
残りの1着馬(9番人気)、3着馬(13番人気)の前走は、両馬とも1400mとなっています。
昨年20年で前走1600m芝を走っていた馬は8頭いましたが、連対していたのは、サウンドキアラ(前走京都金杯3番人気1着)の1頭でした。
そのサウンドキアラは見事1番人気1着となっています。
あと、連対を外した中で前走ターコイズS9番人気3着だったメイショウグロッケが13番人気3着で上位に入っていました。
あと、残りの2着馬(6番人気)の前走は、1400m芝となっていました。
結局、16年から20年までの上位3頭、計15頭の前走の距離ですが、1600m芝が8頭、1400m芝が5頭、1200m芝、2200m芝が各1頭となっています。


次に、過去5年の年齢ですが、
16年の1着馬~3着馬の年齢は、4歳、5歳、6歳
17年の1着馬~3着馬の年齢は、5歳、4歳、6歳
18年の1着馬~3着馬の年齢は、4歳、4歳、5歳
19年の1着馬~3着馬の年齢は、5歳、5歳、4歳
20年の1着馬~3着馬の年齢は、5歳、4歳、6歳
となっていました。
参考までに、6歳馬に関して、16年は18頭中5頭、17年は18頭中7頭、18年は12頭中1頭、19年は17頭中5頭、20年は17頭中4頭の出走となっていました。


毛色はですが、
16年の1着馬~3着馬の毛色は、3頭とも黒鹿毛
17年の1着馬~3着馬の毛色は、栗毛、鹿毛、鹿毛
18年の1着馬~3着馬の毛色は、3頭とも鹿毛
19年の1着馬~3着馬の毛色は、鹿毛、黒鹿毛、黒鹿毛
20年の1着馬~3着馬の毛色は、3頭とも鹿毛
となっていました。


父の血統ですが
16年の1着馬~3着馬の父の血統は、3頭ともヘイルトゥリーズン系の中のサンデーサイレンス系(マンハッタンカフェ、ハーツクライ、ステイゴールド)
17年の1着馬~3着馬の父の血統は、連対馬2頭共ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ、アドマイヤムーン)、3着馬はヘイルトゥリーズン系の中のサンデーサイレンス系(ディープインパクト)
18年の1着馬~3着馬の父の血統は、3頭ともヘイルトゥリーズン系の中のサンデーサイレンス系(ダイワメジャー、マンハッタンカフェ、ドリームジャーニー)
19年の1着馬~3着馬の父の血統は、3頭ともヘイルトゥリーズン系の中のサンデーサイレンス系(マンハッタンカフェ、ステイゴールド、ダイワメジャー)
20年の1着馬~3着馬の父の血統は、前の4年と違った様相となりました。
1着馬はヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンス系(ディープインパクト)でしたが、2着馬はナスルーラ系のレッドゴッド系、3着馬はノーザンダンサー系のサドラーズウェルズ系となっていました。


枠番の出目ですが、
16年の1着馬~3着馬の枠番はそれぞれ、「7枠」「5枠」「6枠」
17年の1着馬~3着馬の枠番はそれぞれ、「5枠」「7枠」「3枠」
18年の1着馬~3着馬の枠番はそれぞれ、「6枠」「7枠」「8枠」
19年の1着馬~3着馬の枠番はそれぞれ、「5枠」「7枠」「7枠」
19年の1着馬~3着馬の枠番はそれぞれ、「8枠」「5枠」「3枠」

となっていました。


それから、重量のデータも合わせて載せておきます。
このレースはハンデ戦ではないものの、下記のとおり、毎年「54kg」の重量の馬が少なくとも1頭、3着以内に入っていました。

過去5年の出走馬中、「54kg」の馬の数とその中で3着以内に入った馬のその着順を挙げていきますと、
16年 18頭中12頭 2着
17年 18頭中13頭 2着、3着
18年 12頭中7頭  2着
19年 17頭中12頭 1着、2着
20年 17頭中9頭  3着

この3着以内に入っていた7頭の前走を見てみますと、1着かあるいは1着をはずした馬でも勝ち馬との着差は、19年の1着馬(0.7秒)、20年3着馬(0.6秒)以外の5頭は「0.5秒以内」となっていました。
今回の登録馬で、重量「54kg」の馬は、17頭中15頭とほとんどとなっていますが、そのうち、前走が1着あるいは勝ち馬から着差「0.5秒」以内の馬は、アフランシール、アマルフィコースト、イベリス、ビッククインバイオ、ブランノワール、リバティハイツ、リリーバレロの7頭となっています。


以上ですが、このレースも上記の京都でのデータを参考にしつつも、阪神での1400m芝の重賞レース、特に阪急杯と、15年以前の1400m芝で施行だった阪神牝馬ステークスを重点的に参考にして検討し、予想していきたいと思います。

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