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第61回 きさらぎ賞のデータ [競馬データ]

このきさらぎ賞も、京都競馬場が大規模整備工事のため、今年は中京競馬場で行われます。

過去の京都競馬場施行のデータは参考にならないかも知れませんが、とりあえず今年も毎年と同じように、昨年までの京都競馬場でのレースの傾向を挙げていきたいと思います。
1800mに変更になった91年以降、94年の阪神競馬場開催を除く過去29年、連対馬58頭、3着馬29頭からです。


だいたい平穏な結果で決まっているレースです。
その中で荒れた年の連対馬の組み合わせは、
91年の「3番人気と5番人気」
93年の「10番人気と5番人気」
08年の「8番人気と5番人気」
11年の「3番人気と8番人気」
13年の「5番人気と6番人気」
19年の「3番人気と6番人気」
20年の「7番人気と4番人気」
との組み合わせでそれぞれ決まった7年で、それ以外の22年は、1番人気か2番人気の片方か、両方の馬が絡んでいました。
その連対馬の全体的な人気の内訳ですが、29年中、1番人気が16頭、2番人気が14頭、3番人気が7頭、4番人気が5頭、5番人気が6頭、6番人気が6頭、7番人気が1頭、8番人気が2頭、10番人気が1頭となっていました。
この連対した6番人気以下の下位人気計10頭の前走ですが、
93年10番人気(単勝オッズ38.9倍)1着のツジユートピアンの前走が500万下特別3番人気11着
97年6番人気(7.3倍)1着のヒコウキグモの前走が新馬戦1番人気1着
02年6番人気(9.5倍)1着のメジロマイヤーの前走が500万下特別6番人気1着
05年6番人気(32.4倍)2着のマキハタサーメットの前走がオープン特別4番人気1着
08年8番人気(21.2倍)1着のレインボーペガサスの前走が地方の重賞1番人気3着
11年8番人気(43.3倍)2着のリキサンマックスの前走が未勝利戦9番人気1着
13年6番人気(8.3倍)1着のタマモベストプレイの前走がシンザン記念3番人気3着
17年6番人気(17.2倍)1着のアメリカズカップの前走が朝日FS9番人気9着
19年6番人気(35.5)2着のタガノディアマンテの前走500万下5番人気3着
20年7番人気(29.8倍)1着のコルテジアの前走シンザン記念9番人気3着
となっていました。
前走の傾向としては、前走の着順が1着だったのは10頭中4頭で、1着をはずしていた残り6頭は、その人気は、前走G1の朝日FSとG3のシンザン記念の2頭のそれぞれ9番人気だったのを、上位人気(1番人気3着、3番人気11着、3番人気3着、5番人気3着)となっていました。

3着馬も見てみますと、人気に関係なく当日の単勝オッズが一桁台だったのは29頭中14頭で、残り15頭が10倍以上になっていたことから、連対馬としては平穏なレースの傾向が強くても、3連複、3連単としては波乱の目を含んでいることになります。
その3着馬の当日人気ですが、29年中、1番人気が4頭、2番人気が4頭、3番人気が4頭、4番人気が3頭、5番人気が3頭、6番人気が3頭、7番人気が5頭、8番人気が1頭、10番人気が2頭となっています。
そのうち6番人気以下の下位人気11頭の前走ですが、1着だったのは4頭(500万下特別1番人気1着1頭、未勝利戦1番人気1着2頭、新馬戦3番人気1着1頭)で、それ以外の1着をはずした7頭の前走の人気は、1番人気が1頭いる以外4番人気から10番人気で、連対馬とは違った傾向となっています。


臨戦過程ですが、まず連対馬の前走の着順を見てみますと、58頭中1着が30頭と最も多く、続いて2着が8頭、3着が10頭、4着が3頭、5着が3頭と58頭中54頭までが前走掲示板に載っていました。
あと残り4頭ですが、8着、9着(2頭)、11着となっていました。
その前走1着馬30頭の傾向ですが、500万下条件戦が15頭と最も多く、次にオープン特別が6頭、続いて重賞が3頭、未勝利戦が3頭、そして新馬戦が3頭となっていました。
その前走での人気ですが、11年2着のリキサンマックス(前走未勝利戦9番人気1着)、20年1着のコルテジア(前走シンザン記念9番人気3着)を除いてすべて4番人気以上の上位人気でした。
今回の登録馬で前走1着だったのは、13頭中4頭となっています。
そのうち前走重賞及びオープン特別で1着だった馬はいませんが、前走1勝クラス(500万下戦)と未勝利戦が各1頭、新馬戦が2頭となっています。

あと残りの前走1着を逃した連対馬28頭ですが、朝日杯、ラジオたんぱ杯などや、地方の全日本2歳優駿を含めた重賞を走ったのは14頭いました。
今回の登録馬で前走重賞を走って1着を外した馬はアクセル(京成杯9番人気8着)、ドゥラモンド(朝日FS5番人気7着)、ヨーホーレイク(ホープフルS4番人気3着)、ラーゴム(京都2歳S2番人気2着)、ランドオブリバティ(ホープフルS2番人気中止)の5頭となっています。
次に前走1着を逃した馬で多かったのは前走オープン特別で6頭いました。
そのうち5頭が若駒Sとなっています。
今回の登録馬で前走オープン特別で1着を逃した馬はアランデル(芙蓉S2番人気2着)の1頭がいます。
あと残り8頭は500万下の条件戦で、そのうち4頭の前々走は新馬戦1番人気1着でした。(あと4頭の前々走は、東京スポーツ杯2歳S5番人気3着、500万下特別(エリカ賞3番人気3着、500万下特別(エリカ賞)1番人気5着、未勝利戦2番人気1着)
今回の前走1勝クラス(500万下戦)で1着を逃した馬は、7番人気2着のジャンカルド、9番人気12着のトーセンクライマー、2番人気2着のヴェローチェローの3頭がいます。

3着馬では、前走施行条件に関係なく連対していたのは、30頭中19頭、3着から5着まで2頭、あと掲示板をはずしたのは8頭で、そのうち7頭は前走重賞かオープン特別でした。


あと父の血統では、連対馬ではサンデーサイレンスなどのヘイルトゥリーズン系が35頭と一番多く、あとノーザンダンサー系が11頭、ナスルーラー系が5頭、ミスタープロスペクター系が3頭と続いています。
3着馬では、ヘイルトゥリーズン系が13頭(01年から06年まで6年連続と09年から12年まで4年連続と15年16年と2年連続、20年)、あとミスタープロスペクター系が6頭、ノーザンダンサー系が5頭、ナスルーラー系が3頭、ハイペリオン系、マンノウォー系が各1頭となっています。


毛色は、連対馬では鹿毛が28頭と最も多く、あと黒鹿毛が15頭、栗毛が6頭、青鹿毛が6頭、芦毛が3頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が17頭と最も多く、あと栗毛が5頭、黒鹿毛が4頭、芦毛が2頭、青鹿毛が1頭となっていました。


枠番の出目ですが、連対馬では7枠が11頭と最も多く、続いて3枠が9頭、1枠と5枠と6枠と8枠が各7頭、あと4枠が6頭、2枠が4頭となっています。
3着馬では、8枠が7頭が最も多く、5枠が5頭、4枠と6枠が各4頭、2枠と7枠が各3頭、3枠が2頭、1枠が1頭となっていました。


それから、1着馬(29頭)の当日の人気は、1番人気が8頭、2番人気が6頭、3番人気が6頭、4番人気が1頭、5番人気が2頭、6番人気が3頭、7番人気が1頭、8番人気が1頭、10番人気が1頭となっていました。
同じく1着馬の前走の人気ですが、1番人気が16頭、2番人気が4頭、3番人気が5頭、4番人気が2頭、9番人気が2頭となっていました。
また1着馬の前々走は、1番人気が18頭、2番人気が6頭、3番人気が3頭、9番人気が1頭(デイリー杯2歳S9番人気8着)となっていました。(あと1頭は、前走新馬戦1着馬)
そして、1着馬の前走の着順ですが、1着が15頭、2着が5頭、3着が5頭、4着、5着、9着、11着が各1頭となっていました。
同じく1着馬の前々走の着順は、1着が18頭、2着が3頭、3着が5頭、4着が1頭、8着(デイリー杯2歳S9番人気8着)となっていました。(あと1頭は、前走新馬戦1着馬)
また、17年までは前走新馬戦勝ちでこのきさらぎ賞も勝った馬はいませんでしたが、18年初めて1着となりました。


1番人気ですが、91年以降、94年を除く過去29年、1番人気29頭中15頭が連対していました。
内訳は1着が8頭で、そのオッズは1.0倍~1.9倍、2着が7頭で、そのオッズは1.3倍~3.6倍となっていました。
3着には4頭入っていて、オッズは、2.2倍、2.5倍、2.5倍、1.5倍となっていました。
あと、3着以内を外した残り10頭のオッズを見てみますと、1頭だけ1.3倍(4着)が合った以外は2.0倍~3.8倍となっていました。


以上ですが、今年になって、従来京都競馬場施行の重賞レースが中京競馬場で行われるレースが続いていますが、それらのレース同様、このきさらぎ賞も昨年までの京都競馬場施行のデータが通用できないように思われます。
特に、距離も、1800芝そのものが中京競馬場リニューアル後無くなりましたので、2000m芝の施行になります。
とりあえず、このレースも、ここ最近中京で行われていた、3歳の中京2000m芝のレースの傾向を調べたうえで、上記のデータも参考にしながら結論を出していこうと思います。
ただ、3歳の中京2000m芝のレースはほとんどが未勝利戦ですので、参考になるかどうかは微妙なところですが。


タグ:きさらぎ賞
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