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第45回 エリザベス女王杯のデータ [競馬データ]

先週の阪神の重賞同様、今月から始まった京都競馬場整備工事のため、今年のエリザベス女王杯は阪神競馬場で行われます。
過去のデータがどこまで通用できるかわかりませんが、とりあえず、昨年までの京都競馬場施行でのデータを挙げていこうと思います。
3歳馬と古馬が混合となった96年以降24年、連対馬48頭、3着馬24頭からです。


まず、連対馬の当日の人気ですが、1番人気が11頭、2番人気が11頭、3番人気が8頭と、ここまでで3分の2近くに当たる30頭を占めています。
あと残りは、4番人気が3頭、5番人気が4頭、6番人気が2頭、7番人気が4頭(99年2着の3歳時のフサイチエアデール、06年1着のフサイチパンドラ、12年1着のレインボーダリア、19年2着のクロコスミア)、9番人気が2頭(17年2着、18年2着のどちらもクロコスミア)、11番人気が1頭(09年1着のクイーンスプマンテ)、12番人気が2頭(09年2着のテイエムプリキュア、16年2着のシングウィズジョイ)となっていました。
また、1番人気と2番人気の組み合わせで決まったのは、02年、03年、11年の3回ありました。
それ以外の21回のうち、09年、16年、17年、18年、19年を除く16回で1番人気か2番人気のどちらかが絡んでいました。

その09年ですが、連対馬は11番人気と12番人気の組み合わせでしたが、3着に1番人気が入っていました。
また16年ですが、連対馬は3番人気と12番人気の組み合わせでしたが、3着に2番人気が入っていました。
しかしながら、17年の連対馬は5番人気と9番人気の組み合わせで、3着には3番人気の馬ということで、初めて1番人気と2番人気のどちらも3着以内を外してしまいました。
18年は、連対馬は3番人気と9番人気の組み合わせで、3着には1番人気が入ってまた、16年までの傾向に戻りました。
昨年18年も、連対馬は3番人気と7番人気の組み合わせでしたが、3着には1番人気が入っていて、同じく従来の傾向に戻っていました。
結局全体的に見てみますと、連対馬は結局、24年中19年で必ず1番人気か2番人気の両方かまたは片方かで絡んでいたことになり、3着馬まで広げますと、17年を除けば、24年中23年で、すべてで必ず1番人気か2番人気の両方かまたは片方が入っていたことになります。
また、もし降着のあった96年と06年で、降着がなかったと仮定して降着前の着順に戻しても、両年とも結局1番人気か2番人気の馬が両方か片方で絡んでいました。
3着馬では、1番人気が5頭、2番人気が3頭、3番人気が1頭、4番人気は6頭、5番人気が4頭、あと6番人気が1頭、8番人気も1頭、10番人気が2頭、11番人気が1頭となっていました。


次に父の血統ですが、父がサンデーサイレンスかあるいは父がサンデーサイレンスの仔だった馬は、連対馬48頭中半分強ののべ28頭を占めています。
あと他に、ブライアンズタイムが2頭、リアルシャダイが1頭、そして、10年、11年と連続で勝ったスノーフェアリーの父インティカブを含めて、ヘイルトゥリーズン系だったのは48頭中のべ33頭になります。
あと残り15頭中9頭の父はノーザンダンサー系で、その内訳は、ニジンスキー系、ノーザンテースト系、リファール系、ダンチヒ系が各2頭、ヴァイスリージェント系が1頭となっていました。

そして残りは、ナスルーラ系が3頭(グレイソブリン系のジャングルポケット産駒が2頭、ネヴァーベンド系のパラダイスクリーク産駒が1頭)、ミスタープロスペクター系がのべ2頭(05年1着と06年2着の共にスイープトウショウ)、そしてリボー系(96年2番人気2着のフェアダンス)が1頭となっています。

3着馬では、父がサンデーサイレンスだったのは24頭中5頭いました。
あとサンデーサイレンスの孫が6頭(ディープインパクト産駒が5頭、スペシャルウイーク産駒が1頭)
それから、ミスタープロスペクター系が5頭、グレイソブリン系(トニービン)、ディクタス系(サッカーボーイ)、ノーザンダンサー系が各2頭、サーゲイロード系、トゥルビョン系が各1頭となっていました。


次に枠の出目ですが、連対馬48頭では、1枠が7頭、2枠が7頭、3枠が7頭、4枠が5頭と、連対馬48頭中26頭が1枠~4枠の内側の枠となっていました。
特に24年中19年で、片方か両方で1枠から4枠までの内枠が絡んでいました。
あと絡まなかった5年は07年の5-7、08年の7-8、12年の6-8、15年の6-8、18年の5-6となっていて、それぞれの3着は08年(7枠)を除いて、07年3枠、12年3枠、15年4枠、18年4枠と、内側の枠が入っていました。
しかしながら、外側の枠も見てみますと、5枠が4頭、6枠が5頭、7枠が3頭、8枠が10頭となっていて、全体的にも8枠がよく連に絡んでいました。
3着馬では、3枠と4枠と8枠が最も多い4頭で、あと1枠と7枠が各3頭、2枠と5枠と6枠が各2頭でした。


次に年齢別ですが、連対馬では、3歳馬が15頭、4歳馬が20頭、5歳馬が11頭、6歳馬が2頭となっていました。
その中で、まずは3歳馬を見ていきたいと思います。
過去連対した3歳馬15頭ですが、そのうち08年の1着馬リトルアマポーラ(前々走オークス1番人気7着、前走秋華賞6番人気6着)、10年の1着馬の外国馬スノーフェアリー(前々走ヨークシャーオークス(英)2番人気2着、前走英セントレジャー4番人気4着)、11年の2着馬アヴェンチュラ(前々走のクイーンS1番人気1着、前走秋華賞2番人気1着)、13年の2着馬ラキシス(前々走500万下特別2番人気1着、前走1000万下特別1番人気1着)の4頭を除く11頭は、前々走ローズS、前走秋華賞という臨戦過程をたどっていて、17年1着となったモズカッチャン(ローズS2番人気7着、秋華賞5番人気3着)を除く10頭は、その両方のレースで人気は4番人気以上の上位人気、着順は5着以上となっていました。
今回の3歳の登録馬でこのローテだったのは、リアアメリア1頭ですが、ローズS3番人気9着、秋華賞2番人気13着ということで、過去のこのデータからはどうかというところです。
ちなみに、前々走ローズS、前走秋華賞を走り、共に人気で4番人気以上、着順で掲示板に載っていた馬で、このエリザベス女王杯で3着以内をはずした3歳馬は、99年7着のヒシピナクル、04年5着のスイープトウショウ、05年5着のエアメサイア、06年5着のアドマイヤキッス、11年4着のホエールキャプチャ、13年5着のデニムアンドルビーの6頭がいます。
また、例外だった4頭の共通点は、前々走が1番人気か2番人気だったということですが、今回の登録馬で、前々走1番人気か2番人気だった3歳馬の出走は、前々走紫苑S2番人気6着、前走秋華賞5番人気15着だったウインマイティー、前々走2勝クラス1番人気1着、前走秋華賞9番人気3着だったソフトフルートの2頭がいます。

次に4歳馬20頭の臨戦過程ですが、そのうち12頭の前走が府中牝馬Sで、16年12番人気2着となったシングウィズジョイ(前走府中牝馬S8番人気7着、前々走中山牝馬6番人気15着)以外の11頭の人気は5番人気以上の上位人気、着順もすべて掲示板に載っていました。
そしてその前々走は、98年G1の宝塚記念で6番人気5着だったメジロドーベル(前走府中牝馬S1番人気1着)、16年中山牝馬S6番人気16着だったシングウィズジョイ(前走府中牝馬S8番人気7着)、18年G1の安田記念で6番人気8着だったリスグラシュー(前走府中牝馬S2番人気2着)、19年G1のヴィクトリアマイル1番人気4着だったラッキーライラック(前走府中牝馬S2番人気3着)の4頭以外8頭はすべて連対していました。
今回、4歳馬で、前走府中牝馬S5番人気以上かつ5着以上、前々走では連対していた登録馬ですが、ラヴズオンリーユー(前走府中牝馬S1番人気5着、前々走鳴尾記念1番人気2着)の1頭となっています。
あと、シングウィズジョイのように前走も前々走も例外だった4歳の出走馬ですが、シャドウディーヴァ(前走府中牝馬S6番人気2着、前々走クイーンS9番人気4着)、サムシングジャスト(前走府中牝馬S8番人気3着、前々走クイーンS7番人気9着)の2頭がいます。
あと、4歳馬の残りの8頭ですが、前走天皇賞が2頭(04年1着のアドマイヤグルーブ、9番人気3着、05年1着のスイープトウショウ、4番人気5着)、京都大賞典が1頭(96年1着のダンスパートナー、2番人気4着)、オールカマーが3頭(14年1着のラキシス、7番人気2着、15年1着のマリアライト、4番人気5着、15年2着のヌーヴォレコルト、1番人気2着)、ダートの重賞エルムSが1頭(07年2着のフサイチパンドラ、4番人気11着、ちなみに前々走は札幌記念1着)、外国馬が1頭(11年1着のスノーフェアリー、前走イギリスのG1英チャンピオンS3着)となっていて、前走エルムSだった1頭(07年2着のフサイチパンドラ、ちなみに前々走は札幌記念5番人気1着)を除けば、あと7頭は前走G1、G2で掲示板に載っていました。
またその8頭の前々走の人気、着順は、スノーフェアリーの凱旋門賞8番人気3着とヴィクトリアルマイル9番人気15着だったラキシスを除けば5番人気以上の上位人気、着順は6着以上の上位着順となっていました。
しかしながら、今回、前走府中牝馬S以外のG1かG2のレースで掲示板に載っていた4歳馬の出走馬はいません。

それから、5歳馬11頭の臨戦過程ですが、前走は、府中牝馬Sが4頭(4番人気3着、1番人気2着、9番人気4着、6番人気5着)、京都大賞典が3頭(1番人気2着、11番人気9着、2番人気1着)、あと4頭は、毎日王冠(7番人気6着)、札幌記念(1番人気7着)、ドバイワールドC(人気不明2着)、天皇賞(秋)(1番人気5着)となっていました。
11頭中8頭が前走では重賞で掲示板に載っていたことになります。
また前々走は、09年11番人気1着のクイーンスプマンテ(前走京都大賞典11番人気9着、前々走オープン特別6番人気1着)を除く10頭が前走と同じくすべて重賞で、その人気は1頭が11番人気だった以外は5番人気以上の上位人気、着順は2頭がそれぞれ10着、11着だった以外は4着以上の上位着順でした。
今回登録している5歳馬で、前走重賞で掲示板に載っていた馬は、前走新潟記念8番人気4着のサトノガーネット(前々走は小倉記念6番人気2着)、前走府中牝馬S7番人気1着のサラキア(前々走オープン特別3番人気1着)、前走オールカマー5番人気1着のセンテリュオ(前々走マーメイドS2番人気2着)、前走札幌記念2番人気1着のノームコア(前々走安田記念7番人気4着)、前走札幌記念1番人気3着のラッキーライラック(前々走宝塚記念3番人気6着)の5頭がいます。
それから蛇足になるかもしれませんが、連対した5歳馬11頭のうち09年1着のクイーンスプマンテと18年2着のクロコスミアの2頭を除く9頭の血統は、父か母の父(BMS)のどちらかでノーザンダンサー系が絡んでいました。
上記の5歳の登録馬のうち、ノーザンダンサー系絡みの馬は、サトノガーネット、サラキア、ノームコアの3頭となっています。
また、同じく、クイーンスプマンテ(栗毛)、レインボーダリア(栗毛)、メイショウベルーガ(芦毛)、クロコスミア(黒鹿毛)を除く7頭の毛色は鹿毛でした。
上記の5歳馬の登録馬のうち鹿毛馬は、サラキア、センテリュオの2頭となっています。

あと残り6歳馬2頭ですが、まず1頭は09年12番人気で2着に入ったテイエムプリキュアで、前走は京都大賞典9番人気14着、前々走は天皇賞(春)14番人気18着でした。
しかしながらテイエムプリキュアは、この同じ年の2月に行われた同じ京都での2400m芝の重賞日経新春杯で、11番人気で1着と逃げ切り勝ちを収めていました。
また、2歳時に牝馬のG1を制覇している経験も持っていました。
もう1頭は19年7番人気2着のクロコスミアで、前走は府中牝馬S3番人気5着、前々走は札幌記念6番人気7着でした。
しかしながらクロコスミアは、その前々年、前年とこのエリザベス女王杯を連続2着となっていました。
結果的に、3年連続2着を記録しています。
しかしながら今回、6歳馬の登録はありません。

 

 

3着馬では、3歳馬が5頭、4歳馬が12頭、5歳馬が6頭、6歳馬が1頭となっていました。
3歳馬の5頭ですが、
96年 シーズグレイス(前走秋華賞で12番人気6着、前々走ローズS7番人気2着)
09年 ブエナビスタ(前走秋華賞1番人気3着(2着からの降着)、前々走札幌記念1番人気2着)
10年 アパパネ(前走秋華賞1番人気1着、前々走ローズS1番人気4着)

15年 タッチングスピーチ(前走秋華賞2番人気6着、前々走ローズS7番人気1着)
19年 ラヴズオンリーユー(前走オークス1番人気1着、前々走忘れな草賞1番人気1着)
となっていました。
前走は、秋華賞4頭、オークス1頭のそれぞれの3歳牝馬のG1を走っていて、前走か前々走のどちらかで連対していました。
今回の出走馬でこれに該当するのは、ウインマリリン、ソフトフルート、リアアメリアの3頭となっています。
それから、6歳馬1頭は07年の3着馬スイープトウショウで、このエリザベス女王杯では、3歳時1番人気5着、4歳時2番人気1着、5歳時2番人気2着、そしてこの6歳時は2番人気3着でした。
しかしながら、前述しました通り、今回、6歳馬の登録はありません。
あと4歳馬と5歳馬の計18頭の前走は、そのうち11頭が府中牝馬Sで、着順は1着が1頭、2着が2頭、3着が4頭、5着、6着、7着、14着(11年のアパパネ、人気は1番人気)が各1頭となっていました。
その前々走は、7着以上の着順でした。
残り7頭は、98年1番人気3着のエアグルーヴ(前走札幌記念1番人気1着)、03年10番人気3着のタイガーテイル(前走カナダG1戦2着)、05年4番人気3着のアドマイヤグルーヴ(前走天皇賞(秋)17番人気17着)、12年5番人気3着ピクシープリンセス(前走1000万下条件戦1番人気1着)、16年2番人気3着ミッキークイーン(前走ヴィクトリアマイル1番人気2着)、17年3番人気3着ミッキークイーン(前走宝塚記念4番人気3着)、18年1番人気3着となったモズカッチャン(前走札幌記念4番人気3着)となっています。


毛色は、連対馬では
鹿毛が23頭と圧倒的に多く、続いて黒鹿毛馬が11頭、栗毛が9頭、青毛、青鹿毛が各2頭、芦毛が1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が14頭、栗毛が5頭、黒鹿毛が3頭、芦毛、栃栗毛が各1頭となっています。
しかしながら、15年から18年までの4年連続勝ち馬は黒鹿毛馬、昨年19年の勝ち馬は栗毛、2着馬は、14年から栗毛、栗毛、青鹿毛、黒鹿毛、黒鹿毛、黒鹿毛と、ここのところ鹿毛馬の連対はありません。
ちなみに、3着馬は、14年から17年まで4年連続鹿毛馬、18年は黒鹿毛馬、昨年19年は鹿毛馬でした。


以上ですが、昨年までのデータ的にも難解な上に今年は阪神競馬場、さらに難解ですね。
重賞として近いのは、初夏の頃に行なわれる同じ阪神2200m芝の宝塚記念。
昨年の勝ち馬ラッキーライラックは宝塚記念では3番人気6着と敗れています。
今年も登録してきたラッキーライラックですが、まずはこの馬の取捨選択の検討から入らねばなりませんね。
あと、いろいろ悩みに悩みながら、かつ勘も働かせて、じっくり1頭1頭検討して結論を出していこうと思います。

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