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第27回 函館スプリントステークスのデータ [競馬データ]

函館で施行された97年以降、スタンド改修のため札幌競馬場で行われた09年を除く22年間、連対馬44頭、3着馬22頭からです。


まず、牝馬の強いレースです。
特に、03年ビリーヴ、04年05年シーイズトウショウ、06年ビーナスライン、07年アグネスラズベリと、03年から07年までの5年連続で牝馬が勝っていました。
まずは、本命馬を牡馬にするのか牝馬にするのか、この難しい「二者択一」が大きなポイントになるかと思います。
ちなみに函館で行なわれた函館スプリントSの過去22年全体で見てみますと、03年から19年では(札幌での開催の09年を除く)16年中9年で牝馬が勝っていましたが、それ以前の97年から02年までの6年間では、01年に牝馬のメジロダーリングが勝った以外は牡馬(セン馬も含む)が勝利していました。
結局過去22年で見てみますと、22年中10年が牝馬、12年が牡馬となっていました。
逆に、2着馬では、牡馬(セン馬も含む)が22頭中17頭、牝馬は5頭、3着馬では、牡馬が22頭中14頭、牝馬は8頭となっていて、牝馬は2着、3着では苦戦しています。
97年以降での牝馬の勝ち馬、計10頭の当日人気の内訳ですが、1番人気が2頭、2番人気が3頭、3番人気が2頭、5番人気が1頭、12番人気が1頭、13番人気が1頭となっています。
牝馬の2着馬5頭の当日人気の内訳は、1番人気、2番人気、5番人気、6番人気、7番人気が各1頭となっています。
同じく、牝馬の3着馬8頭の人気の内訳は、1番人気、2番人気、3番人気、4番人気、7番人気、8番人気、10番人気、11番人気が各1頭となっています。
結構人気薄の牝馬が来ていたことがわかります。

また、連対馬の牡馬、牝馬の組み合わせを見てみますと、
牡馬-牡馬           8年
牡馬(セン馬含む)-牝馬  4年
牝馬-牡馬(セン馬含む)  9年
牝馬-牝馬           1年
つまり、22年中14年で少なくとも牝馬が1頭連対していたことになります。

その牡馬ー牡馬での組み合わせ8年のうち3着に牝馬が入ったのは3年。
つまり、1着、2着、3着を牡馬で占めたのは22年中5年(99年、02年、08年、15年。19年)のみとなります。
また、牝馬が2頭3着以内に入ったのは97年、06年、13年、14年、16年の5年、3頭占めたのはなしとなっています。


次に、過去の1着馬の人気を挙げておきますと、06年1着となった牝馬ビーナスラインの13頭中13番人気(単勝オッズ77.4倍)、13年1着となったパドトロワの16頭中6番人気(単勝オッズ18.0倍)、14年1着となったガルボの14頭中8番人気(単勝オッズ35.9倍)、16年1着となった牝馬ソルヴェイグの16頭中12番人気(単勝オッズ39.4倍)の4頭以外の18頭はすべて5番人気以上の上位人気でした。(1番人気5頭、2番人気5頭、3番人気5頭、4番人気1頭、5番人気2頭)

それから、連対馬の当日の人気を見ていきますと、06年までは、1番人気、2番人気のどちらか、もしくは両方が毎年絡んでいました(そのうち1番人気-2番人気で決着したのは2回)。
しかし、07年は「3番人気と6番人気(3着馬は4番人気)」との組み合わせで決まり、10年間続いていたデータは崩れた形となりました。

その翌年08年はまた元に戻って「1番人気と5番人気」の組み合わせ、札幌での09年を飛ばして、10年は「2番人気と1番人気」、11年は「1番人気と3番人気」、12年は「2番人気と1番人気」と、08年から12年までの5年間は06年までと同じ傾向での組み合わせで決まっています。

しかし、その翌年13年は「6番人気と5番人気」、14年は「8番人気と6番人気」、15年は「4番人気と14番人気」と、07年と同じように1番人気と2番人気のどちらとも連対しない組み合わせの決着が3年連続となりました。
あと、16年は、12番人気と2番人気の組み合わせで4年連続とはなりませんでしたが、17年は「3番人気と4番人気」、18年は「3番人気と10番人気」での組み合わせと、また1番人気と2番人気のどちらも絡みませんでした。
昨年19年は、「5番人気と2番人気」で決まっています。
結局、09年の札幌開催を除く過去22年、07年、13年、14年、15年、17年、18年の6年以外の16年は、1番人気、2番人気のどちらか、もしくは両方絡んでいたことになります。
特に、13年以降ここ7年では、16年と19年の2年のみというところが気になるところです。
さて今年はどうでしょうか。

ちなみに、人気別の連対馬の数をあげていきますと、1番人気が10頭、2番人気が10頭、3番人気が6頭と、この上位3番人気までで44頭中26頭占めていました。
続いて、4番人気が2頭、5番人気が4頭、6番人気が5頭、7番人気が1頭、8番人気が2頭、そして、10番人気(18年2着のヒルノディバロー)、12番人気(16年1着のソルヴェイグ)、13番人気(06年1着のビーナスライン)、14番人気(15年2着のアースソニック)が各1頭となっていました。
この4番人気の2頭のうち1頭と5番人気以下の連対馬は、すべて二桁台の単勝オッズで、最低10.1倍(4番人気)、最高78.7倍(14番人気)となっていました。
結局、44頭中17頭が二桁台の単勝オッズとなっています。

3着馬の当日の人気ですが、1番人気は2頭(18年、19年)、2番人気は1頭、3番人気も2頭で、連対馬と違ってこの上位3番人気までは22頭中5頭のみとなっていました。
あと、4番人気が4頭、5番人気が2頭、6番人気も2頭、7番人気も2頭、8番人気が1頭、それから10番人気が4頭と3着馬の中では4番人気と共にもっとも多く、あと11番人気が1頭、12番人気が1頭となっていました。
単勝オッズで見てみますと、22頭中一桁台は8頭で、あと残り14頭は二桁以上となっていました。(最低11.5倍(4番人気)、最高211.5倍(11頭中11番人気))


次に年齢別で見てみますと、1着馬ですが、5歳馬が9頭と最も多く、あと4歳馬が6頭、3歳馬と6歳馬が各3頭、7歳馬が1頭となっていました。
2着馬では、1番多かったのは6歳馬の7頭で、続いて4歳馬が6頭、3歳馬が5頭、5歳馬、7歳馬が各2頭となっています。
3着馬では、4歳馬が7頭、5歳馬が6頭、3歳馬が4頭、6歳馬が3頭、7歳馬と9歳馬が各1頭となっていました。


また、毛色ですが、圧倒的に「鹿毛」が強いレースとなっています。
連対馬の内訳は、鹿毛が24頭、栗毛が7頭、黒鹿毛が5頭、青鹿毛、青毛が各3頭、芦毛が2頭となっていました。
その鹿毛馬ですが、最初の97年では連対はなかったものの、98年以降08年まで11年連続で片方か両方で絡んでいました。
しかし10年はその連続記録が途絶えて、「黒鹿毛と青鹿毛」との組み合わせで決まりました。
しかし続く11年は「黒鹿毛と鹿毛」との組み合わせ、12年は「青毛と鹿毛」との組み合わせ、13年は「鹿毛と青鹿毛」との組み合わせで3年連続鹿毛馬が絡み、また鹿毛馬強しの傾向が戻った感がいたしました。
しかしながら、14年は「青毛と青毛」との組み合わせとなり、97年、10年に続いて3回目の鹿毛馬が連対しない年となりました。
15年、16年は、共に「栗毛と鹿毛」で決まり、17年は「鹿毛同士」と、また鹿毛馬が3年連続連対していました。
しかし、18年は「栗毛と黒鹿毛」の組み合わせで、97年、10年、14年に続いて4回目の鹿毛馬が連対しなかった年となりました。
昨年19年は「鹿毛と栗毛」で決まりました。
結局、22年中18年で鹿毛馬が少なくとも1頭連対していました。

ちなみに、その鹿毛馬が絡まなかった4年の3着馬は、そのうち97年、10年、14年は黒鹿毛馬、18年は青鹿毛馬と、結局その4年とも3着以内に鹿毛馬が入らなかった年となっています。
ただ、その4年とも4着馬は鹿毛馬となっていました。

3着馬では、黒鹿毛が9頭と最も多く、続いて鹿毛が8頭、芦毛が2頭、青毛と栗毛と青鹿毛が各1頭となっていて、黒鹿毛馬が鹿毛馬より上回っていました。


臨戦過程の前走ですが、人気も着順も上位もあれば下位もあって、そのあたり不問となっています。
ちなみに、連対馬44頭中前走で掲示板に載っていたのは25頭、それ以下は19頭となっていて、前走二桁着順だったのは11頭でした。
3着馬では、前走掲示板に載っていたのは12頭、それ以下は10頭、そのうち二桁は8頭となっていました。

また、前走もしくは前々走で高松宮記念や安田記念、桜花賞などのG1を経た馬が結構見られました。
1着馬では22頭中11頭、2着馬では22頭中11頭、3着馬では2頭中8頭となっています。
今回の登録馬で該当するのは、シヴァージ、ダイアトニック、ティーハーフ(以上前走高松宮記念)の3頭となっています。

その他では、テレビ愛知杯やバーデンバーデンC、CBC賞、鞍馬Sなどのオープン以上の1200m芝のレースを経ている馬の連対も目立っています。

また、前走か前々走で条件戦を経ている馬は、
97年2着のマザーメリーが前々走で900万下1番人気1着
06年1着のビーナスラインが前々走準オープン2番人気6着、前走準オープン10番人気11着
11年1着のカレンチャンが前々走準オープン1番人気1着
11年2着のテイエムオオタカが前走で1000万下特別1番人気1着
15年1着のティハーフが前走準オープン1番人気1着
と計5頭いました。

3着馬では、
99年3着のコウチエラミーが前々走準オープン6番人気7着、前走同じく5番人気10着
12年3着のビスカヤが、前々走準オープン8番人気6着、前走同じく11番人気10着

と2頭いました。
今回の登録馬で、前走か前々走で条件戦を経ている馬は、アリンナ、ジョーマンデリン、スイープセレリタリス、スリーケープマンボ、ビリーバー、ホープフルサイン、マリアズハートの7頭となっています。


次に父の血統ですが、連対馬ではノーザンダンサー系が13頭と最も多く、続いてヘイルトゥリーズン系、ミスタープロスペクター系が各11頭、ナスルーラ系が7頭、トゥルビョン系、マンノウオー系が各1頭となっていました。
3着馬では、ノーザンダンサー系が9頭と最も多く、ヘイルトゥリーズン系が4頭、ミスタープロスペクター系が3頭、マンノウオー系、ナスルーラ系が各2頭、エルバジェ系、サーゲイロード系が各1頭となっています。


以上ですが、今年も昨年までと同じく、まずは牝馬の取捨選択から始めていこうと思います。
あとは、1番人気、2番人気馬の取捨選択ですね。
上記でも書きましたけれど、今年は1番人気、2番人気のどちらかかまたは両方が絡むのか、どちらとも絡まないのか、その二者択一が大きな問題ですね。
毎年、これがなかなか難問ですけれど、今年もしっかり検討して結論を出していこうと思います。


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