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第27回 青葉賞のデータ [競馬データ]

重賞となった94年以降過去26年、連対馬52頭、3着馬26頭からです。


まず父の血統を着順別に見ていきます。
1着馬では、ヘイルトゥリーズン系が26頭中19頭占めていました。
その内訳は、サンデーサイレンス系が15頭と圧倒的に多く、そのうちサンデーサイレンスが7頭、サンデーサイレンスの仔が8頭(ディープインパクトが3頭、ハーツクライが2頭、アグネスタキオン、ゼンノロブロイ、ステイゴールドが各1頭)となっています。
それからクリスエスが1頭、そのクリスエスの仔のシンボリクリスエスが2頭、そしてタニノギムレットが1頭となっていました。
あと、残り7頭は、ミスタープロスペクター系が3頭(ザフォニック、キングカメハメハ、ルーラーシップ)、ノーザンダンサー系が2頭(ビーマイベスト系のダンスホール、サドラーズウェルズ系のカーネギー)、ナスルーラ系も2頭(トニービン、ゴールデンフェザント)、となっています。
ただし、ノーザンダンサー系の2頭は96年と00年、ナスルーラ系(グレイソブリン系)の2頭は94年と97年と、00年以前での1着で、01年以降昨年までの16年間の1着馬は、ヘイルトゥリーズン系が14頭、ミスタープロスペクター系が3頭(01年、15年、19年)となっていました。

2着馬では1着馬とは異なり、ノーザンダンサー系が26頭中12頭(サドラーズウェルズ系が4頭、ノーザンテースト系が3頭、ダンチヒ系が2頭、エルグランセニョール系、リファール系、ヴァイスリージェント系が各1頭)と最も多く占めていました。
あと残り14頭ですが、そのうちヘイルトゥリーズン系が11頭(ディープインパクト、ゼンノロブロイが各2頭、サンデーサイレンス、マヤノトップガン、スペシャルウィーク、アドマイヤベガ、マンハッタンカフェ、アグネスタキオン、ステイゴールドが各1頭)、あと残り3頭はミスタープロスペクター系のジェイドロバリー(96年)とキングカメハメハ2頭(10年、19年)となっていました。
今回ノーザンダンサー系を父に持つ出走馬は、ハービンジャー産駒のフィロロッソ1頭となっています。

3着馬では、ヘイルトゥリーズン系が14頭(ディープインパクトが5頭、ザンデーサイレンス、ゼンノロブロイが各2頭、サザンヘイロー、ダンスインザダーク、ゴールドアリュール、ハーツクライ、シンボリクリスエスが各1頭)、ノーザンダンサー系が5頭(95年~03年の中)、ナスルーラ系も5頭(94年~04年の中で4頭と19年)、残り1頭はトゥルビョン系のメジロマックイーン(98年)となっています。

昨年19年、初めてミスタープロスペクター系産駒が1着、2着独占、のみならず、3着にナスルーラ系(ジャングルポケット)産駒が入り、久々に3着以内にサンデーサイレンス系産駒を代表とするヘイルトゥリーズン系が1頭も入りませんでした。
ただ、昨年の出走馬16頭中サンデーサイレンス系が6頭に対してミスタープロスペクター系が7頭と上回っていました。
その中で、1頭のみ出走していたナスルーラ系産駒が久々に3番人気で3着に入ったのはたいしたものだと思いました。
そのナスルーラ系ですが、昨年までも毎年触れていますけれど、父かBMS(母の父)でナスルーラ系が入っていたのが連対馬では52頭中10頭であったのに対し、3着馬では26頭中16頭も占めていたことはちょっとおもしろいデータとなっています。
しかし、10年に1着と3着とナスルーラ系絡みの馬は2頭入ったあと、それ以降の11年から14年までの4年間は3着以内に1頭も入りませんでした。
その後の4年間では、連対馬で15年1着馬レーヴミストラルと16年2着馬レッドエルディストの2頭、3着馬で16年レーヴァーテインと昨年19年ピースワンパラディの2頭が入っています。
そのナスルーラ系絡みの3着以内に入った馬の人気ですが、2着馬で1頭、3着馬で2頭、二桁人気の馬がいてましたが、その他は6番人気以上の上位人気でした。
ちなみに今回の出走馬でナスルーラ系絡みの馬は、アビテソーロ、コンドゥクシオン、ダノンセレスタの3頭が出走しています。


次に当日の人気ですが、1番人気は26年中15頭が連対、4頭が3着、また2番人気も9頭が連対と多く、4頭が3着ということで、1番人気と2番人気が結構上位着順に来ていることがわかります
ちなみに、1番人気と2番人気が共に3着以内に入ったのは、26年中9年ありました。
(そのうち共に連対したのは6年)
ただ、その9年のうち8年は、94年から05年までの12年間の中の出来事で、06年から昨年19年までの13年間の中では、10年に1回入っただけでした。
逆に、1番人気と2番人気が共に3着以内をはずしたのは、96年、01年、07年の3回で、それぞれの一番の上位人気は、96年は4番人気、01年、07年は共に3番人気となっていました。
あと、3番人気は3頭が連対、5頭が3着、4番人気は4頭が連対、3着には2頭来ていました。
それから5番人気は4頭が連対、1頭が3着、6番人気は3頭が連対、3頭が3着、7番人気は5頭が連対、8番人気は2頭が連対、3着馬が1頭、あと9番人気が1頭連対、10番人気は3頭が連対、15番人気は1頭が連対、それから11番人気が1頭、13番人気が2頭、それぞれ3着に来ていました。

また、96年、11年、13年、16年、18年を除く21年で、片方か両方で1番人気から3番人気の上位の馬が連対していました。
それから1番人気に関して言えば、過去26年では、01年1番人気のダイイチダンヒルが単勝オッズ2.4倍で6着、11年1番人気のトーセンレーヴは2.5倍で3着、13年1番人気のレッドレイヴンが1.8倍で11着、16年のレーヴァテインが4.2倍で3着、18年のスーパーフェザーが3.7倍で3着と、それぞれ連対できませんでしたが、昨年までのところ、それより低いオッズの馬はすべて連対していました。
逆に、4倍以上の単勝オッズで1番人気になった中では、00年のカーネギーダイアン(4.2倍)と15年のレーヴミストラル(4.1倍)16年の2頭が1着になっています。


次に臨戦過程ですが、連対馬では、00年より以前の6年の前走を見てみますと、「500万下条件戦」が5頭と最も多く、「皐月賞」、「オープン特別」が各3頭、「弥生賞」が1頭となっていました。
00年以降20年連対馬40頭では、「500万下条件戦」が18頭と最も多く、次いで「毎日杯」が9頭、「弥生賞」が5頭、「スプリングS」が3頭、オープン特別の「すみれS」が2頭、「京成杯」「若葉S」、「未勝利戦」が各1頭となっていました。
このように、00年以降では500万下条件戦組と毎日杯組の活躍が目立っています。
毎日杯組の連対馬9頭の前々走ですが、すべて連対していました。
しかしながら、今回、前走毎日杯を走った馬の出走はありません。

一方、前走500万下条件戦組は、00年以前は5頭、以降は18頭と全体的にもよく連対していますが、その計23頭の前々走ですが、1着が8頭、2着が6頭(1着からの降着馬1頭含む)、3着が5頭、4着が2頭、7着が1頭(京成杯)となっていました。

今回の出走馬18頭中で、前走500万下条件戦だった馬11頭いますが、そのうちアイアンバローズ(前走1着、前々走未勝利戦1着)、ヴァルコス(前走1着、前々走500万下戦4着)、ディアスティマ(前走2着、前々走京成杯3着)、フィロロッソ(前走1着、前々走500万下戦3着)、フライライクバード(前走1着、前々走未勝利戦1着)、プリマヴィスタ(前走3着、前々走未勝利戦1着)、レアリザトゥール(前走12着、前々走未勝利戦1着)の7頭が前々走4着以上の上位着順でした。
あと、前走が毎日杯以外の重賞あるいはオープン特別だったのは、オーソリティ(前走弥生賞3着)、アラタ(前走弥生賞6着)、フィリオアレグロ(前走共同通信杯3着)、ロールオブサンダー(前走7着)、ディアマンミノル(前走若葉S8着)、ブルーミングスカイ(前走すみれS4着)の6頭となっています。

続けて3着馬の前走も見てみますと、やはり前走500万下組が最も多く、26頭中18頭も占めています。
あと、毎日杯が3頭、皐月賞が2頭、弥生賞、オープン特別のマーガレットS、すみれSが各1頭となっています。


毛色ですが、連対馬を上記と同じように同じように00年より以前と00年以降に分けてみますと、まず00年以前6年間では、鹿毛が6頭、栗毛が3頭、黒鹿毛が2頭、芦毛が1頭でした。
00年以降20年間では、鹿毛が15頭と最も多く、続いて黒鹿毛が12頭、栗毛が7頭、青鹿毛が3頭、芦毛が2頭、青毛が1頭となっていました。
その黒鹿毛12頭のうち7頭が、先にあげた00年以降の前走500万下条件戦17頭の中の7頭にあたります。
残りの5頭の前走は、重賞が4頭(スプリングS2頭、毎日杯、弥生賞が各1頭)、オープン特別が1頭となっていました。
ちなみに、連対した前走毎日杯組9頭も見てみますと、07年1着の黒鹿毛馬ヒラボクロイヤルを除いて他は黒鹿毛以外の毛色となっていました。
今回の出走馬で、前々走4着以上で前走1勝クラス(500万下条件戦)を走った黒鹿毛の馬は、フライライクバード、レアリザトゥールの2頭、前走重賞、オープン特別を走った黒鹿毛馬はなしとなっています。

3着馬の毛色ですが、鹿毛が12頭、栗毛と黒鹿毛が各5頭、あと青鹿毛が2頭、芦毛、栃栗毛が各1頭となっていました。


枠の出目ですが、連対馬では1枠、3枠、5枠、6枠が各8頭、7枠が7頭、2枠が6頭、4枠が5頭、8枠が2頭となっています。

3着馬では、5枠と7枠が各6頭、3枠と4枠と8枠が各3頭、1枠、2枠が各2頭、6枠が1頭となっています。


以上ですが、今年は早めに予想しなくてはならないので、人気が発表されてからの上位人気3頭の検討は無理となりそう。
とりあえず、このレースで強い「黒鹿毛馬」、そして「前走500万下戦組」の馬の検討もしていこうと思います。
それから蛇足として、毎年触れていますが、青葉賞で連対した馬のダービーでの連対率を最後に載せておきます。
86年以降過去33年では、青葉賞連対馬66頭中8頭が連対(約12.1%)、3着馬は33頭中3頭(9.0%)となっています。
ちなみに、昨年の青葉賞出走馬16頭中14頭がその後少なくともどこかのレースで連対していて、最下位の16着だったトーセンカンビーナは、この天皇賞(春)では有力馬となっています。

タグ:青葉賞
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