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第68回 日経賞のデータ [競馬データ]

89年以降、11年の阪神競馬場での施行を除く30年間、連対馬60頭、3着馬30頭からです。


ともかくも、この日経賞は結構「天皇賞(春)」と直結しているレースです。
89年以降30年で、この日経賞からは14頭の連対馬を生んでいます。
特に近年の2013年の上位3頭はいずれも前走日経賞の馬で占めました。
また、日経賞の「1番人気」の馬で見ていきますと、天皇賞(春)に出走した馬は全部で20頭いて、そのうち7頭(1着3頭、2着4頭)が連対しています。(11年の阪神競馬場施行での1番人気1着のトゥザグローリーは、天皇賞(春)では1番人気13着でした。)
その天皇賞(春)で連対した7頭の日経賞での着順ですが、1着が5頭、2着が1頭、6着が1頭となっていました。
また、残り連対をはずした13頭のうち、07年のマツリダゴッホ(11着)、09年のネヴァブション(13着)、14年のサウンズオブアース(9着)、15年のサウンズオブアース(15着)、17年ゴールドアクター(7着)を除く8頭は天皇賞(春)で掲示板に載っていました。(3着2頭、4着3頭、5着3頭)


では、日経賞そのもののデータに戻ります。
まず日経賞の1番人気の着順ですが、1着が10頭、2着が7頭と30頭中17頭が連対していました。
連対をはずした13頭は、3着が4頭、4着が1頭、5着が1頭、6着が5頭、7着が1頭、9着が1頭となっていました。
ちなみに、この掲示板をはずした6着の5頭ですが、そのうち4頭はグラスワンダー、マンハッタンカフェ、コスモバルク、ロジユニヴァースと名前が通った馬で、まず前3頭はそれぞれ前走有馬記念で1番人気(1着)、3番人気(1着)、2番人気(11着)と上位人気となっていました。
また、最後のロジユニヴァースは、前走は前年の日本ダービーで、2番人気1着となっていました。
あと残り1頭も名前の通ったライスシャワーで、前走京都記念1番人気6着ですが前々走はやはり有馬記念4番人気(3着)と上位人気でした。
また、前走も1番人気でこの日経賞も1番人気だった馬は6頭いて、上記で書いた前走有馬記念1番人気(1着)からこの日経賞で6着になったグラスワンダー1頭を除けば5頭とも連対していました。

では、1番人気が連対をはずした年の13回のそれぞれの人気の組み合わせはどうだったのでしょうか。
「4-2」(94年)
「2-4」(95年)
「12-7」(98年)
「9-2」(00年)
「5-3」(02年)
「5-3」(05年)
「3-2」(07年)
「4-7」(09年)
「6-4」(10年)
「12-2」(12年)
「4-5」(15年)
「4-7」(17年)
「3-7」(18年)
という組み合わせで、98年、09年、10年、15年、17年の5年以外は2番人気か3番人気がその代役を果たしていました。
その98年ですが、12頭中12番人気のテンジンショウグンと7番人気のシグナスヒーロとの組み合わせで決まり、馬連の配当が21万3370円と大荒れに荒れています。
どちらかと言えば、固いレースのイメージがある日経賞ですが、この年の大波乱が記憶に残ってしまって、いつか荒れるのではないかと毎年疑心暗鬼になっているところがあります。
しかし、1番人気から5番人気の上位人気の連対馬が、60頭中48頭となっていて、基本的には平穏なレースとなっています。
よって、その98年は例外中の例外だったと言ってもいいのかも知れません。
ただ、12年は、2番人気が2着、1番人気が3着と上位人気の馬が上位着順に来たものの、勝った馬が単勝オッズ167.1倍という万馬券だった12番人気ネコパンチでしたので、荒れるのが例外だと思っているとまた手痛いしっぺ返しがあるかも知れません。
14年も、大きく荒れなかったものの、1着が1番人気、3着が3番人気と上位人気の馬が来ましたが、2着には10番人気(ホッコーブレーヴ)が入って、そこそこ荒れました。

3着馬の人気ですが、1番人気が4頭、2番人気が3頭、3番人気が4頭、4番人気が7頭、5番人気が1頭、6番人気が5頭、7番人気、8番人気が各2頭、10番人気、11番人気が各1頭となっています。
また、3着馬で単勝オッズが二桁以上だったのは30頭中15頭で、内訳は、10倍台が9頭、20倍台が3頭、40倍台、50倍台が各1頭、あと三桁が1頭で、287倍となっていました。
ちなみにその単勝万馬券オッズは、上記で挙げた96年3着のテンジンショウグンのものです。
このあとこのテンジンショウグンは、98年1着時にも355.7倍と単勝オッズが万馬券になっています。


次に臨戦過程ですが、前走で掲示板に載ったのは連対馬60頭中46頭で、そのうち36頭は3着以上でした。
前走掲示板をはずした14頭のうち7頭は、当日単勝オッズ1桁の4番人気以上の上位人気となっていました。
あとの7頭の前走ですが、先に挙げた98年の連対馬のテンジンショウグン(当日12番人気)が前走障害レースで9着、シグナスヒーロー(当日7番人気)が前走3200m芝のダイヤモンドSで9着、00年優勝のレオリュウホウ(当日9番人気)が前走地方交流ダートのG1の川﨑記念で10着、12年優勝のネコパンチ(当日12番人気)が前走3400m芝のダイヤモンドSで12着、14年2着のホッコーブレーヴ(当日10番人気)が前走ジャパンC12着、15年2着のウインバリアシオン(当日5番人気)が前走有馬記念12着、19年1着のメイショウテッコン(当日3番人気)が前走日経新春杯で9着となっていました。
強いて言えば、テンジンショウグンはその前々年のこの日経賞での3着馬、レオリュウホウはこの中山でのセントライト記念の勝ち馬、シグナスヒーローはこの中山でのアメリカJCCとステイヤーズSで共に2着の実績がありました。
ネコパンチはそういった強調材料はありませんが、この中山2500m芝で、1000万下条件戦でしたけれど、2戦1着、3着の実績がありました。
同じくホッコーブレーヴも強調材料はありませんが、この中山2200m芝の準オープンで3着の実績がありました。
またウインバリアシオンは、この日経賞で前々年2着、前年1着という成績を収めていました。

それから、前走のレースですが、ほとんどが重賞の中で、ここ19年で前走オープン特別が3頭、準オープンが6頭と上り馬が目立ってきています。
前走オープン特別の3頭は、当日の人気が5番人気、2番人気、3番人気と上位人気で、その前のレース(前々走)は2頭が重賞でそれぞれ2着、3着、もう1頭は準オープンで1着でした。
前走準オープンの6頭ですが、前走そのレースで連対していて、当日人気は7番人気以上の人気となっていました。
同じく3着馬の臨戦過程の前走ですが、30頭中、前走オープン特別1着を除いて、29頭の前走は重賞でした。
その前走の人気ですが、30頭中19頭が4番人気以上の上位で、あと11頭が6番人気~13番人気の下位人気となっていました。
着順も30頭中24頭が5着以上の上位着順で、残り6頭が6着~11着の下位着順となっていました。


次に、連対馬の当日の馬体重ですが、60頭中、500kg以上が24頭、449kg以下は3頭、そしてその中間は33頭となっています。
3着馬では、30頭中、500kg以上が7頭、449kg以下は2頭、そしてその中間は21頭となっています。
特に、500kg以上が98年から04年まで7年連続で少なくとも1頭が3着以上に入っていました。
また09年は、1着から3着まで500kg以上の馬が占めました。
そして、その翌年の10年の1着、(阪神で行なわれた)11年の1着、2着、12年の2着、3着、13年の2着、14年の1着、15年の2着、16年の2着、17年の1着、2着、18年の1着馬、19年の1着馬と、ここ11年連続500kg以上の馬が連対、または3着以内に入っています。
一応、今年も500kg以上の大型馬には目を向ける必要はあるかと思います。
ちなみに、前走500kg以上の馬体重だった登録馬は、ガンコ(前走510kg)、ソウルスターリング(前走512kg)、ポンデザール(前走500kg)、マイネルカレッツァ(前走516kg)、ヤマカツライデン(前走554kg)の5頭となっています。
それから、当日馬体重500kgを超える可能性のある前走490kg台の馬もいますので、当日の馬体重には要注意です。


毛色は、連対馬では鹿毛が25頭、黒鹿毛が16頭、栗毛が10頭、青鹿毛が7頭、芦毛が2頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が13頭、黒鹿毛が8頭、栗毛が7頭、芦毛、青鹿毛が各1頭となっています。


年齢は、連対馬では4歳が25頭、5歳が16頭、6歳が12頭、7歳が4頭、8歳が2頭、9歳が1頭となっていました。
3着馬では、5歳が11頭と最も多く、次いで4歳が8頭、6歳が6頭、7歳が4頭、8歳が1頭となっています。


続いて父の血統ですが、連対馬ではヘイルトゥリーズン系が29頭と最も多く、ノーザンダンサー系が続いて15頭となっていました。
その中でも6頭がニジンスキー系でした。
そして、あとナスルーラー系が4頭と続いていました。
3着馬では、ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス4頭、シンボリクリスエス、マヤノトップガン、ディープインパクト、マーベラスサンデーが各1頭)が9頭、ノーザンダンサー系、が8頭、ナスルーラー系が6頭と続いています。


以上ですが、とりあえず、人気が落ち着いた時点で、1番人気馬の取捨選択から始めようと思っています。
あとは、上記のデータとにらめっこしながら、何とか勝ち馬券にちょっとでも近づける様に検討し結論を出したいと思います。

タグ:日経賞
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