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第50回 高松宮記念のデータ [競馬データ]

12年からリニューアルされた中京競馬場で行われています。
リニューアルされてから今回で9回目となります。
その前の11年は、改修のため阪神競馬場で行われました。
よって、今年も、まずは改修前の中京競馬場でのデータを再掲しておきたいと思います。
3月のこの時期に変更になった2000年から2010年までの11年間、連対馬22頭、3着馬11頭からです。
それから、各データの項目の後に、12年から昨年19年までの7年間の新しい中京競馬場での開催分と11年の阪神競馬場での開催分をそれぞれ付随しておきたいと思います。


まず臨戦過程の前走からですが、連対馬22頭中13頭が前走阪急杯でした。
その阪急杯での着順は、1着が3頭、2着が4頭、3着が2頭、4着、5着が各1頭、7着が2頭となっていました。
この連対馬以外の3着、4着、5着、7着の計6頭の阪急杯時の人気は、順に1番人気、2番人気、2番人気、2番人気、2番人気、1番人気と、1番人気か2番人気の上位人気となっていました
ちなみに、11年、阪神で行われた高松宮記念の2着馬サンカルロの前走は、阪急杯4番人気1着となっていました。

新しい中京で行われた12年の高松宮記念では、同じく2着となったサンカルロの前走は、阪急杯1番人気3着となっていました。
13年では、前走阪急杯1番人気1着で制したロードカナロアがそのままこの高松宮記念1番人気1着となりました。
同じく、14年でも前走阪急杯2番人気1着で制したコパノリチャ-ドがそのまま高松宮記念でも3番人気1着となっています。
しかし15年の連対馬2頭はどちらも前走は阪急杯ではありませんでした。
ただ、3着から6着までの4頭は前走阪急杯となっていました。
(前走阪急杯2番人気1着のファイワマッジョーレは2番人気6着、4番人気2着だったミッキーアイルは3番人気3着)
16年の高松宮記念では、前走阪急杯1番人気1着だったミッキーアイルは2番人気2着となっています。
17年、18年の高松宮記念では、両年とも前走阪急杯で連対した馬2頭を含む3頭の出走がありましたが、連対することができませんでした。
昨年19年の高松宮記念では、前走阪急杯1番人気7着だったミスターメロディは3番人気1着となっています。
結局、リニューアルした12年以降、前走阪急杯としては、連対馬16頭中5頭のみとなっています。
その連対した5頭の前走阪急杯での人気は1番人気が4頭、2番人気が1頭となっていました。
着順は、1着3頭、3着1頭、7着1頭となっていました。
今回、前走阪急杯の登録馬は3頭いますが、そのうち1番人気だったのは、ダイアトニック(3着)で、2番人気だった馬の出走はなし、あと2頭は、3番人気7着だったクリノガウディー、4番人気5着のステルヴィオとなっています。

あと、旧の中京競馬場施行での残り9頭の前走の内訳ですが、重賞G3のシルクロードSとオーシャンSが各2頭、重賞G1のフェブラリーS、マイルCS、スプリングSが各1頭、G2の阪神牝馬Sと中山記念が各1頭となっています。
昨年まででも触れましたが、この9頭中8頭が「3番人気1着」「6番人気2着」「7番人気1着」「1番人気1着」や、あるいは「2番人気9着」「1番人気13着」「1番人気4着」「2番人気1着」となっていて、その時の人気と着順のどちらかがもしくは両方でそれぞれ「1」か「2」という数字が見られていました。
ただあと残り1頭は06年2着になったペールギュントで、その前走が中山記念「12番人気13着」となっていて、結果的にこのデータを完全に逸脱したものとなっていました。
この馬が連対した当時、本当にデータの難しさを痛切に感じてしまいました。
また、その9頭中8頭の前々走は1着が6頭、3着が2頭と3着以内に入っていましたが、残り1頭がまたもやそのペールギュントで、その前々走は11番人気12着と、ここでもかなり逸脱していて、さらに難しいものを感じてしまった次第です。
ちなみに11年の阪神での1着馬キンシャサノキセキの前走はオーシャンS2番人気2着、前々走も1着とこのデータに当てはまっていました。

12年の新しい中京での1着馬カレンチャンの前走はオーシャンS1番人気4着、前々走は海外の香港での5着で、前走はデータに当てはまっていて、前々走は準じている形となっていました。
13年の2着馬ドリームバレンチノの前走はシルクロードS2番人気1着で、前々走はG1のスプリンターズS9番人気3着となっていて、前走、前々走ともデータに当てはまっていました。
14年の2着馬スノードラゴンの前走はオーシャンS11番人気2着で、前々走は根岸S7番人気11着と、前走はデータに当てはまっていたものの、前々走はデータに逸脱したものとなっていました。
ただ、その根岸Sはダート戦。このレースを例外と捕らえるならば、一応データに則ったと言えるかと思います。
15年は、1着馬エアロヴェロシティは海外からの参戦、前走、前々走とも香港のG1でそれぞれ1番人気2着、2番人気1着とデータに当てはまっていました。
2着馬ハクサンムーンの前走はオーシャンS1番人気2着、前々走は阪神C11番人気18着と、前走はデータに当てはまっていたものの、前々走はデータに逸脱したものとなっていました。
16年の1着馬ビッグアーサーの前走は、シルクロードS1番人気5着、前々走は、阪神C1番人気3着となっていて、前走、前々走ともデータに当てはまっていました。
17年の1着馬セイウンコウセイの前走は、シルロードS4番人気2着、前々走は淀短距離S5番人気1着で、共にデータに当てはまっていました。
2着馬レッツゴードンキの前走は、京都牝馬S1番人気1着、前々走はオープン特別ターコイズS6番人気2着で、こちらも共にデータにはまっていました。
18年の1着馬ファインニードルの前走は、シルクロードS4番人気1着、前々走はスプリンターズS6番人気12着と、前走はデータに当てはまっていたものの、前々走はデータに逸脱したものとなっていました。
2着馬は、前年に続いて2着となったレッツゴードンキですが、この年の前走はダートのG1フェブラリーS10番人気5着、前々走は香港で3番人気6着と、前走はダート戦で度外視となりますが、前々走はデータにははまっていませんでした。
昨年19年の2着馬セイウンコウセイの前走は、シルクロードS5番人気15着、前々走はダートの重賞JBCスプリントで7番人気14着と、前々走は度外視にしても、前走はかなり逸脱していました。
結局、過去8年連対馬16頭中前走阪急杯を除いた11頭の前走の内訳は、前走シルクロードSが5頭、オーシャンSが3頭、香港のG1、京都牝馬S、フェブラリーSが各1頭となっていました。
前走ダートのG1フェブラリーSを走った18年2着のレッツゴードンキと19年2着のセイウンコウセイを除く9頭は、リニューアル以前と同じ、人気と着順のどちらかがもしくは両方でそれぞれ「1」か「2」という数字が見られていました。
前々走では、11頭中5頭が3着以上、ダートで3着以上を外したのは2頭となっていました。
今回の登録馬で、前走(阪急杯を除く)重賞だった馬でこのデータの当てはまっているのは、アウィルアウェイ(前走シルクロードS3番人気1着)、グランアレグリア(前走阪神C1番人気1着)、タワーオブロンドン(前走オーシャンS2番人気3着)、ダノンスマッシュ(前走オーシャンS1番人気1着)、ナックビーナス(前走オーシャンS3番人気2着)、ミスターメロディ(前走ダートの重賞JBCスプリント1番人気6着)、モズアスコット(ダートの重賞フェブラリーS1番人気1着)、モズスーパーフレア(シルクロードS2番人気4着)、ライトオンキュー(京阪杯2番人気1着)の9頭となっています。
そのうち、前々走が3着以上だったのは、タワーオブロンドン、ナックビーナス、モズアスコット(ただしダートの重賞)の3頭となっています。

続けて3着馬を見ていきます。
2000年から2010年までの3着馬の臨戦過程ですが、前走のレースで多かったのは阪急杯が4頭、そしてシルクロードSの3頭が続いています。
あと、オーシャンSが2頭、スプリンターズS、東京新聞杯が各1頭ずつとなっていました。
着順は、1着が3頭、2着が2頭、4着が1頭、5着が2頭、6着が1頭、9着が2頭となっていました。
前々走ですが、着順は1着が4頭、2着が3頭、3着も3頭、4着が1頭と11頭とも4着以上となっていました。
ちなみに、11年の阪神での3着馬アーバニティの前走は、シルクロードS14番人気2着、前々走は阪神C11番人気16着でした。

12年の新しい中京での3着馬ロードカナロアの前走は、シルクロードS1番人気1着、前々走は京阪杯1番人気1着でした。
13年の3着馬は10番人気のハクサンムーンで、前走はオーシャンS3番人気9着でしたが、前々走は京阪杯10番人気1着でした。
14年の3着馬は1番人気のストレイトガールでしたが、前走はシルクロード2番人気1着、前々走はオープン特別1番人気1着でした。
15年の3着馬は3番人気のミッキーアイルで、前走は阪急杯4番人気2着、前々走は阪神C1番人気7着でした。
16年の3着馬は3番人気のアルビアーノで、前走はオーシャンS1番人気5着、前々走はマイルCS5番人気5着でした。
17年の3着馬は1番人気のレッドファルクスで、前走は香港スプリント3番人気12着、前々走はスプリンターズS3番人気1着でした。
18年の3着馬は10番人気のナックビーナスで、前走はオーシャンS2番人気2着、前々走はシルクロードS6番人気5着でした。
19年の3着馬は17番人気のショウナンアンセムで、前走はオーシャンS13番人気5着、前々走は東京新聞杯11番人気15着でした。
結局、リニューアル以降の過去8年の3着馬を通して見てみますと、前走ではオーシャンSが4頭、シルクロードSが2頭と争っていて、阪急杯と香港のG1が各1頭となっています。
その人気と着順ですが、人気と着順のどちらかがもしくは両方でそれぞれ「1」か「2」か「3」か「5」という数字が見られていました。
今回の登録馬で前走オーシャンS、シルクロードS、阪急杯、香港のG1で、人気と着順のどちらかがもしくは両方で、「1」、「2」、「3」という数字が見られたのは、アウィルアゥエイ(前走シルクロードS3番人気1着)、クリノガウディー(前走阪急杯3番人気7着)、ダイアトニック(前走阪急杯1番人気3着)、タワーオブロンドン(前走オーシャンS2番人気3着)、ダノンスマッシュ(前走オーシャンS1番人気1着)、ナックビーナス(前走オーシャンS3番人気2着)、ナランフレグ(前走シルクロードS8番人気3着)、モズスーパーフレア(前走シルクロードS2番人気4着)の8頭となっています。


続いて、昨年と同様、他のデータも出して絞っていきたいと思います。
連対馬の人気の組み合わせでは、「4-8」、「1-3」、「3-2」、「3-2」、「2-1」、「4-6」、「4-2」、「1-13」、「4-5」、「3-1」、「1-6」で決まっているように、00年、05年、07年、08年の4年で4番人気以下の人気薄同士の決着、もしくは片方で絡んだ以外は上位人気4頭以内の決着となっていました。
ちなみに、11年の阪神では、「3-4」

リニューアル以降の中京の人気の組み合わせは、

12年では「2-3」
13年では「1-2」
14年では「3-8」
15年では「4-6」
16年では「1-2」
17年では「5-2」
18年では「2-3」
19年では「3-12」
という決着となっていました。
1着馬の人気はすべて5番人気以上の上位人気(1番人気2頭、2番人気2頭、3番人気2頭、4番人気、5番人気各1頭)ですが、2着馬は、2番人気3頭、3番人気2頭と上位人気5頭に対して、6番人気、8番人気、12番人気と6番人気以下の下位人気が3頭も来ているので要注意です。


3着馬の人気ですが、旧中京では、順に人気の数字を羅列してみますと、2,16,4,10,8,3,2,1,15,3,11,17となっていました。
4番人気以上が6頭いる反面、二桁人気が4頭と極端な結果となっています。
ちなみに、11年の阪神の3着馬の人気は11番人気

リニューアル以降の中京での3着馬の人気は、
12年は1番人気
13年は10番人気
14年は1番人気
15年は3番人気
16年は3番人気
17年は1番人気
18年は10番人気
19年は17番人気
となっていました。
こちらも、1番人気3頭、3番人気2頭と上位人気が5頭に対して、10番人気2頭、17番人気1頭と、二桁人気が3頭と極端な結果となっています。
リニューアル後の8年間では、基本的に、1着から4着まで見てみると、4番人気までの上位人気が少なくとも2頭が入っています。


枠順ですが、3着まで含めますと、11年中7年で8枠が絡んでおり、また残る5年のうち3年で7枠、あと1枠と8枠が絡んでいるように、3着以内の馬券の対象としては、8枠もしくは7枠の外枠に一応の注意を要する必要があるようです。(あと残り7枠と8枠が3着以上に入らなかった1年は、4着が8枠でした。)
ちなみに11年の阪神では、2枠-4枠-3枠といずれも内枠でした。

新しい中京での高松宮記念の枠順では、
12年 5枠-8枠-1枠
13年 6枠-6枠-7枠
14年 3枠-8枠-5枠
15年 2枠-7枠-8枠
16年 2枠-3枠-4枠
17年 3枠-2枠-4枠
18年 5枠-4枠-4枠
19年 2枠-2枠-4枠
最初の4年は、8枠か7枠がどちらかか両方が3着以内に入っていましたが、あとの4年は4枠が連続して3着以内に入り、その前後の枠が目立っていました。


年齢では、連対馬では、5歳が12頭と最も多く、続いて6歳の5頭、4歳の3頭、7歳の2頭となっていました。
3着馬では、5歳と6歳が各4頭、4歳、7歳、8歳が各1頭ずつとなっていました。
ちなみに阪神開催の11年の年齢の順は、8歳-5歳-7歳で高齢馬が目立ちました。

リニューアルされた中京では、
12年は、5歳-6歳-4歳
13年は、5歳-6歳-4歳
14年は、4歳-6歳-5歳
15年は、7歳-6歳-4歳
16年は、5歳-5歳-4歳
17年は、4歳-5歳-6歳
18年は、5歳-6歳-5歳
19年は、4歳-6歳-6歳
となっていました。
8年中7年で3着以内に1頭ないし2頭(19年)6歳馬が入っています。
とりあえず6歳馬が要注意のようですね。


父の血統では、サンデーサイレンス系が10頭(サンデーサイレンスが7頭、フジキセキが3頭)と最も多く、次にノーザンダンサー系が5頭、続いてミスタープロスペクター系が3頭、あとナスルーラー系、マンノウォー系が各2頭となっていました。
3着馬では、ヘイルトゥリーズン系が4頭(サンデーサイレンスが3頭、マヤノトップガンが1頭)、ノーザンダンサー系も4頭、ミスタープロスペクター系が2頭、あとサクラバクシンオー産駒が1頭となっていました。
11年の阪神では、順に、フジキセキ、シンボリクリスエス、マンハッタンカフェと、サンデーサイレンス系2頭を含むヘイルトゥリーズン系が占めました。

リニューアルされた中京では、
12年では、順に、クロフネ(ノーザンダンサー系)、シンボリクリスエス、キングカメハメハ(ミスタープロスペクター系)となっていました。
13年では、順に、キングカメハメハ(ミスタープロスペクター系)、ローズインメイ(ヘイルトゥリーズン系)、アドマイヤムーン(ミスタープロスペクター系)となっていました。
14年では、順に、ダイワメジャー(サンデーサイレンス系(ヘイルトゥリーズン系))、アドマイヤコジーン(グレイソブリン系(ナスルーラ系))、フジキセキ(サンデーサイレンス系(ヘイルトゥリーズン系))となっていました。
15年では、順に、Pins(トムフール系)、アドマイヤムーン(ミスタープロスペクター系)、ディープインパクト(サンデーサイレンス系(ヘイルトゥリーズン系))となっていました。
16年では、順に、サクラバクシンオー(ナスルーラ系)、ディープインパクト(サンデーサイレンス系(ヘイルトゥリーズン系))、ハーランズホリディ(ストームバード系(ノーザンダンサー系)となっていました。
17年では、順に、アドマイヤムーン(ミスタープロスペクター系)、キングカメハメハ(ミスタープロスペクター系)、スェプトオーヴァーボード(ミスタープロスペクター系)となっていました。
18年では、順に、アドマイヤムーン(ミスタープロスペクター系)、キングカメハメハ(ミスタープロスペクター系)、ダイワメジャー(サンデーサイレンス系)となっていました。
19年では、順に、スキャットダディ(ストームバード系(ノーザンダンサー系))、アドマイヤムーン(ミスタープロスペクター系)、ジャングルポケット(ナスルーラ系)となっていました。
また、毎年少なくとも、父かBMS(母の父)でナスルーラ系だった馬が1頭3着以内に入っていました。
登録馬でナスルーラ系絡みの馬は、グランアレグリア、ゴールドクイーン、シヴァージ、セイウンコウセイ、タワーオブロンドン、ラブカンプーの6頭となっています。


続いて毛色は、連対馬では、鹿毛が11頭と最も多く、栗毛と黒鹿毛が各4頭、青鹿毛が2頭、芦毛が1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛と栗毛が各5頭、黒鹿毛が1頭となっています。
ちなみに、11年の阪神では、鹿毛-黒鹿毛-黒鹿毛という順番になっていました。

新しい中京では、
12年、芦毛-黒鹿毛-鹿毛
13年、鹿毛-青毛-栗毛
14年、黒鹿毛-芦毛-鹿毛
15年、鹿毛-栗毛-鹿毛
16年、鹿毛-鹿毛-鹿毛
17年、栗毛-栗毛-芦毛
18年、鹿毛-栗毛-青鹿毛
19年、鹿毛-栗毛-芦毛
という順番になっていました。


以上ですが、毎年同じことを書いていますが、上記のデータから結構絞れそうな感じはしますね。
しかし、昨年のような3連単の配当、約450万円のようなこともあるので、なかなか一筋縄ではいきません。
今年も、上記のデータを踏まえながら、また少しは例外にも目を向けながら、検討に検討を重ねて、今年も絞りきっていきたいと思います。

タグ:高松宮記念
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