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第68回 阪神大賞典のデータ [競馬データ]

とにもかくにも「1番人気」が圧倒的に強いレースです。
87年以降昨年までの33年間では、3着以内を外したのは、87年、1番人気4着となったフレッシュボイス、89年2着入線のスルーオダイナの失格、09年、1番人気7着となったオウケンブルースリの3頭のみとなっています。
その3着以内に入った30頭の内訳は、1着19頭、2着7頭、3着4頭(93年ナイスネイチャ、08年ポップロック、10年メイショウベルーガ、18年クリンチャー)となっていました。
ちなみに、オウケンブルースリが7着となった翌年以降の10年から昨年19年までの10年ですが、
10年の1番人気メイショウベルーガは3着
11年の1番人気コスモメドウは2着
12年の1番人気オルフェーヴルは2着
13年の1番人気ゴールドシップは1着
14年の1番人気ゴールドシップは1着
15年の1番人気ゴールドシップは1着
16年の1番人気シュヴァルグランは1着
17年の1番人気サトノダイヤモンドは1着
18年の1番人気クリンチャーは3着
19年の1番人気シャケトラは1着
となっていました。
このように10年以降もまた、1番人気の馬は少なくとも3着以内(1着6頭、2着2頭、3着2頭)に入っていて、その強さをまた発揮しています。
さて今年の出走馬では、キセキが1番人気になりそうですが、11年連続3着以内をキープできるでしょうか。
ちなみに09年の時点では、7着と敗れたオウケンブルースリの単勝オッズは2.6倍でしたが、それまでの1番人気の単勝オッズは、最低1.1倍、最高2.5倍となっていました。(87年4着と敗れたフレッシュボイスは2.1倍)
この辺り、数値的には微妙なものがありますけれど、単勝オッズからの取捨選択で、だいたいの目安にはなるかと思われます。
しかし、その翌年の10年の1番人気で3着となったメイショウベルーガは単勝オッズは4.3倍と、これまでで一番高いオッズを記録いたしました。
そして、11年の1番人気2着だったコスモメドウも、単勝オッズは2.9倍と、またそれまでの連対馬の目安と思われていたオッズをも超えてしまいました。
もしかしたら、オッズの目安の傾向も変わってきたのかも知れません。
ただ、その後の単勝オッズは、
12年の1番人気2着のオルフェーヴル、「1.1倍」
13年の1番人気1着のゴールドシップ、「1.1倍」
14年の1番人気1着のゴールドシップ、「1.7倍」
15年の1番人気1着のゴールドシップ、「1.6倍」
と4年連続1倍でしたが、
16年の1番人気1着のシュヴァルグラン、「3.0倍」
とまた高い単勝オッズとなりました。
その後は、
17年の1番人気1着のサトノダイヤモンド、「1.1倍」
18年の1番人気3着のクリンチャー、「1.9倍」
19年の1番人気1着のシャケトラ、「2.2倍」
となっています。
圧倒的または抜けたオッズとなってしっかり連対、または3着を外していませんでしたので、1倍台であれば、人気に応えてくれるものと思います。
特に12年のオルフェーヴルは道中、思っても見なかった暴走がなければもしかしたら勝っていたかも知れないですね。
でも、あのような暴走があっても最後2着に来たのですから、本当にたいしたものです。
また、16年に勝ったシュヴァルグランの単勝オッズは3.0倍のように、その高いオッズでも勝ったのですから、単勝オッズにあまりとらわれない方がいいかも知れませんね。
さて、今年の1番人気の馬の単勝は何倍となるのでしょうか。


では、いつものように、過去のデータを見ていくことにいたします。
92年以降、94年中京開催、95年京都開催を除く26年、連対馬52頭、3着馬26頭からです。


まず臨戦過程ですが、前走3000m以上の距離を走った連対馬は全部で12頭いました。
その12頭の前走の着順は、1着が6頭、2着が2頭、3着が2頭、4着が1頭、5着が1頭となっています。
今回の出走馬10頭では、前走3000m以上で掲示板に載った馬は、前走ダイヤモンドS3番人気2着のメイショウテンゲン、同じく4番人気4着のレノヴァール、同じく5番人気5着のタイセイトレイルの3頭となっています。
3着馬25頭では、前走3000m以上走ったのは6頭で、その前走の着順は、1着2頭、4着1頭、5着1頭、6着1頭、7着1頭となっていました。
また、その前走時の人気は、1番人気が1頭、2番人気が3頭、5番人気が1頭、9番人気が1頭となっていました。
今回前走3000m以上を走った馬で掲示板を外した出走馬は今回はいません。


次に、前走重賞を走った連対馬ですが、52頭中46頭占めていました。
あと残り6頭のうち4頭は、オープン特別の万葉S1番人気1着となっています。
あと2頭は共に準オープン特別で、それぞれ1番人気1着、4番人気3着となっていました。

今回の出走馬で前走重賞を走ったのは、10頭中8頭となっていて、残り2頭の前走は共に、準オープン特別(3勝クラス)1番人気1着となっています。


さて、前走重賞で一番多かったレースですが、有馬記念の18頭となっていました。
その18頭の有馬記念時の人気ですが、6番人気1着、15番人気1着、16番人気9着、9番人気8着、11番人気9着の5頭を除く13頭は、着順に関係なく人気は5番人気以上の上位人気でした。
今回の出走馬で前走有馬記念を走った馬は、7番人気5着のキセキの1頭となっています。
あと、有馬記念以外の重賞の内訳ですが、日経新春杯が8頭、京都記念が6頭、ダイヤモンドSが6頭、AJCCが4頭、ジャパンCと中京記念、そしてステイヤーズSがそれぞれ1頭ずつとなっています。
その中で、前走中京記念7番人気13着(01年2着のエリモブライアン)、前走京都記念7番人気16着(08年2着のアイポッパー)、前走日経新春杯1番人気7着(09年2着のヒカルカザブエ)、前走AJCC1番人気7着のゴールドシップの4頭を除く23頭は5着以内の上位に入っていました。
今回の出走馬で、前走有馬記念以外の重賞で5着以内に入っていたのは、前走ダイヤモンドS3番人気2着のメイショウテンゲン、同じく4番人気4着のレノヴァール、同じく5番人気5着のタイセイトレイル、前走ジャパンC4番人気5着のユーキャンスマイルの4頭となっています。

それから、3着馬の前走ですが、重賞が21頭で、オープン特別と準オープンが各2頭、地方レースが1頭となっていました。
その前走重賞の21頭ですが、07年まで有馬記念だった馬は1頭もいませんでしたが08年初めて前走有馬記念の馬(2番人気5着のポップロック)が3着に入りました。

そして15年では、前走有馬記念7番人気7着のラストインパクトが3着に入り2頭目となりました。
1番多かったのは、京都記念の6頭、続いてダイヤモンドSの5頭となっています。
また3着馬26頭の前走の着順ですが、15頭が掲示板に載っていました。
あと11頭は掲示板圏外からの巻き返しとなっています。


毛色は、1着馬では、鹿毛が10頭、栗毛が8頭、芦毛が4頭、黒鹿毛が3頭、青鹿毛が1頭となっていました。
2着馬では、鹿毛が13頭、栗毛が8頭、黒鹿毛が4頭、青鹿毛が1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が18頭、栗毛が4頭、黒鹿毛が2頭、芦毛、青鹿毛が各1頭と、鹿毛が圧倒的な数となっています。


年齢は、1着馬では、4歳馬が9頭、5歳馬が9頭、6歳馬が6頭、7歳馬が1頭、8歳馬が1頭となっていました。
2着馬では、4歳馬が16頭と圧倒的に多く、続いて5歳馬が7頭、6歳馬が2頭、8歳馬が1頭となっていました。
3着馬では、5歳馬が11頭と最も多く、4歳馬が9頭、6歳馬と7歳馬が各3頭となっていました。


枠順の出目は、連対馬では8枠が14頭と最も多く、6枠が8頭、2枠が7頭、1枠と3枠が各6頭、5枠が5頭、4枠と7枠が各3頭となっていました。
3着馬では、6枠が5頭、5枠と7枠が各4頭、1枠、3枠、8枠が各3頭、2枠と4枠が各2頭となっています。


以上ですが、今年も1番人気馬の取捨選択からですが、まずは1番人気になるであろうキセキの検討から始まりそうですね。
あとのその他の馬の選択はかなり悩みそうです。
ともかく今年も、1頭1頭、長距離戦で善戦できるかどうかの可能性を探りながら、結論を出していこうと思います。

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