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第34回 ファルコンステークスのデータ [競馬データ]

元々は3歳馬限定で、中京1200mで行われていた重賞でしたが、12年からは、リニューアルされた中京競馬場で初めて1400m芝として施行されているレースとなっています。
いわば、5月に行われるG1のNHKマイルの前哨戦に当たるレースとなっています。
12年は、「4番人気-12番人気-3番人気」の順で決まり、馬連は約2万円弱の万馬券、3連単は約32万円と荒れました。
13年は、「2番人気-11番人気-5番人気」の順で決まり、馬連は8000円台の高配当、3連単は約15万円と前年ほどではないにしても同じく荒れています。
14年は、「1番人気-3番人気-11番人気」の順で決まり、一転馬連は850円とほぼ平穏となり、3連単も4万円台と前の2年と比べて低い配当となりました。
15年は、「14番人気-4番人気-5番人気」の順で決まり、馬連は20000円台の万馬券、3連単は再び63万円台と大きく荒れました。
16年は、「2番人気-3番人気-9番人気」の順で決まり、馬連は、1番人気馬が飛んだということもあって、1960円とこの組み合わせでは結構付いた配当となりました。
一方3連単は、4万円台と、14年と同じく他の3年と比べて低い配当となりました。
17年は、「3番人気-2番人気-6番人気」の順で決まり、馬連は前年とよく似た配当で1610円、3連単も同じように6万円台という配当となりました。
18年は、「3番人気-7番人気-5番人気」の順で決まり、馬連は5480円とそこそこの高配当、3連単は14年16年17年とほぼ同じく6万円台の配当となりました。
19年は、「4番人気-3番人気-2番人気」の順で決まり、馬連は2270円と16年、17年くらいの配当、3連単は2万円台で一番低い配当となりました。

その8年間の3着以内のそれぞれの人気の組み合わせは、19年を除いて偶然にもよく似た傾向を辿っています。
着順は違いますけれど、3着以内には、1番人気から5番人気までの上位人気から2頭と、あと1頭は、6番人気が1年、7番人気が1年、9番人気が1年、11番人気が2年、12番人気が1年、14番人気が1年と、二桁人気が4年を含む、6番人気以下の人気薄の馬がそれぞれ絡んでいました。
その3着に6番人気が来た17年では、4着に12番人気、5着に10番人気が、9番人気が来た16年では、5着に15番人気が、3頭とも4番人気以上だった19年では、4着に11番人気、5着に14番人気が、それぞれ来ていましたので、二桁人気の馬には一応検討が必要かと思います。
ただ昨年18年の二桁人気の馬の最高位は、12番人気の9着となっています。

その3着以内に入った6番人気以下の馬の内訳は、
12年は「12番人気(単勝オッズ30.8倍)」が2着
13年は「11番人気(同34.4倍)」が2着
14年は「11番人気(同57.6倍)」が3着、
15年は「14番人気(同78.3倍)」が1着
16年は「9番人気(同24.4倍)」が3着
17年は「6番人気(同14.3倍)」が3着
18年は「7番人気(同15.3倍)」が2着
となっていました。
そのうち、人気薄の馬が、12年と13年では共に2着、15年では1着に入ったことによって、結果的に馬連、3連単の配当が荒れてしまったようです。
昨年は途切れてしまいましたが、一昨年までの8年連続の同じ傾向をもし辿るとすれば、6番人気以下の馬が1頭入るということになります。
そういうことで、とりあえずその8年のそれぞれの人気薄の馬の傾向をまず探ってみようと思います。

まず、12年の2着馬ですが、その12番人気の馬、レオンビスティーは前走シンザン記念で10番人気8着でしたが、それまでは新馬戦で3着、それからダート戦の未勝利戦で3回連続2着を経てから未勝利戦勝ちを収め、初めて芝の1200mのオープン戦を勝ってシンザン記念に挑んでいました。
父はサクラバクシンオー、振り返れば距離の長短が死角になっていたものと思われます。
次に13年の2着馬を見てみますと、その11番人気の馬、カシノピカチュウは前走3歳500万下条件戦で4番人気4着。
それまで、新馬戦で勝ってから前走まで8戦500万下のレースを走って勝てなかったところから人気薄になっていましたが、振り返れば、3走前に同じ中京の1400m芝の500万下条件特別なずな賞で17番人気2着と爆走しており、この辺りが死角になっていたものと思われます。
14年の3着馬では、その11番人気の馬、アルマエルナトは前走500万下条件特別3番人気1着。
新馬戦で4着となってからは、未勝利戦で勝つまで5戦、その次のオープン特別で4着を経て、その次が前走500万下特別1着でした。
その後のこのファルコンSでは11番人気でしたけれど、それまでの8戦ではすべて4番人気以上の上位人気、着順もすべて4着以上の上位着順でした。
この辺りが死角になっていたものと思われます。
15年の1着馬ですが、その14番人気の馬、タガノアザガルは前走オープン特別クロッカス賞で6番人気9着。
新馬戦で2着となって、その次走の未勝利戦ではあっさり勝ち、その後は、小倉2歳SやG1の朝日FS、またオープン特別を走るなど、各上の相手に揉まれた経験がありました。
その辺りが死角になっていたものと思われます
16年の3着馬は9番人気シゲルノコギリザメでしたが、新馬戦から4戦ダートで走っていたものの、5戦目の500万下戦の初芝レースでいきなり勝利、続く重賞のシンザン記念では11番人気で3着と、すでに穴をあける素材を持っていたものと思われます。
17年の3着馬は6番人気メイソンジュニアですが、決して人気薄とは言えませんけれど、前々走でオープン特別福島2歳Sを1番人気1着で勝っていながら、前走は地方のG1で6番人気5着となっていたことから人気を落としていたものと思われます。
18年の3着馬は7番人気のアサクサゲンキでしたが、17年と同じく決して人気薄とは言えませんけど、同じく前走G1朝日杯FSで10着となっていたことから、人気を落としていたものと思われます。
しかしながら、以上はあくまで結果論ですが。
結果論ついでに、この6番人気以下の7頭の共通点として、そのうちカシノピカチュウ、メイソンジュニア、アサクサキングを除く4頭は、血統でナスルーラ系が絡んでいました。
そのカシノピカチュウが2着になった13年ですが、二桁人気でナスルーラ系だった馬は1頭いましたが18番人気17着となっていました。
しかし、同じくそのメイソンジュニアが3着になった17年では、4着にナスルーラ系絡みの12番人気ダイイチターミナルが、18年では、3着にナスルーラ絡みの5番人気フロンティアが上位に来ています。
3着以内に6番人気以下の馬が来なかった19年の4着馬は11番人気でしたが、そのBMSはサクラバクシンオーとナスルーラ系絡みの馬でした。

ちなみに、除いたカシノピカチュウとメイソンジュニア、そしてアサクサキングのそれぞれの父はノーザンダンサー系でした。
その6番人気以下の馬の父7頭を見てみますと、ノーザンダンサー系が4頭、ナスルーラ系が2頭、サンデーサイレンス系が1頭となっています。
今回の登録馬では、ソングオブザハートがナスルーラ系絡み、コスモリモーネ、トリプルエース、ライチェフェイスの3頭の父がノーザンダンサー系となっています。

あと、逆に上位人気の馬の絡みを見てみますと、12年の残り2頭の人気は3番人気と4番人気、13年の残りの2頭の人気は2番人気と5番人気、14年の残りの2頭は1番人気と3番人気、15年の2頭は4番人気と5番人気,16年の2頭は2番人気と3番人気、17年の2頭は3番人気と2番人気、18年の2頭は3番人気と5番人気、19年は4番人気、3番人気、2番人気と3頭ともとなっていて、上位5番人気内から3頭入っていた19年以外、それぞれ2頭入っていました。
その過去8年の5番人気以上の24頭中17頭の父の血統を見てみますと、サンデーサイレンス系が8頭と最も多く、ノーザンダンサー系とミスタープロスペクター系が各4頭、ブランドフォード系(ノヴェリスト)が1頭となっています。

次に、それぞれの年の父の血統を見てみますと、
12年のファルコンSの父の血統は、「フジキセキ(サンデーサイレンス系)-サクラバクシンオー(ナスルーラ系)-ストーミングホーム(ミスタープロスペクター系)」という順で決まりました。
13年は、「クロフネ(ノーザンダンサー系)-スターチューオブリバティ(ノーザンダンサー系)-フジキセキ(サンデーサイレンス系)」
14年は、「キングカメハメハ(ミスタープロスペクター系)-ディープインパクト(サンデーサイレンス系)-ネオユニヴァース(サンデーサイレンス系)」
15年は、「バゴ(ナスルーラ系)-スタチューオブリバティ(ノーザンダンサー系)-キングカメハメハ(ミスタープロスペクター系)」
16年は、「アンライバルド(サンデーサイレンス系)-トーセンファントム(サンデーサイレンス系)-スーパーホーネット(ノーザンダンサー系)」
17年は、「ヴィクトワールピサ(サンデーサイレンス系)-ダイワメジャー(サンデーサイレンス系)-メイソン(ノーザンダンサー系)」
18年は、「スキャットダディ(ノーザンダンサー系)-ストーミィアトランティック(ノーザンダンサー系)-ダイワメジャー(サンデーサイレンス系)
19年は、「ハービンジャー(ノーザンダンサー系)-ロードカナロア(ミスタープロスペクター系)-ノヴェリスト(ブランドフォード系)」となっています。
まとめますと、過去8年の上位3頭、合計24頭中13頭がノーザンダンサー系絡みで、その内訳は、12年の上位3頭のBMS(母の父)、また13年の1着馬の父、2着馬の父とBMS、3着馬のBMS、14年の2着馬のBMS、15年の2着馬の父、16年の3着馬、17年の3着馬の父、18年の1着馬と2着馬のそれぞれの父とBMS、19年の1着馬の父が、それぞれノーザンダンサー系となっていました。
また、父だけ見てみますと、ノーザンダンサー系が8頭となっていましたが、そのうち4頭がストームバード系となっていました。
さらに父がサンデーサイレンス系の馬は24頭中9頭で、そのうち4頭がネオユニヴァース系でした。
残り6頭の父は、ミスタープロスペクター系が3頭、ナスルーラ系が2頭、ブランドフォード系が1頭となっています。


次に重賞経験ですが、12年のファルコンSの上位3頭とも過去に出走していました。

そのうち2頭は、2歳時に経験がありました。
13年では、1着馬、2着馬はそれまで重賞経験はなく、3着馬だけ3歳時に経験がありました。
14年では逆に、1着馬、2着馬はそれまで重賞経験がありましたが、3着馬は重賞経験はありませんでした。
そのうち1着馬は2歳時、3歳時両方経験があり、2着馬は3歳時に経験がありました。
15年では、1着馬、2着馬、3着馬ともそれまで重賞経験がありました。
そのうち1着馬と2着馬は2歳時、3着馬は3歳時に経験がありました。
16年では、上位3頭とも経験があり、そのうち、1着馬は2歳時、2着馬は両方で、3着馬は3歳時にそれぞれ重賞経験がありました
17年では、1着馬、2着馬、3着馬ともそれまで重賞経験がありました。
そのうち1着馬は2歳時と3歳時、2着馬、3着馬は2歳時に経験がありました。
18年では、2着馬、3着馬がそれまで重賞経験がありました。
その2着馬、3着馬とも2歳時に経験がありました。
19年では、1着馬と3着馬にそれまでの重賞経験がありました。
その1着馬が2歳時、3歳時両方で、3着馬は2歳時に経験がありました。
結局重賞経験がなかったのは、13年の1着馬(2番人気)、2着馬(11番人気)、14年の3着馬(11番人気)、18年の1着馬(3番人気)、19年の2着馬(3番人気)の5頭となっています。


次に枠ですが、
12年は「7枠-4枠-8枠」
13年は「1枠-4枠-5枠」
14年は「7枠-3枠-2枠」
15年は「1枠-2枠-4枠」
16年は「3枠-7枠-1枠」
17年は「5枠-5枠-3枠」
18年は「5枠-4枠-4枠」
19年は「8枠-7枠-3枠」

となっていました。
4枠がのべ5回、3枠、5枠、7枠が4回、1枠が3回、それぞれ3着以内に入っています。


それから臨戦過程ですが、リニューアル後のファルコンSのそれぞれの前走の着順は、
12年「7着(重賞)-8着(重賞)-6着(重賞)」
13年「1着(500万下)-4着(500万下)-6着(500万下)」
14年「2着(重賞)-1着(500万下)-1着(500万下)」
15年「9着(オープン特別)-5着(重賞)-6着(重賞)」
16年「1着(オープン特別)-12着(重賞)-12着(重賞)」
17年「14着(重賞)-3着(重賞)-5着(重賞)」
18年「1着(500万下)-10着(重賞)-8着(重賞)」
19年「5着(重賞)-1着(500万下)-12着(重賞)
となっていました。
また、その前々走は、
12年「10着(重賞)-1着(オープン特別)-2着(重賞)」
13年「1着(未勝利戦)-3着(500万下)-2着(500万下)」
14年「1着(500万下)-6着(重賞)-4着(オープン特別)」
15年「10着(重賞)-6着(重賞)-1着(500万下)」
16年「1着(500万下)-7着(重賞)-4着(オープン特別)」
17年「4着(重賞)-2着(重賞)-1着(オープン特別)」
18年「2着(500万下)-3着(重賞)-4着(重賞)」
19年「3着(重賞)-1着(新馬)-1着(500万)」

となっていて、前々走は重賞を除けば比較的上位着順になっています。


毛色は、
12年「青毛-鹿毛-栗毛」
13年「鹿毛-鹿毛-青鹿毛」
14年「鹿毛-黒鹿毛-栗毛」
15年「黒鹿毛-黒鹿毛-栗毛」
16年「栗毛-鹿毛-黒鹿毛」
17年「鹿毛-栗毛-鹿毛」
18年「鹿毛-鹿毛-栗毛」
19年「鹿毛-鹿毛-青毛」
となっていました。


以上ですが、途絶えた昨年は昨年として、とりあえず今年も、人気面のデータを特に重視して、1番人気~5番人気から2頭、そして6番人気以下から1頭、特に二桁人気を中心にそれぞれ選び出して結論を出していこうと思っています。

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