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第58回 京都金杯のデータ [競馬データ]

1600m芝になった2000年以降20年間、連対馬40頭、3着馬20頭からです。
まずは臨戦過程から入ります。
連対馬では、前走ないし前々走でG1のマイルCSを走った馬は40頭中17頭いました。
これを京都金杯1着馬で前走がマイルCSを走った馬で限定してみますと、12年までいませんでしたが、13年初めて前走マイルCS6番人気6着だったダノンシャークがこの京都金杯を制しました。
しかしながら、その後の翌14年から昨年19年までの5年間の1着馬の前走はマイルCSではありませんでした。
つまり、1着馬20頭中前走マイルCSだったのはまだ1頭のみとなっています。
ただし、18年の4番人気1着馬、ブラックムーンの「前々走」はマイルCSで、17番人気6着でした。
このように、前々走マイルCSだった1着馬は、ブラックムーンを含め20頭中8頭(00年、01年、02年、05年、06年、07年、10年、18年)いました。
特に、05年以降の5頭の前々走のマイルCSでの人気はすべて二桁人気となっていました。
しかしながら、今回の登録馬では、残念ながら前々走がマイルCSの馬の登録はありません。

2着馬では、前走でマイルCSを走っていたのは6頭(5番人気4着、12番人気13着、6番人気12着、11番人気6着、12番人気5着、8番人気7着)で、前々走では2頭(1番人気8着、15番人気15着)で、計8頭となっていました。
その8頭の前々走の人気ですが、10年の前々走マイルCS15番人気15着だったガルボ、15年の前々走富士S9番人気5着だったエキストラエンド、18年の前々走富士S11番人気3着クルーガー以外の5頭は、すべて人気が3番人気以上の上位人気でした。
その連対馬で前走か前々走でマイルCSを経験した計17頭のその着順ですが、2着から15着と幅広くなっていました。
しかしその1着との着差は、二桁着順でも最大で「0.8秒」となっていました。
今回の登録馬で前走マイルCSを走った馬は、カテドラル(13番人気6着、0.5秒差)、ダイアトニック(4番人気10着、0.8秒差)、タイムトリップ(17番人気12着、1.1秒差)、エメラルファイト(16番人気17着、2秒差)の3頭となっています。
それから前々走でマイルCSを走った馬は上記で触れましたように今年は1頭の登録もありません。

あと残りの連対馬で、前走も前々走もマイルCSを走っていない23頭(1着馬11頭、2着馬12頭)ですが、そのうち
01年2着のエリモセントラル(前走G2の阪神牝馬S、9番人気14着)
13年2着のトライアンフマーチ(前走G3の朝日チャレンジC、8番人気11着)
14年1着のエキストラエンド(前走G2の毎日王冠、9番人気9着)
15年1着のウインフルブルーム(前走G3のチャレンジC、4番人気8着)
16年1着のウインプリメーラ(前走オープン特別、5番人気5着)
16年2着のテイエムタイホー(前走G2の阪神カップ、6番人気16着)
17年2着のブラックスピネル(前走G3のチャレンジカップ、2番人気5着)
18年2着のマイスタイル(前走G3の中日新聞杯、2番人気8着)
の8頭を除く15頭は前走で3着以上となっていました。(その前走は、1着が10頭、2着が2頭、3着が3頭)
その前走3着以上の15頭の前走の距離ですが、
「1600m芝」は9頭
「1800m芝」は5頭
「3000m芝」は1頭(菊花賞(17年1着の3アスピネル))
でした。
その15頭の前走のレースの内訳ですが、G1の菊花賞が1頭、G3の重賞が4頭(鳴尾記念3頭、京阪杯1頭)、オープン特別が5頭、1600万下特別が4頭、1000万下特別が1頭となっていました。

あと、前走3着以内をはずした8頭ですが、
前走14着のエリモセントラルも前走は「阪神1600m芝」でしたが、前々走は1600万下(京都1600m芝)で1着でした。
前走11着のトライアンフマーチの前走は「阪神1800m芝」でしたが、前々走は中京記念(中京1600m芝)で3着でした。
前走9着のエキストラエンドの前走は「東京1800m芝」でしたが、前々走は準オープン特別(東京2000m芝)で1着でした。
前走8着のウインフルブルームの前走は「阪神1800m芝」でしたが、前々走はオープン特別(京都1800m芝)で1番人気1着でした。
前走5着のウインプリメーラの前走は「阪神1600m芝」でしたが、前々走はオープン特別(京都1800m芝)2番人気8着、3走前は小倉記念(小倉2000m芝)3着でした。
前走16着のテイエムタイホーは前走は「阪神1400m芝」でしたが、前々走はオープン特別(阪神1400m芝)で1着でした。
前走5着のブラックスピネルは前走は「阪神1800m芝」でしたが、前々走は富士S(1600m芝)8番人気7着でこの馬だけは、3走以内で3着以内に入っていませんでした。(3走前は4着)
前走8着のマイスタイルは、前走は「中京2000m芝」でしたが、前々走福島記念(福島2000m芝)で2着でした。

それから、マイルCSを経験していない23頭の前走、前々走に関してですが、前走もしくは前々走でG2以下のレースを走った馬のその着順は、トライアンフマーチ(前走G3で11着、前々走G3で3着)、エキストラエンド(前走G2 9着、前々走準オープン1着)、オースミナイン(前走準オープン1着、前々走準オープン5着)、ウインフルブルーム(前走G3で8着、前々走オープン特別で1着)、ウインプリメーラ(前走オープン特別5着、前々走オープン特別8着)、テイエムタイホー(前走G216着、前々走オープン特別1着)、ブラックスピネル(前走G35着、前々走G37着)、パクスアメリカーナ(前走オープン特別1着、前々走NHKマイル6着)、マイスタイル(前走中日新聞杯8着、前々走福島記念2着)の9頭を除く14頭は前走、前々走とも4着以内に入っていました。
また、その例外の9頭中7頭の前走、前々走のどちらかで3着以内に入っていました。(残り2頭は、どちらかで5着となっています)
今回の登録馬の前走か前々走で、マイルCS馬を経験していない馬の中で、前走か前々走でG2レース以下のレースを走ってその前走、前々走とも4着以内だったのは、サウンドキララ、ソーグリッタリング、ブレステイキングの3頭となっています。
また、例外だった中の7頭のように、前走、前々走のどちらかで3着以内だった登録馬は、キョウヘイ、ストロングタイタン、ダイアトニック、ドーヴァー、ボンセルヴィーソの5頭、残り2頭のような登録馬は、オールフォーラブ、カテドラル、ストーミーシー、タイムトリップ、ハッピーグリンの5頭となっています。

3着馬では、こちらは近3走で見てみますが、20頭中12頭がその中で少なくとも1回は「G1」を走っていました。
そのうちマイルCSを走っていたのは、意外にも少なく5頭となっていました。
その内訳は、01年3着のアグネスデジタルが前走マイルCS1着、06年3着のアルビレオが3走前にマイルCS13着、11年3着ライブコンサートが前走マイルCS5着、14年3着ガルボが前々走マイルCS14着、17年3着フィエロが前々走マイルCS6着となっていました。
ちなみに、この5頭のマイルCS時の1着馬からの着差ですが、アグネスデジタルは1着でしたので省くとして、アルビレオは0.8秒、ライブコンサートは0.2秒、ガルボは1.3秒、フィエロは0.3秒となっていました。

それから近3走以内でG1を走っていなかった残り8頭のうち2頭は、08年、09年の3着馬2頭で、前走は両馬とも阪神Cでそれぞれ15番人気7着、1番人気2着となっていました。
その2頭の前々走ですが、順に4番人気1着、3番人気2着となっていました。
そしてあと6頭の内訳は、
00年の14番人気3着馬で、前走はダートの重賞シリウスSの10番人気16着、前々走は1200m芝の重賞CBC賞で6番人気8着、3走前は1200m芝のオープン特別で1番人気14着となっていました。
12年の3番人気3着馬で、前走は牝馬の重賞愛知杯4番人気10着で、前々走は1600m芝の準オープンで4番人気1着、3走前は1600m芝の府中牝馬特別で11番人気4着となっていました。
13年の7番人気3着馬で、前走はオープン特別1600m芝18番人気1着、前々走は1700mダートのオープン特別で11番人気12着、3走前は1800m芝のオープン特別で12番人気11着となっていました。
15年の7番人気3着馬で、前走オープン特別1600m芝8番人気5着、前々走は準オープン特別1600m芝1番人気1着、3走前は準オープン特別1600m芝9番人気2着となっていました。
16年の7番人気3着馬で、前走はオープン特別1400m芝3番人気2着、前々走は1200m芝4番人気5着、3走前は1200m芝の重賞セントウルSで7番人気7着となっていました。
18年の11番人気3着馬で、前走は重賞ターコイズS1600m芝12番人気9着、前々走はオープン特別1600m芝1番人気1着、3走前は重賞中京記念1600m芝6番人気7着となっていました。
この前3走でG1を走っていない8頭の共通項ですが、ちょっときついかも知れませんが、8頭中7頭でその3走内で、「1着」もしくは「1番人気」を1度経験していました。
今回の登録馬で、まず、近3走で上記で挙げたマイルCSを走った5頭以外でG1を経験しているのは、ハッピーアワー(前走スプリンターズS7着、3走前NHKマイル7着)、マルターズアポジー(前々走スプリンターズS14着)の2頭となっています。
あと、前3走でG1を走っていない馬の中で、その前3走内で「1着」ないし「1番人気」を1度以上経験している登録馬は、サウンドキララ、ソーグリッタリング、ストロングタイタン、テリトーリアル、ドーヴァー、ブレステイキング、ボンセルヴィーソ、モズダディーの8頭がいます。


次に、このレースはハンデ戦ですが、そのハンデ頭で連対したのは、01年02年連続で優勝したダイタクリーヴァの2回(それぞれ58kgと58.5kg、いずれも1番人気)と10年2着となったスマートギア(57kgで1番人気)、13年2着となったトライアンフマーチ(58kgで6番人気)、それから18年3番人気2着となったクルーガ(57.5kgで3番人気)の合計のべ5頭となっています。
また、ハンデ頭として3着に入ったのは、01年のアグネスデジタル(58kgで3番人気)、14年のガルボ(58kgで5番人気)、17年のフィエロ(57.5kgで5番人気)の3頭となっています。
今回の登録馬でのハンデ頭は、57kgの、ストロングタイタン、ダイアトニック、ロジクライの3頭となっていますが、過去の5頭は6番人気以上となっていますので、とりあえずは当日の人気には要注意です。


それから1番人気の馬ですが、20年中11年で連対しておりまずまずの成績を収めております。
その連対した1番人気11頭の当日単勝オッズですが、13年1着となったダノンシャークの3.6倍、昨年14年2着となったオースミナインの4.1倍以外、1.6倍から2.8倍の間と、人気を集めた形での1番人気となっていました。
あと連をはずした1番人気9頭ですが、順にそれぞれ3.2倍、3.7倍、4.0倍、3.6倍、4.3倍、2.7倍、4.1倍、3.8倍、3.0倍と、2.7倍の1頭(12年5着のサダムパテック)を除いて比較的高い数字となっていました。


あと血統で目立つのは、連対馬では、父か父の母(BMS)のどちらかでノーザンダンサー系が絡んでいたのが40頭中16頭いたというところでしょうか。
また、ナスルーラ系が絡んでいたのも40頭中僅差の14頭いました。

3着馬の父の血統では、20頭中13頭がヘイルトゥリーズン系で、そのうち4頭はサンデーサイレンス、同じく8頭がサンデーサイレンスの仔(マンハッタンカフェが3頭、タヤスツヨシ、ダンスインザダーク、アドマイヤボス、ディープインパクト、ステイゴールドが各1頭)、1頭がグラスワンダーとなっていました。
あと残り7頭のうち5頭はいずれもミスタープロスペクター系でそのうち2頭はフォーティナイナーでした。(あと残り2頭はノーザンダンサー系)

それから1着馬の父に関しては、サンデーサイレンス系が7頭、ノーザンダンサー系が6頭と最も多い勝ち数を争っています。
サンデーサイレンス系では、1600m芝に変更になった00年以降20年中、01年、02年連続で勝ったフジキセキ産駒のダイタクリヴァと05年に勝ったサンデーサイレンス産駒のハットトリック、13年勝ったダノンシャークと14年勝ったエキストラエンドの両ディープインパクト産駒の2頭、15年1着馬のスペシャルウイーク産駒、16年1着馬のステイゴールド産駒の計7頭となっていました。
あと他で勝ち馬を出しているのは、ナスルーラ系(いずれもグレイソブリン系)の3頭、同じくミスタープロスペクター系の2頭(キングカメハメハ、アドマイヤムーン)、ヘイルトゥリーズン系(ブライアンズタイム、グラスワンダー)の2頭となっています。
大きくくくれば、ヘイルトゥリーズン系が9頭と最も多く、ノーザンダンサー系が続いて6頭、ナスルーラ系が3頭、ミスタープロスペクター系が2頭ということになります。
12年までは、意外にも06年以降7年連続勝っていなかったサンデーサイレンス系でしたが、13年は1着から6着まで、14年は1着から4着まで、15年は3着を除く1着から7着まで、16年は1着と2着をそれぞれ占めていました。
しかし、17年、18年、19年とここ3年の1着馬はサンデーサイレンス系ではありませんでした。(17年は3着から5着までが、18年は3着、4着が、19年は2着から4着までそれぞれサンデーサイレンス系産駒でした。)
とりあえずは今年も、本命馬をサンデーサイレンス系にするかしないかの二者択一から始めることにはなりそうですね。
ちなみに2着馬は、1着馬とは逆に、05年以降07年、17年、18年を除く12年でこのサンデーサイレンス系が入り、3着馬も05年以降07年、09年、11年、15年、16年を除く10年で入っていました。


毛色ですが、1着馬では、栗毛が8頭、鹿毛が7頭と競い合っています。
続いて黒鹿毛が2頭、青毛、青鹿毛、芦毛が各1頭となっています。
2着馬では鹿毛が10頭、栗毛が5頭、黒鹿毛が4頭、青毛が1頭となっていました。
3着馬では、栗毛が8頭、鹿毛、青毛、黒鹿毛、青鹿毛が各3頭となっていました。
全体的に栗毛の活躍が目立ちます。


枠番では、
1着馬は、20頭中14頭が1枠から4枠の間で決まっています。
2着馬は、20頭中13頭が1枠から4枠の間の馬が入っています。
3着馬は、20頭中11頭が1枠から4枠の間となっていました。
まとめますと、連対馬では、1枠が7頭、2枠が5頭、3枠が7頭、4枠が8頭、5枠が3頭、6枠が4頭、7枠が1頭、8枠が5頭となっています。
3着馬では、1枠が2頭、2枠が1頭、3枠が4頭、4枠が3頭、5枠が6頭、6枠がなし、7枠が3頭、8枠が1頭となっていました。


次に年齢ですが、1着馬では4歳馬が8頭、6歳馬が7頭、5歳馬が5頭とそれぞれ拮抗しています。
2着馬では4歳馬が7頭と最も多く、続いて6歳馬が5頭、5歳馬が4頭、7歳馬が3頭、8歳馬が1頭となっていました。
3着馬では4歳馬が8頭と最も多く、5歳馬と6歳馬が各4頭、7歳馬が3頭、8歳馬が1頭となっていました。
全体的に4歳馬が目だっています。


以上ですが、今年もとりあえず人気とオッズが出てからですね。
その人気とオッズと、上記のデータをそれぞれ見比べながら丁寧に検討して結論を出していこうと思っています。

タグ:京都金杯
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