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第5回 ターコイズステークスのデータ [競馬データ]

以前から、この12月の初旬を中心に、中山競馬場で、牝馬限定、ハンデキャップ競争の名物オープン特別レースとして長く行なわれてきました。
そのターコイズステークスが、15年から重賞として昇格して行われています。
最初は2000m芝で始まりましたが、途中で1800m芝、そして06年から現在の1600m芝で行なわれています。
ということで、その06年以降のデータをいつものように、項目毎に挙げていきたいと思います。
その項目ごとの後に、過去4回、重賞となってからの結果も載せておきます。
オープン特別として行われていた06年以降14年までの9年間、連対馬18頭、3着馬9頭からです。


まず、3着以内に入った最上位人気を羅列していきたいと思います。
その中で1番人気が3着以内を外した年については、その年の1番人気の着順と単勝オッズを後ろに載せておきます。
1番人気が入った年は、そのまま単勝オッズをつは06年(1着)(単勝オッズ3.0倍)、09年(2着)(単勝オッズ5.0倍)、12年(1着)(単勝オッズ4.9倍) の3年のみ連対と連対率は3分の1となっています。
3着では、08年に1頭(単勝オッズ5.0倍)入っていました。
全体的に1番人気にとっては厳しい結果となっています。
その3着以内、1番人気をはずした残り5年でのそれぞれの3着以内に入った最上位人気は、(その後に1番人気の着順と単勝オッズを載せておきます)
06年 1番人気1着(3.0倍)
07年 4番人気3着  1番人気13着(3.3倍)
08年 1番人気3着(5.0倍)
09年 1番人気2着(5.0倍)
10年 2番人気2着  1番人気7着(3.0)
11年 4番人気2着  1番人気10着(4.9倍)
12年 1番人気1着(4.9倍)
13年、2番人気(1着)  1番人気9着(3.1倍)
14年、3番人気(2着)  1番人気9着(4.3倍)
となっていました。
1番人気は、9年中、06年、09年、12年の3年で連対、08年に3着、それ以外の5年は掲示板を外していました。

重賞となってからは、
15年 11番人気1着 1番人気8着(4.1倍)
16年 1番人気1着(2.9倍)
17年 3番人気2着  1番人気4着(3.2倍)
18年 5番人気1着  1番人気8着(3.1倍)
となっていました。
15年を見ていただければわかる通り、この年の上位3頭の人気は、「11番人気-16番人気-15番人気」の順で決まって、3連単の配当は約300万弱とかなりの大荒れとなりました。
ところが、翌17年の上位3頭の人気は、「1番人気-6番人気-3番人気」の順で決まって、前年とは一変、3連単の配当は1万7千円台とほぼ固く収まりました。
翌17年の上位3頭の人気の組み合わせは、「5番人気-3番人気-7番人気」の順で、3連単の配当は9万円台と、15年に比べるとそれほどではないにしても、結構荒れた結果となりました。
昨年18年の上位3頭の人気の組み合わせは、「5番人気-10番人気-13番人気」の順で決まり、3連単の配当は69万円台と、大荒れとなっています。
こう見ると、かなり難解なレースであることがわかります。


次に、違う観点からで見てみます。
単勝オッズで20倍以上だった馬が3着以内に入った年は、
まずはオープン特別だった9年を見てみますと、
08年 10番人気(25.7倍)2着
09年 13番人気(37.6倍)3着
11年 14番人気(114.1倍)1着
12年 16番人気(67.8倍)2着
14年 9番人気(35.0倍)1着

となっていました。
他の4年では、3着以内は6番人気以上の上位人気以内の3頭で決まり、13年3着馬の単勝オッズ12.1倍(6番人気)以外はすべて一桁人気となっていました。
3連単の配当としては、9年中5年で10万円以上(そのうち1年は100万円以上)で、オープン特別の時も、ほぼ平穏か大荒れかのどちらかという傾向となっています。

重賞となってからの単勝オッズ20倍以上だった馬は、
15年 11番人気(22.8倍) 1着
     16番人気(50.6倍) 2着
     15番人気(49.8倍) 3着
17年  7番人気(20.3倍) 3着
18年 10番人気(33.5倍) 2着
     13番人気(58.3倍) 3着

となっていました。
15年に3頭すべて、18年は2頭と複数の単勝オッズ20倍台の馬が3着以内に入るなど、波乱含みの様相を秘めています。
入らなかった16年も、4着にクビ差で9番人気(29.3倍)の馬が来ていました。
その意味でも難解なレースですね。


ハンデ重量ですが、重賞になる前、3着以内、計27頭で見てみますと、一番多かった重量は53kgで、9年中6年で絡み、全部で8頭となっていました。
重量55kg以上では、9年中5年で絡み、内訳は最高ハンデは56kgで2頭、あと55kgが5頭となっています。
あと残りは、54kgが4頭、52kgが3頭、51kgが2頭、50kgが3頭となっていました。
ただ、06年の「55kg-56kg-53kg」という組み合わせ、また09年の「52kg-50kg-50kg」という組み合わせなどがあるように、どういったハンデ重量の組み合わせが出やすいかを予想するのは難解かと思います。
一応共通するところでは、毎年、ハンデ重量「52kg」「53kg」「54kg」の中から、1頭ないし2頭3着以内に入っていました。
しかしながら、その中で3頭とも占めたことは9年間で一度もありませんでした。

重賞になってからの上位着順のハンデ重量ですが、
15年は「53kg-53kg-52kg」
16年は「56kg-56.5kg-55kg」
17年は「53kg-53kg-55kg」
18年は「56kg-54kg-55kg」

という順での決着となっていました。
両極端の結果なので今年も、ハンデ重量からの予想は難しいですね。

さて、その中で、それまでなかった組み合わせとなった15年ですが、その出走馬の重量の内訳は、52kgが6頭、53kgが6頭、54kgが2頭、55kgが2頭で、ほぼ52kg、53kgで占められていました。
対して16年は、ハンデ頭の56.5kgが1頭で、結果は2着、2番目のハンデ重量56kgが3頭でそのうち1頭が1着、3番目のハンデ重量55kgが1頭で、結果は3着と、重い重量の馬が上位3頭を占めてしまいました。
あと、54kgが7頭、53kgが3頭、52kgが1頭となっていて、ハンデが軽い馬も多かったのですが、前年と違い奮いませんでした。
17年は、ハンデ頭が55kgで、全部で4頭出走し、そのうちの7番人気馬が3着になりました。
そして、53kgの出走馬が全部で5頭いて、そのうち人気のあった5番人気馬が1着、3番人気馬が2着と、2頭も3着以内に入りました。
あと、54kgが3頭、52kg、51kg、50kg、48kgが各1頭とこの年もハンデが軽い馬が多かったのですが、53kgが2頭、連対した以外は、いずれも掲示板にも載らない結果となりました。
昨年18年は、ハンデ頭が56kgで、唯一1頭出走した馬が1着となりました。
そして、55kgの出走馬が全部で6頭いて、そのうち人気薄の13番人気馬が3着、出走馬3頭いた54kgですが、人気薄の10番人気馬が2着に入りました。
あと、52kg、53kgが各3頭となっています。


枠番では、同じく3着以内27頭で見てみますと、一番多かったのは4枠で6頭、あと、5枠が5頭、3枠が4頭、2枠、7枠が各3頭、1枠、6枠、8枠が各2頭となっていました。

重賞以降は、
15年の上位3頭の枠番ですが、「8枠-5枠-7枠」という順で決まりました。
16年の上位3頭の枠番ですが、「5枠-7枠-1枠」という順で決まりました。
17年の上位3頭の枠番ですが、「4枠-4枠-7枠」という順で決まりました。
18年の上位3頭の枠番ですが、「2枠-4枠-3枠」という順で決まりました。
やはり、オープン特別でも多かった、「4枠」「5枠」には要注意ですね。


年齢では、連対馬は、3歳馬が8頭と最も多く、続いて4歳馬が6頭、5歳馬が4頭となっています。
3着は、3歳馬が4頭、4歳馬が3頭、5歳が2頭となっていました。

重賞になってからは、
15年の連対馬は、3歳と4歳で決着、3着馬は5歳となっていました。
16年の連対馬は、5歳と4歳で決着、3着馬は6歳となっていました。
17年の連対馬は、3歳と4歳で決着、3着馬は4歳となっていました。
18年の連対馬は、4歳と3歳で決着、3着馬は5歳となっていました。
3歳馬、4歳馬に要注意ですね。


毛色では、連対馬18頭は、鹿毛が8頭で最も多く、続いて栗毛が7頭と拮抗しており、あと黒鹿毛が2頭、青毛が1頭となっています。
3着馬9頭は、鹿毛が4頭、黒鹿毛が3頭、栗毛、青毛が各1頭となっていました。

この中で、一番多かった鹿毛馬ですが、07年、10年では1頭も3着以内に絡まなかった反面、14年のように3着以内独占の年もありました、
ちなみに、鹿毛馬の出走数は、1頭も入らなかった07年が15頭中3頭、同じく10年が13頭中3頭、3頭占めた14年が14頭中8頭となっていました。

重賞となってからの上位3頭の毛色の組み合わせですが、
15年「青鹿毛-栗毛-鹿毛」
16年「黒鹿毛-栗毛-栗毛」
17年「鹿毛-鹿毛-黒鹿毛」
18年「鹿毛-鹿毛―黒鹿毛」
となっていて、青鹿毛、黒鹿毛といった濃い毛色が毎年1頭3着以内に入っていました。
15年の鹿毛馬は16頭中4頭、その残りは、栗毛が6頭、黒鹿毛が5頭、青鹿毛が1頭となっていました。
16年の鹿毛馬は16頭中4頭で、その残りは、黒鹿毛が6頭、栗毛が4頭、芦毛と愛毛が各1頭となっていました。
17年の鹿毛馬は16頭中10頭で、その残りは、黒鹿毛が3頭、栗毛が3頭となっていました。
18年の鹿毛馬は16頭中8頭、その残りは、黒鹿毛が5頭、栗毛が2頭、青鹿毛が1頭となっています。


父の血統では、オープン時の連対馬は、サンデーサイレンス系が12頭(フジキセキが3頭、ダンスインザダーク、ゼンノロブロイ、アグネスタキオンが各2頭、タヤスツヨシ、スズカマンボ、ダイワメジャーが各1頭)、ミスタープロスペクター系が4頭(アグネスデジタル、キングカメハメハが各2頭)あと、タイキシャトル、フレンチデピュティが各1頭となっていました。
3着馬は、サンデーサイレンス系が4頭(サンデーサイレンス、ダンスインザダーク、マンハッタンカフェ、ダイワメジャー)、ミスタープロスペクター系が2頭(キングカメハメハ、アグネスデジタル)、あと、シンボリクリスエス、ファルブラウ、タニノギムレットが各1頭となっています。

重賞になってからの上位馬3頭の父の血統ですが、
15年 「マンハタンカフェ-サクラバクシンオー-ハーツクライ」
16年 「ハーツクライ-キングカメハメハ-ブライアンズタイム」
17年 「ダイワメジャー-メイショウサムソン-メイショウサムソン」
18年 「ダイワメジャー-キングカメハメハ-メイショウサムソン」 
という順番でした
ということで、過去9年3着以内に1頭も入らなかったナスルーラ系(サクラバクシンオー)産駒が15年に初めて1頭、同じく連対馬、3着とも1頭ずつしか入らなかったノーザンダンサー系が16年に2頭も、それぞれ入りました。


臨戦過程では、連対馬は、前走準オープンだった馬(1着、2着(2頭)、4着、5着、8着、10着、11着、14着)と、前走G1だった馬(秋華賞が5頭、エリザベス女王杯が3頭、桜花賞が1頭)が各9頭と分け合っていました。
3着馬は、前走準オープンだった馬は3頭(2着、2着、15着)、前走G1だった馬は2頭(秋華賞、エリザベス女王杯)、前走G3だった馬も2頭(富士S、府中牝馬)となっていて、あと、オープン特別が1頭(京洛S)、1000万下が1頭となっています。

重賞になってからの2年間ですが、
15年の上位3頭の前走は

1着馬 シングウイズジョイは、秋華賞(G1)15番人気10着
2着馬 ダンスアミーガは、オープン特別(キャピタルS)16番人気16着
3着馬 オツウは、オープン特別(キャピタルS)12番人気15着

となっていました。
それまでの3着馬に1頭いましたが、前走オープン特別の馬が連対したのはこれが初めてでした。
そして3着馬も前走オープン特別の馬で、これで06年以降3着馬として2頭目となりました。
16年の上位3頭の前走は、
1着馬 マジックタイムは、マイルCS8番人気8着
2着馬 レッツゴードンキは、地方のG1 JBCレディースクラシック4番人気2着
3着馬 カフェブリリアントは、府中牝馬S5番人気3着
となっていました。
こちらは3頭とも、前走重賞となりました。
17年の上位3頭の前走は、
1着馬 ミスパンテールは、準オープン特別4番人気1着
2着馬 フロンテアクイーンは、準オープン特別1番人気2着
3着馬 デンコウアンジュは、エリザベス女王杯13番人気13着
となっていました。
ここで、オープン特別時によく絡んでいた、前走準オープン特別の馬が1着、2着を占めました。
18年の上位3頭の前走は、
1着馬 ミスパンテールは、エリザベス女王杯10番人気12着
2着馬 フロンテアクイーンは、オープン特別2番人気3着
3着馬 デンコウアンジュは、オープン特別9番人6着

となっていました。

施行条件関係なしで1着から3着までの前走のそのままの着順の組み合わせを見てみますと、
06年「1着-10着-2着」
07年「9着-2着-14着」
08年「11着-13着-7着」
09年「8着-4着-15着」
10年「5着-9着-1着」
11着「8着-10着-6着」
12年「4着-14着-1着」
13年「2着-14着-11着」
14年「14着-16着-14着」
となっていて、少なくとも1頭は前走9着以下の着順の馬が毎年絡み、そのうち10年以外は前走二桁着順の馬でした。

重賞後は、
15年「10着-16着-15着」
16年「8着-2着-3着」
17年「1着-2着-13着」
18年「12着-3着-6着」
となっていて、15年は14年と同じく、3頭とも前走は二桁着順でした。
16年は、前走8着馬が1頭と、9着以下とはなりませんでしたけれど、一応前走少なくとも1頭が下位着順の流れは引き継いでいるようです。
17年は、3着に前走13着の二桁着順が入りましたが、連対馬は前走も連対した馬が入りました。
18年は、1着に前走12着の二桁着順が入ていて、下位着順の流れは引き続いていました。


以上ですが、過去9年のデータと重賞になってここ4年のデータを並べてもなかなか予想が難しいレースですね。
逆に、荒れるとわかっていて、結果的に実際荒れたとしても、その荒れる予想も難解です。
ともかく、上記のデータを参考にしつつも、いろいろと勘を働かせながら結論を出していこうと思います。

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