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第9回 みやこステークスのデータ [競馬データ]

2010年に新設された重賞で、JBC競走開催で休止となった昨年18年を除いて今回で9回目になります。
12月の第1週に行われていた「ジャパンカップダート」、そしてそれに代わって行われている「チャンピオンカップ」の前哨戦の位置づけとなるレースです。
第1回(10年)では、1番人気で制したトランセンドは、見事ジャパンカップダートでも優勝を果たしました。
しかしながら結局その年は、みやこステークスを経てジャパンカップダートに出走したのはトランセンドを含めて16頭中4頭でしたが、そのトランセンド以外の3頭は掲示板圏外の成績で終わっています。
第2回(11年)では、1番人気で制したエスポワールシチーはジャパンカップダートでは3着でした。
そのジャパンカップダートを制したのはまたも2年連続でトランセンドでした。
しかしながら、トランセンドはこのみやこステークスを経ずに他の路線からジャパンカップダートに挑んでの連覇となっています。
結局この年、みやこステークスを経てジャパンカップダートに出走したのは、エスポワールシチーを含めて出走数(1頭取り消し)15頭中6頭。
そのうち、3着になったエスポワールシチー以外では、みやこステークスで4着だったワンダーアキュートがジャパンカップダートで2着となりました。
あとの4頭は掲示板圏外の成績となっています。
第3回(12年)は、出走数16頭中、ジャパンカップダートに挑んだのは6頭。
そのうち、みやこステークスで3番人気2着だったニホンピロアワーズがジャパンカップダートで優勝。
同じく5番人気3着だったホッコータルマエがジャパンカップダートでも3着となりました。
他の4頭ですが、そのうち2頭が4着(みやこSでは1着)、5着(同6着)となっていました。
年を追うごとに結びつきが強くなっている気がいたしましたが、
第4回(13年)では、出走数16頭中6頭がジャパンカップダートに挑みましたけれど、3着以内に初めて1頭も入ることができませんでした。
(みやこステークスで2番人気1着だったブライトラインは、ジャパンカップダートでは7番人気4着でした。
また、1番人気3着だったローマンレジェンドは2番人気13着と大敗していました。
(しかしながら、4番人気6着だったグレープブランデーは、ジャパンカップダートでは11番人気5着でしたが、翌年2月のフェブラリーステークスで優勝を果たしています。)
ということで、結びつきに関しては結局わからずじまいとなりました。
第5回(14年)は、それまで阪神で行われていたジャパンカップダートが中京に変わり、名称も「チャンピオンカップ」に変わって行なわれることになり、結びつきに関してはまた改めて白紙ということになりました。
その14年ですが、出走数16頭中4頭がそのチャンピオンカップに挑み、2番人気1着で快勝したインカンテンションは、チャンピオンカップでは10着、1番人気5着となったクリノスターオーは8着、3番人気7着となったニホンピロアワーズは13着という結果でした。
しかし、あと1頭のナムラビクターは4頭の中では人気がなかった4番人気でみやこSでは3着でしたが、チャンピオンSでもがんばって2着に入りました。
第6回(15年)では、出走数11頭中4頭がチャンピオンカップに挑み、7番人気1着だったロワジャルダンが、8番人気4着が最高位で、他の3頭は二桁着順に沈んでしまいました。
第7回(16年)では、出走数16頭中5頭がチャンピオンカップに挑み、2番人気14着だったアスカノロマンが10番人気3着と最高位で、他の4頭は、5着、8着、9着、10着でした。
第8回(17年)では、出走数15頭中4頭がチャンピオンカップに挑み、2番人気1着だったテイエムジンソクが1番人気2着と連対しましたが、3番人気3着だったキングズガードが11番人気8着、他の2頭は12着、13着でした。

チャンピオンカップに変わってからの4年間、それぞれの年に3着、4着、3着、2着と1頭ずつ上位に入っているものの、微妙に結びつきが弱くなってきた感もいたします。
結局過去8回で、13年と15年以外の6年で少なくともみやこSで出走した馬1頭が、続くG1レースで3着以内入っていたことになります。
一応、チャンピオンCでは、上記の傾向を参考程度にしていこうとは思っています。


では今年も昨年までと同様、このレースに近いと思われる、09年までこの時期に行われていたオープン特別の「トパーズステークス」と、10年以降一昨年17年までのみやこステークス8回分を加えて、このレースの傾向を見ていきたいと思います。
1800mダートに変更された97年以降09年までの13年間のトパーズステークスと、第1回から第8回までのみやこステークス、計21年、連対馬42頭、3着馬21頭からです
ただ、トパーズステークスは施行が11月の第3週に行われていたので、臨戦過程に少なからず影響はあるかと思います。
また、トパーズステークスの13年中97年、05年、06年、09年を除く9年はハンデ戦で行われていたので、このあたりもデータ的には微妙かも知れません。
でも、昨年までと同様、データを通してとりあえず列挙していこうと思います。


まずは、当日の人気ですが、1番人気は21年中11年で連対していました。

3着には2頭入っていました。
残り1番人気が3着以内をはずした8年のうち5年は2番人気、あと3年はそれぞれ3番人気、5番人気、6番人気が最高人気となっていました。
みやこステークスでは、1番人気の馬は、13年(1番人気ローマンレジェンドは3着)、14年(1番人気クリノスターオーは5着)、15年(1番人気ダノンリバティは6着)、16年(1番人気グレンツェントは2着)、17年(1番人気エピカリスは8着)以外の3回は1着となっています。
トパーズステークスの1着馬は、05年と06年が9番人気だった以外は4番人気以上の上位人気となっていました。
面白いことに、1着馬が9番人気だった05年、06年は別定戦で、残りの別定戦で行われた97年、09年の1着馬は共に4番人気でした。
そして、ハンデ戦で行われた残り9年の1着馬は1番人気が5頭、2番人気が2頭、3番人気も2頭となっていました。


次に父の血統ですが、連対馬42頭では、ヘイルトゥリーズン系が14頭(そのうちサンデーサイレンス系が11頭、ブライアンズタイムが2頭、レッドランサムが1頭)、ミスタープロスペクター系が11頭、ノーザンダンサー系が9頭、ナスルーラ系が4頭(2頭がレッドゴッド系、2頭がボールドルーラ系)、アリダー系、トゥルビョン系、ワイルドラッシュ(ノーザンダンサー系と同じニアーティック系)が各1頭となっていました。
3着馬21頭では、ヘイルトゥリーズン系が8頭(サンデーアイレンス系が6頭、ブライアンズタイムが2頭)、ミスタープロスペクター系も6頭、ノーザンダンサー系が4頭(トップサイダー系、サドラーズウェルズ系、リファール系、ダンチヒ系)、ナスルーラ系が3頭(グレイソブリン系、レッドゴッド系、ボールドルーラ系)、トゥルビョン系が1頭となっていました。


毛色は、連対馬では、鹿毛が21頭、栗毛が9頭、黒鹿毛が5頭、芦毛が3頭、青毛が2頭、栃栗毛、青鹿毛が各1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が9頭、黒鹿毛が6頭、栗毛が4頭、芦毛と青鹿毛が各1頭となっています。


年齢は、1着馬では、4歳が10頭、3歳が5頭、6歳が3頭、5歳が3頭となっていました。
2着馬では、5歳が9頭、4歳が6頭、3歳が4頭、6歳が2頭となっていました。
3着では、5歳が9頭、3歳が4頭、4歳と7歳が各3頭、6歳が2頭となっていました。


枠の出目は、連対馬では、4枠が8頭と最も多く、あと、2枠が7頭、3枠と5枠が各6頭、8枠が5頭、1枠が4頭、6枠と7枠が各3頭となっていました。
3着では、7枠が5頭と最も多く、続いて6枠が4頭、3枠と5枠が各3頭、1枠と4枠が各2頭、2枠が1頭、8枠はなしとなっています。


臨戦過程では、連対馬の前走は、地方を含めた重賞が1番多く、18頭となっていました。
続いてオープン特別が14頭と重賞の数字に迫っています。
あと、準オープンが9頭、1000万下が1頭となっていました。
3着馬の前走は、地方を含めた重賞が10頭、とオープン特別が7頭、続いて準オープンが4頭となっていました。

ちなみに、第1回と第3回のみやこステークスの前走は、1着から3着まで3頭とも重賞、第2回と第8回では、1着と3着が重賞、2着が準オープン、第4回では、1着と3着が重賞、2着がオープン特別、そして、第5回と第6回と2年連続で、3着が重賞、1着と2着がオープン特別、第7回では、1着と3着がオープン戦、2着が重賞となっていました。


以上ですが、まずは第1回から第3回までの1番人気は1着でしたが、その後、第4回の1番人気は3着、第5回の1番人気は5着、第6回の1番人気は6着、第7回の1番人気は2着、第8回の1番人気は8着と、8年中6年は掲示板に載っていて、そのうち5年では3着以内に入っていて善戦はしているものの、その1番人気馬を本命にするか相手にするかの二者択一は悩むところですね。
ともかくも昨年までと同様、上記のデータを参考にして丁寧に検討していこうと思っています。


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