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第62回 スワンステークスのデータ [競馬データ]

毎年冒頭に同じことを書いていますが、「とにもかくにも難解なレース」です。
まさに、「これとこれとこれともう1頭これ」とあてずっぽうで選んだ方がむしろ当たるのではないかというレースです。
かつて実際やったことがありましたが、やっぱり結果ははずれでした。
でも、本当の予想よりはちょっとマシな結果でありました。
ここのところやっていませんが、今年はどうしましょうか。
とりあえず、今年もいつもの通常のデータを挙げていこうと思います。
95年以降24年、連対馬48頭、3着馬24頭からです。


まず、1番人気は24年中7連対(3着2回)しかなく、連対した時の単勝オッズはそれぞれ、3.5倍、1.6倍、5.3倍、3.1倍、2.5倍、2.7倍、1.3倍で、逆に1番人気が連対をはずしたその単勝オッズの最低が1.7倍(5着)、最高が6.1倍(5着)とつかみどころのない1番人気の傾向となっています。

当日の単勝オッズの傾向を全体的に見ていきますと、24年中、3着以内に単勝オッズが二桁以上の馬が3頭とも入ったのが2回、同じく2頭入ったのが8回と、これを見ただけでもかなり荒れる傾向であることがわかります。
その反面、1番人気と2番人気の組み合わせで固く収まったのが4回(97年、99年、15年、18年)、1番人気と3番人気で決まったのが1回(11年)あって、かなり掴みづらいレースとなっています。
ただ、この1番人気と2番人気で決まった4回のうち3回の3着には、それぞれ11番人気と8番人気と8番人気(もう1回の3着は4番人気、ただし、その4着には14番人気が入っていました)、1番人気と3番人気で決まった1回の3着には10番人気が入っていますので、基本的には荒れるレースと言っていいでしょう。
ともかくも毎年の繰り返しになりますが、予想する側とすれば、当たれば「予想冥利」につきるレースと言えます。

あと、2番人気以下の傾向も見てみます。
2番人気は9連対、3着2回
3番人気は5連対、3着3回
4番人気は5連対、3着1回
5番人気は4連対、3着1回
6番人気は2連対、3着2回
7番人気は2連対、3着3回
8番人気は5連対、3着2回
9番人気は2連対、3着1回
10番人気は2連対、3着3回、
11番人気は2連対、3着2回
12番人気は1連対
13番人気は3着1回
14番人気は1連対
16番人気は1連対
とほぼまんべんなくそれぞれの人気は3着以内に絡んでいました。
この中で、3番人気は06年以降12年まで7年連続3着以内に絡んでいました。(その後13年は6着、14年は7着、15年は8着、16年は6着、17年は14着、18年は7着)


次に臨戦過程ですが、やはりG1のマイルCSの前哨戦となりますので、前走重賞を走ったのは連対馬48頭のうち39頭(地方の重賞2頭も含む)も占めていました。
あと残りの9頭ですが、そのうち8頭が前走オープン特別で、その中の5頭は1着となっていました。
あとの前走オープン特別で1着をはずした馬3頭ですが、
13年8番人気で1着となったコパノリチャードで、前走ポートアイランドステークスでは2番人気16着
14年4番人気2着となったサンライズメジャーで、前走同じくポートアイランドステークスでは1番人気3着
17年12番人気2着となったヒルノディバローで、前走はオパールS9番人気2着
となっています。
その前走オープン特別だった8頭のうち4頭はこのスワンステークスでは1着となっており、その前走のレースは、07年、08年と13年のポートアイランドS、11年の米子Sとなっていました。
今回の登録馬で、前走オープン特別を勝った馬は、安土城ステークス(1400m芝)を勝ったダイアトニック1頭がいます。
逆に、前走オープン特別で、1番人気か2番人気で1着をはずした登録馬は、前走朱鷺ステークス1番人気7着だったキャナルストリート、前走信越ステークス2番人気3着デアレガーロの2頭となっています。

あと残り1頭は、17年、前走1600万下特別で1番人気1着となったサングレーザーとなっています。

3着馬では、24頭中19頭が前走重賞(地方重賞も含む)となっていました。
あと残りの5頭のうち4頭の前走は、準オープン1番人気1着となっていました。
しかしながら、今回の登録馬では、前走準オープンで勝った馬はいません。
あと1頭は、昨年18年、オープン特別(都大路ステークス)3番人気2着だったグアンチャーレとなっています。

それから、前走で掲示板に載った馬は、連対馬では48頭中29頭となっていました。
その残りの前走掲示板をはずした馬19頭のうち8頭は、00年以降07年までの8年連続で、毎年連の片方の1頭に絡んでいました。
この00年というのは、G1のスプリンターズSが、それまで年末の12月に行われていたのが、秋のG1の初戦の9月から10月の始めに移行した年でした。
つまり、このスワンステークスにとっては、スプリンターズS出走経験馬が初めて走りだした年でもありました。
ちなみに、00年以降昨年まで、連対馬38頭中、前走でスプリンターズSを走った馬は10頭、3着馬19頭中3頭となっています。

話を戻しまして、「00年以降07年までの8年連続で、毎年連の片方の1頭に絡んでいた」ということですが、つまり、00年以降07年までの8年連続で毎年「前走5着以上」と「前走6着以下」の組み合わせで決着していたということになります。
ということで、08年は、このデータを信じてこの組み合わせを重点に検討して予想を出しましたが、「前走1着」と「前走4着」という組み合わせで決まり、裏目に出てしまいました。
ところが、09年は、「前走12着」と「前走3着」という組み合わせとなり、また07年までと同じ傾向となりました。
ところが翌10年は、連対馬それぞれ「前走8着」と前走11着」ということで、掲示板をはずした馬同士での決着となってしまいました。
しかし、11年は「前走1着」と「前走9着」、そして昨年12年は「前走6着」と「前走1着」と、2年連続で07年までと同じ傾向となりました。
13年は、「前走16着」と「前走9着」との組み合わせで、10年に続いて掲示板をはずした馬同士の決着となりました。
14年は、「前走16着」と「前走3着」、15年は、「前走7着」と「前走4着」、16年は、「前走4着」と「前走7着」というそれぞれの組み合わせで、00年~07年、09年、11年、12年と同じ、「前走5着以上」と「前走6着以下」の組み合わせとなっています。
続く17年は「前走1着」と「前走2着」、18年は「前走4着」と「前走1着」というそれぞれ掲示板同士の組み合わせとなっています。

通して見てみますと、95年から99年までの連対馬の前走はずっと掲示板に載っていましたが、00年初めて前走掲示板をはずした馬が連対してからのそれ以降では、前走掲示板に載らなかった馬が連対した年は、00年から07年までの8年連続、09年から16年までの5年連続となっていて、08年と17年、昨年18年を除いてすべて絡んでいました。
逆に、前走掲示板に載った馬が連対した年は、10年と13年を除いてすべて絡んでいたことになります。
さて、今年はどういう組み合わせとなるのでしょうか。

3着馬では連対馬よりその傾向は荒れ模様で、前走掲示板をはずした馬は24頭中14頭にもなります。
これを連対馬と同じく、00年以降昨年までの19年で見てみますと、19頭中12頭が前走掲示板を外した馬となっていました。
残りの前走掲示板に載った7頭ですが、そのうち3頭は上記で書きましたように前走準オープンで1着の馬となっていました。(01年、07年、12年)
あと残り4頭は、前走オータムハンデ5番人気4着(11年)、前走キーンランドC4番人気4着(15年)、前走スプリンターズS5番人気2着(17年)、前走オープン特別2番人気3着(18年)となっていました。
その7年中、17年、18年を除く5年の連対馬は、上記で挙げた通り、「前走5着以上」と「前走6着以下」の組み合わせとなっていました。

それからもう一つ、00年以降の連対馬38頭中「前走6着以下」の18頭を見てみますと、そのうち7頭が前走スプリンターズSでした。
3着馬では、00年以降、00年、03年、08年、09年、17年の5頭が前走スプリンターズSで、その着順は順に、9着、9着、13着、8着、2着となっていました。
ちなみに、今回の登録馬で、前走スプリンターズSで6着以下だったのは、8着だったノーワン、12着だったセイウンコウセイ、14着だったマルターズアポジーの3頭となっています。
逆に、「前走5着以上」の連対馬20頭の中では3頭がスプリンターズSとなっていました。
しかしながら、今回の登録馬で前走スプリンターズS5着以上の馬はいません。


次に、前々走も掲示板に載った馬は連対馬48頭中32頭いました。
残り掲示板をはずした16頭のうち10頭は「前走」に当たる次走で5着以内に着順をあげていました。
よって、残り6頭は前々走も前走も掲示板をはずしていたことになります。

3着馬では、前々走24頭中17頭が掲示板に載っていました。
残り前々走掲示板をはずした7頭のうち3頭が「前走」に当たる次走で5着以内に着順を上げていました。

また、連対馬で前々走掲示板をはずした16頭のうち6頭がその前々走の人気が2桁でしたが、いずれも安田記念でした。
しかし3着馬では、前々走安田記念だった馬はいませんでした。
今回の登録馬で前々走で安田記念だった馬は、7番人気6着だったモズアスコット、11番人気9着だったロジクライの2頭となっています。


次に毛色ですが、連対馬では鹿毛が20頭、栗毛が13頭、黒鹿毛が7頭、芦毛、青鹿毛が各4頭となっていました。
割合から言えば、栗毛の活躍が目立っています。
3着馬では、鹿毛と栗毛が各8頭、青鹿毛が4頭、芦毛が3頭、黒鹿毛が1頭となっていました。
3着馬も栗毛の健闘が目立ちます。

今回の登録馬で栗毛馬は、セイウンコウセイ、ムーンクエイク、モーニン、モズアスコットの4頭となっています。


血統ですが、母の父(BMS)だけ今年も取り上げます。
主なところの内訳は、連対馬ではノーザンダンサー系が23頭、ナスルーラ系が10頭、ミスタープロスペクター系を含むネイティヴダンサー系が6頭となっています。
3着馬では、ノーザンダンサー系が8頭、続いてミスタープロスペクター系を含むネイティヴダンサー系が7頭、サンデーサイレンス系が3頭、ナスルーラ系、サンデーサイレンスが各2頭、ディヴルズバッグ系が1頭となっていました。


年齢ですが、1着馬では3歳が9頭と最も多く、続いて4歳が6頭、5歳が5頭、6歳が3頭、7歳が1頭となっていました。
2着馬では、4歳が11頭と最も多く、5歳が8頭、6歳が3頭、3歳と7歳が各1頭となっていました。
3着馬では、5歳が9頭、4歳が7頭、6歳が4頭、3歳が3頭、7歳が1頭となっています。


以上ですが、今年もかなり難解そうですね。
ともかく、今年も上記のデータを丁寧に検討しながら結論を出していこうと思います。

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