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第24回 秋華賞のデータ [競馬データ]

第1回の96年以降過去23年、連対馬46頭、3着馬23頭からです。


まずは、臨戦過程の前走のレースからです。
とにもかくにも、一番のステップレースであるローズステークス組が強く、前走ローズSを走った馬が、連対馬46中29頭占めていました。
そのうち1着馬は10頭、2着馬は7頭、3着馬は5頭で、それ以下では、4着が2頭、5着が3頭、14着、15着が各1頭となっています。
その4着以下の7頭のうち5頭はその前のレース(前々走)で1着、残り2頭はオークスで4着、9着となっていました。
また、前走ローズS組29頭のその前のレース(前々走)を全体的に見てみますと、21頭が3着以上の上位着順で、あと残り前々走4着以下の8頭は、そのうち7頭はオークスで11着、7着、4着、4着、4着、9着、5着、あと1頭は古馬との牝馬重賞のクイーンSで8着となっていました。

3着馬で前走ローズSだったのは、23頭中10頭(1着3頭、2着2頭、3着3頭、7着1頭、18着1頭)で、そのうち6頭が前々走か3走前にオークスを走っていて、その着順は2着2頭、3着、4着、8着、13着各1頭となっていました。(あと残り4頭の前々走は、そのうち2頭が900万下特別1着、1頭が1000万下特別1番人気6着、1頭が未勝利戦1番人気1着でした)

ちなみに、今回ローズSで3着以内の馬は2頭登録していて、1着だったダノンファンタジーの前々走は、オークス1番人気1着、2着だったビーチサンバの前々走は、オークス9番人気15着となっています。
あと、前走ローズS4着以下だった馬の中で前々走オークスだったのは、シゲルピンクダイヤ(ローズS4着、オークス12着)、シャドウディーヴァ(ローズS9着、オークス6着)の2頭となっています。
あとローズS4着以下で、前々走オークスだった以外の馬で前走ローズSを走ったのは、メイショウショウブ(ローズS5着、クイーンS8着)の1頭となっています。

続いて、前走ローズS以外の馬も見ていきます。
前走クイーンSだったのは、連対馬では3頭(1番人気3着、3番人気3着、1番人気1着)で、その前々走の人気と着順はそれぞれ900万下特別1番人気3着、オークス2番人気5着、準オープン特別2番人気1着でした。
3着馬では4頭(5番人気3着、1番人気1着、4番人気8着、2番人気1着)いて、その前々走は、順に500万下1番人気2着、残り3頭は共にオークスで、2番人気2着、12番人気7着、4番人気6着となっていました。
しかしながら、今回、前走クイーンSだった馬の登録はありません。

そして、前走オークスから直接挑んだ馬は、連対馬では3頭いました。(1番人気3着、3番人気1着、1番人気1着)

その前々走はそれぞれ桜花賞1番人気1着、スイートピーS1番人気1着、桜花賞2番人気1着でした。
3着馬では1頭(7番人気4着)がいて、その前々走はチューリップ賞3番人気4着でした。

今回はいませんが、参考までにオークス1着馬で直接秋華賞に挑んだ馬を挙げていきますと、
96年 エアグルーヴ    1番人気1着→1番人気10着
98年 エリモエクセル   7番人気1着→3番人気7着
99年 ウメノファイバー  7番人気1着→4番人気4着
07年 カワカミプリンセス 3番人気1着→2番人気1着
10年 サンテミリオン   5番人気1着(同着)→3番人気18着
18年 アーモンドアイ   1番人気1着→1番人気1着
と、6頭中2頭が続けて1着となっていました。

あと、オークス2着馬、3着馬で直接秋華賞に挑んだ馬は、
01年 テイエムオーシャン   1番人気3着→1番人気1着
02年 チャペルコンサート   12番人気2着→4番人気8着
18年 ラッキーライラック    2番人気3着→2番人気9着
と、3頭中1頭が秋華賞では1着となっています。

今年オークスで2番人気3着だったクロノジェネシスが直接秋華賞に挑んできましたが、さてどうでしょうか。

 

また、オークス4着以下から直線秋華賞に挑んで3着以内に入った馬ですが、
96年 ロゼカラー   7番人気4着→7番人気3着
の1頭がいます。

今回、4着以下で直接秋華賞に挑んだ馬は、10番人気7着だったシェーングランツ、3番人気9着だったコントラチェックの2頭が登録しています。

連対馬のあと残りの11頭の前走は、
紫苑Sが4頭(2着、2着、5着、1着)
NHKマイルが1頭(1番人気14着)
海外のアメリカンオークスが1頭(2着)
オールカマーが1頭(1着)
1000万下特別(2頭)及び900万下特別(2頭)が計4頭(すべて1着)

となっています。

3着馬のあと残り8頭は、
宝塚記念が1頭(1番人気8着)
札幌記念が1頭(1番人気2着)
紫苑Sが2頭(1着、2着)
1600万下特別が1頭(3着)
1000万下特別が1頭(1着)
ダート重賞のシリウスSが1頭(16着)
500万下特別が1頭(1着)
となっていました。


次に、昨年まで取り上げていた「G1」出走経験馬の傾向をまた挙げていこうと思います。

まず、「阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神3歳牝馬S)」ですが、連対馬46頭中10頭が経験していました。
その10頭のその阪神JFの時の内容ですが、1番人気が3頭(1着、5着、3着)、2番人気が2頭(1着、2着)、3番人気4着が1頭、5番人気2着が1頭、6番人気1着が1頭、6番人気5着が1頭、14番人気10着が1頭となっていて、最後の1頭を除いて他の馬は掲示板に載っていました。
3着馬では、7頭がこのレースを経ていて、5着、10着、2着、3着、1着、1着、2着となっていました。

今回の登録馬で、阪神JFで掲示板に載っていたのは、1番人気1着だったダノンファンタジー、2番人気2着だったクロノジェネシス、4番人気3着だったビーチサンバ、3番人気4着だったシェーングランツの4頭となっています。
あと、阪神JFで掲示板に載らなかった登録馬ですが、7番人気6着だったメイショウショウブ、6番人気9着だったレッドアネモスの2頭がいます。

続いて「桜花賞」は、連対馬46頭中25頭が出走していました。
その桜花賞時の着順は、1着が9頭、2着が4頭、3着が3頭、4着が3頭、5着が1頭、6着が2頭、8着が1頭、10着が2頭とこちらは5頭(07年2着のレインダンス(10番人気6着)、08年1着のブラックエンブレム(4番人気10着)、10年2着のアニメイトバイオ(6番人気8着)、13年1着のメイショウマンボ(4番人気10着)、17年1着のディラドラ(14番人気6着)を除く20頭が掲示板に載っていました。
桜花賞時の人気の方も、1番人気が4頭、2番人気が7頭、3番人気が5頭、4番人気が4頭、5番人気が1頭、6番人気が1頭、9番人気が1頭、10番人気が1頭、14番人気が1頭と、4頭(06年9番人気4着のアサヒライジング、07年10番人気6着のレインダンス、10年6番人気8着のアニメイトバイオ)、17年1着のディラドラ(14番人気6着)を除く21頭が5番人気以内でした。
3着馬では7頭が桜花賞を経ていて、9番人気3着、3番人気4着、2番人気14着、1番人気2着、1番人気1着、2番人気5着、1番人気2着となっていました。

今回の登録馬では、桜花賞経験馬が5頭登録していますが、掲示板に載っていたのは、シゲルピンクダイヤ(7番人気2着)、クロノジェネシス(3番人気3着)、ダノンファンタジー(1番人気4着)、ビーチサンバ(4番人気5着)の4番人気5着頭となっています。
また、人気が5番人気以上だったのは、ダノンファンタジー(1番人4着)、クロノジェネシス(3番人気3着)、ビーチサンバ(4番人気5着)の3頭となっています。

次に「オークス」は、46頭中30頭が経験していました。
着順は、1着が9頭、2着が5頭、3着が3頭、4着も4頭、5着が2頭、6着も1頭、7着が2頭、あと、9着が2頭、10着、11着が各1頭となっていました。
このように掲示板に載ったのは30頭中22頭を占めてはいますが、着外にも8頭いることから、着順に関してはこだわらなくても良さそうです。
一方、オークス時の人気の方の方ですが、1番人気が6頭、2番人気が8頭、3番人気が4頭、4番人気が2頭、5番人気が2頭、6番人気が1頭、7番人気が2頭、あと、9番人気が2頭、10番人気が2頭、11番人気が1頭となっていて、06年7番人気2着のアサヒライジング、07年10番人気7着のレインダンス、08年6番人気4着のブラックエンブレム、08年7番人気10着のムードインディゴ、09年6番人気4着のブロードストリート、10年11番人気4着のアニメイトバイオ、13年9番人気1着のメイショウマンボ、17年9番人気4着の8頭を除く22頭が5番人気以上の上位人気でした。

同じく3着馬も見てみますと、オークス経験馬は23頭中13頭で、着順は2番人気2着、5番人気1着、7番人気4着、12番人気7着、5番人気2着、3番人気1着、1番人気3着(1位入線降着)、4番人気6着、2番人気3着、13番人気8着、12番人気8着、6番人気2着、7番人気13着となっていました。

今回の登録馬で、オークスの時の人気が上位の馬から順に挙げていきますと、オークス12番人気2着のカレンブーケドール、2番人気3着のクロノジェネシス、4番人気5着のダノンファンタジー、7番人気6着のシャドウディーヴァ、10番人気7着シェーングランツ、3番人気9着のコントラチェック、5番人気12着のシゲルピンクダイヤ、9番人気15着ビーチサンバ、11番人気16着フェアリーポルカの9頭となっています。

また、「NHKマイル」経験馬は2頭いますが、今回、経験馬の登録はありません。

反対に、一度もG1に出走していなかったのは、連対馬46頭中11頭いました。
その前走は、5頭がローズS(5着、3着、1着、2着、3着)、3頭が紫苑S(2着、2着、5着)、3頭が1000万下特別(1番人気1着2頭と900万下特別2番人気1着)となっていました。
またその前々走は、6頭が1000万下(900万下)特別レース(1着、2着、4着、1着、1着、4着)、1頭がクイーンS9番人気3着、1頭がフローラS(2着)、3頭が500万下戦(1着、1着、1着)でした。
いずれにせよ、一度もG1に出走していない馬にとっては、前走、前々走共に掲示板を外していないことが連対の最低限の条件となっています。
ちなみに3着馬では、00年のトーワトレジャー(前走ローズS3着、前々走900万下特別1着)、02年のシアリアスバイオ(前走紫苑S2着、前々走スイートピーS5着)、05年のニシノナースコール(前走1000万下特別1着、前々走1000万下特別6着)、08年のプロヴィナージュ(前走シリウスS16着、前々走ラジオNIKKEI賞9着)、14年のタガノエトワール(前走ローズS2着、前々走未勝利戦1着)、カイザーバル(前走ローズS3着、前々走1000万下特別6着)の6頭がいます。
今回の登録馬で、過去に一度もG1に出走せず、前2走のレースで共に掲示板に入っていたのは、エスポワール(前走2勝クラス1着、前々走1勝クラス1着)、コパカティ(前走2勝クラス3着、前々走1勝クラス1着)、サトノダムゼル(前走2勝クラス着、前々走1勝クラス1着)、トゥーフラッシー(前走2勝クラス4着、前々走2勝クラス4着)、パッシングスルー(前走紫苑S1着、前々走1勝クラス1着)、ブランノワール(前走2勝クラス1着、前々走1勝クラス1着)の6頭となっています。


次に毛色ですが、連対馬では鹿毛が22頭、栗毛が12頭、黒鹿毛が5頭、青毛が3頭、芦毛、青鹿毛が各2頭となっていました。
鹿毛は、ブゼンキャンドル(99年秋華賞12番人気1着 57.6倍)、アサヒライジング(06年秋華賞5番人気2着 14.0倍)、ミッキーチャーム(18年秋華賞5番人気2着 15.6倍)の3頭を除く19頭が当日1番人気か2番人気か3番人気で、3番人気のそれぞれ10.1倍と10.3倍の2頭を除き単勝オッズは5倍以下となっていました。
栗毛は逆に、スティールインラブ(03年秋華賞2番人気1着 3.2倍)、ダイワスカーレット(07年秋華賞2番人気1着 2.8倍)、ヌーヴォレコルト(14年秋華賞1番人気2着 1.5倍)の3頭を除く9頭が当日単勝オッズ2ケタ以上でした。
あとの毛色は、黒鹿毛の中の1頭(08年秋華賞11番人気1着馬ブラックエンブレム)を除いてすべて5番人気以上の上位人気でした。
3着馬では、鹿毛が9頭と最も多く、あと黒鹿毛馬が6頭、栗毛が4頭、芦毛が3頭、青毛が1頭となっていました。


父の血統ですが、連対馬では、ヘイルトゥリーズン系が27頭、ノーザンダンサー系が10頭、ミスタープロスペクター系が5頭、グレイソブリン系(トニービン系)が2頭、トゥルビョン系、サンクタス系が各1頭となっています。
ヘイルトゥリーズン系で多かったのはサンデーサイレンス系の24頭(サンデーサイレンス産駒が4頭、サンデーサイレンスの孫が20頭)で、ノーザンダンサー系で一番多かったのはリファール系の5頭となっていました。
3着馬では、ヘイルトゥリーズン系が7頭、ナスルーラ系、ミスタープロスペクター系、ノーザンダンサー系が各5頭、リボー系が1頭となっています。


枠順の出目ですが、連対馬では1枠が4頭、2枠が5頭、3枠が3頭、4枠が3頭、5枠が6頭、6枠が7頭、7枠が7頭、8枠が9頭と、結構外枠が連に絡んでいます。
しかしながら、3連単で1000万馬券が出た08年と、11年の枠番連勝はいずれも「1-2」、14年は「2-3」で、一概に外枠有利と見ると思わぬ落とし穴が潜んでいます。
3着馬では、3枠が6頭と最も多く、7枠が5頭、2枠が4頭、6枠が3頭、1枠が2頭、4枠、5枠、8枠が各1頭となっています。
全体的には、連対馬は一応は外枠有利であるものの、3着以内で見てみますと、23年中17年で1枠~3枠までの中の1頭ないし2頭が入っていましたので、1枠~3枠の中の馬は要注意かと思います。


次に、1番人気馬を見てみることにします。
さて過去の成績はどうだったのでしょうか。
結果、23年中1着が6頭、2着が3頭、3着が4頭と、合計3着以内は14頭(複勝率60.8%)とまずまずには見えるものの、連対率は5割を切っていますので、それほど信用度はないように思えます。
ちなみに、今年も1番人気の成績と単勝オッズを列挙しておきたいと思います。

 

96年   10着  1.7倍  エアグルーヴ (後にレース中に骨折していたことが判明)
97年    1着  1.7倍  メジロドーベル
98年    3着  2.4倍  エアデジャヴー
99年   13着  3.3倍  トゥザビクトリー
00年   10着  4.2倍  シルクプリマドンナ
01年    1着  2.4倍  テイエムオーシャン
02年    1着  1.1倍  ファインモーション
03年    2着  2.5倍  アドマイヤグルーヴ
04年    4着  1.7倍  ダンスインザムード
05年    2着  1.8倍  ラインクラフト
06年    4着  2.6倍  アドマイヤキッス
07年    3着  2.7倍  ウオッカ
08年   10着  3.6倍  トールポピー
09年    3着  1.8倍  ブエナビスタ (ただし、2着から降着)
10年    1着  2.3倍  アパパネ
11年    3着  2.2倍  ホエールキャプチャ
12年    1着  1.3倍  ジェンティルドンナ
13年    4着  3.3倍  デニムアンドルビー
14年    2着  1.5倍  ヌーヴォレコルト
15年    1着  3.0倍  ミッキークイーン
16年   10着  2.5倍  ビッシュ
17年    7着  3.6倍  アエロリット
18年    1着  1.3倍  アーモンドアイ

となっていました。

単勝オッズ1倍台は、骨折が判明した10着のエアグルーヴを除き、1着4頭、2着2頭、3着、4着各1頭と連対率57%となっていました。
また、単勝オッズ2倍台は、8頭中3頭(37.5%)連対していました。
残り5頭は、3着3頭、4着1頭、10着1頭となっていました。


以上ですが、まずは、オークスから直接秋華賞に挑んできた馬たちの取捨選択からですね。
あと、前走ローズ組、前走紫苑S組のそれぞれの取捨選択でも悩みそうです。
また、毎年ここで書いていますが、08年、3連単で1000万以上馬券が出ているだけに、どうしてもこのレースでは穴馬を探してしまう傾向があるのも否めません。
ともかく、上記のデータを細かく検証しながら、また穴馬にも気を留めながら、検討して結論を出していこうと思っています。


タグ:秋華賞
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