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第55回 小倉記念のデータ [競馬データ]

ハンデ戦となった00年以降19年間、連対馬38頭、3着馬19頭からです。
06年から2週繰り上がって現在の8月上旬に行われるようになりましたが、そのまま通して見ていきたいと思います。


まず人気からですが、連対馬では、1番人気が7頭、2番人気が8頭、3番人気が5頭、4番人気が6頭、5番人気が2頭、6番人気が4頭、7番人気が2頭、あと9番人気(10年1着馬)、11番人気(16年1着馬)、15番人気(11年2着馬)、16番人気(09年1着馬)が各1頭となっていました。
この1番人気ですが、連対した7頭(03年2着、04年1着、05年1着、08年2着、09年2着、12年2着、18年1着)のそれぞれの単勝オッズは、2.8倍、1.7倍、2.0倍、3.0倍、4.2倍、2.7倍、3.3倍となっていました。
4.2倍と3.3倍の2頭を除けば、あとは3倍以下の単勝オッズとなっています。
対して、連対しなかった残り12頭(00年8着、01年5着、02年5着、06年6着、07年7着、10年3着、11年6着、13年3着、14年6着、15年5着、16年4着、17年8着)の単勝オッズも見てみますと、3.4倍、3.8倍、4.1倍、2.5倍、3.7倍、4.9倍、4.8倍、3.0倍、3.6倍、3.5倍、4.1倍、3.2倍となっていました。
こちらは、2.5倍の1頭を除けば、あとは3倍以上の単勝オッズとなっています。
この1番人気の単勝オッズが3倍以上か、3倍以下か、とりあえずは、ここが一応取捨選択の一つのポイントと言えるかと思います。

また、連対馬38頭の単勝オッズですが、06年2着のヴィータローザ(単勝オッズ25.6倍)、07年2着のニホンピロキース(12.7倍)、09年1着のダンスアジョイ(64.7倍)、10年1着のニホンピロレガーロ(19.7倍)、11年2着のキタサンアミーゴ(47.9倍)、16年1着のクランモンタナ(36.6倍)の6頭を除いた32頭の単勝オッズは一桁台となっていました。
つまり、19年中12年は連対馬2頭とも単勝オッズが一桁台であったということになります。
まずは、連対馬2頭が両方とも一桁台となるのか、一桁台と二桁台との組み合わせとなるのか、今までなかった2頭とも二桁台となるのか、今年もこのあたりの取捨選択から始めようと思っています。
確率的には、一桁台同士の組み合わせの公算が強いようですが、さてどうでしょうか。

それから3着馬ですが、順に6番人気、5番人気、3番人気、9番人気、8番人気、3番人気、9番人気、10番人気、11番人気、9番人気、1番人気、8番人気、9番人気、1番人気、2番人気、3番人気、6番人気、6番人気、5番人気となっていて、連対馬と比べて下位人気が目立っています。
単勝オッズも、二桁オッズが19頭中半分強の10頭となっていて、そのうち7頭が、日程が変更になった06年以降のここ13年の中となっていました。


次にハンデ戦での重量の傾向ですが、1着から3着までの過去の重量の組み合わせを順にあげますと、
53kg-58kg-56.5kg(00年)
57kg-52kg-52kg(01年)
52kg-57kg-53kg(02年)
57kg-54kg-53kg(03年)
56.5kg-54kg-54kg(04年)
58.5kg-54kg-56kg(05年)
55kg-57.5kg-54kg(06年)
53kg-54kg-52kg(07年)
57kg-56kg-52kg(08年)
55kg-56kg-53kg(09年)
56kg-57kg-57kg(10年)
55kg-55kg-55kg(11年)
55kg-57kg-58kg(12年)
53kg-53kg-58kg(13年)
57kg-56kg-57.5kg(14年)
56kg-54kg-53kg(15年)
54kg-56kg-57kg(16年)
52kg-54kg-55kg(17年)
57kg-57kg-54kg(18年)

となっていました。
このように、連対馬では08年、10年、14年、18年を除く15年で毎年55kg以下の馬が片方、もしくは両方で絡んでおり、そのうち06年、09年、11年、12年以外の11年は54kg以下の馬となっていました。
また逆に、07年、11年、13年、17年を除く15年で56kg以上の重量の馬が片方か両方で絡んでいます。


毛色ですが、連対馬では鹿毛が18頭、黒鹿毛が10頭、栗毛が6頭、青鹿毛、芦毛が各2頭となっていました。
3着馬では、同じく鹿毛が10頭と最も多く、あと黒鹿毛が4頭、栗毛が3頭、芦毛、青毛が各1頭となっています。


それから、臨戦過程での前走の着順別のデータですが、連対馬では、前走1着馬は11頭、2着が7頭、3着が4頭となっていて、38頭中22頭が前走3着以内に入っていました。
ちなみに今回の登録馬13頭で前走3着以内の馬は、アイスストーム(3勝クラス1着)、アイスバブル(目黒記念2着)、カデナ(オープン特別3着)、シャイニービーム(オープン特別3着)、メールドグラース(鳴尾記念1着)の5頭となっています。

あと残りの前走4着以下の16頭のその着順ですが、5着、10着、11着、12着、16着、13着、8着、8着、7着、8着、4着、12着、13着、9着、6着、12着となっていました。
この前走4着以下の16頭のうち、07年2着のニホンピロキース、09年1着のダンスアジョイ、11年2着のキタサンアミーゴ、12年1着のエクスペディション、13年2着のラブリーデイ、15年1着のアズマシャトル、16年1着のクランモンタナ、同2着のベルーフ、17年1着のタツゴウゲキ以外の7頭は、このレースから過去1年以内に重賞で優勝の経験がありました。
今回の登録馬で過去1年以内に重賞で優勝経験があるのは、メールドグラー1頭となっています。
しかしながら、16頭中上記の9頭は過去1年以内で重賞に勝っていないわけですから、逆に言えば、確率的にはこちらの方が連対する可能性が高いということにはなります。
この9頭を見てみますと、そのうち4頭が7番人気以下の下位人気で(そのうち3頭が二桁人気)、単勝オッズは二桁オッズとなっていました。
その4頭ですが、すべて血統で、ナスルーラ系のグレイソブリン系が絡んでいました。(1頭が父シービークロス、3頭のBMS(母の父)がトニービン)
また、9頭を見てみますと、ニホンピロキースは1年前のこの小倉記念で3着でしたし、ダンスアジョイも前年のアルゼンチン杯で5着、キタサンアミーゴはその年のダイヤモンドSで3着、エクスペディションは前年の中日新聞杯(小倉で施行)で4着、またその後の中山金杯でも5着、ラブリーデイは前年の京王杯2歳Sで2着、アズマシャトルはこの年の鳴尾記念で3着、クランモンタナは1年前の小倉記念で4着、ベルーフも1年前の小倉記念で2着と、昨年1着の準オープン馬タツゴウゲキ以外の8頭は、過去1年以内に重賞で掲示板に載っていました。
今回の前走4着以下の登録馬で、過去1年以内に重賞で掲示板に載っていたのは、アドマイヤアルバ、カフェブリッツ、ストロングタイタン、タニノフランケル、ノーブルマーズの5頭となっています。

3着馬では、19頭中13頭が前走掲示板に載っていました。
掲示板に載らなかった残り6頭の前走は、それぞれ準オープンで6着、関屋記念で6着、宝塚記念で7着、オープン特別で7着、新潟大賞典で7着、エプソムC10着と、最後の1頭を除けば掲示板の着順と差はありませんでした。


次に血統ですが、父で一番多かったのは連対馬ではサンデーサイレンス系が20頭(そのうちサンデーサイレンスが5頭)で、続いてノーザンダンサー系が8頭、ナスルーラ系が6頭、あと2回連対しているメイショウカイドウのミスタープロスペクター系のスキャンがのべ2回、同じくミスタープロスペクター系のキングカメハメハが1頭、そしてブライアンズタイムズ系のマヤノトップガンが1頭となっています。
BMS(母の父)ですが、多かったのはノーザンダンサー系の12頭でした。
全体的には、ノーザンダンサー系絡みは、連対馬38頭中19頭となっていました。

3着馬では、父で多かったのはヘイルトゥリーズン系の13頭(そのうちサンデーサイレンス系が9頭)、続いてノーサンダンサー系の5頭で、あと1頭はナスルーラ系(グレイソブリン系)となっていました。
BMSでは、ナスルーラ系が8頭、ノーザンダンサー系(そのうちリファールが4頭)とナスルーラ系が各7頭、ミスタープロスペクター系が3頭と続いていました。


次に年齢別ですが、1着馬では5歳馬が9頭と最も多く、あと4歳が5頭、7歳が3頭、6歳、8歳が各1頭となっています。
2着馬では、4歳馬が6頭、5歳馬、6歳馬が各5頭、3歳が2頭、7歳が1頭となっています。
3着馬では、5歳馬が11頭で、6歳が4頭、4歳が2頭、7歳と9歳が各1頭となっていました。


そして枠順の出目ですが、連対馬では、8枠が7頭、5枠、6枠、7枠が各6頭、3枠が5頭、4枠が4頭、2枠が3頭、1枠が1頭となっていました。
3着馬では、1枠、2枠、7枠、8枠が各3頭、3枠、4枠、6枠が各2頭、5枠が1頭となっています。


以上ですが、今年もまずは1番人気馬の取捨選択からですね。
単勝オッズがほぼ落ち着いた時点で、3倍前後での判断をしていこうと思っています。
それから、施行日が早くなった06年以降12年までの7年連続、3着以内に9番人気以下の人気薄の馬が入っていたのですが、13年、14年、15年の3年間は入っていませんでした。
しかし、翌16年の1着馬が11番人気と、久々に9番人気以下の人気薄の馬が3着以内に入りました。
17年は、「4番人気-2馬人気-6馬人気」、昨年18年は「1番人気-2番人気-5番人気」で決まって、ここ2年は人気薄馬が来ていません。
今年もとりあえず、9番人気以下の人気薄の馬の取捨選択で悩みそうです。

それともう一つ、過去19年、00年と16年以外の17年で少なくとも1頭3着以内に「5歳馬」が入っていましたので、この5歳馬の取捨選択もしていこうと思います。
ちなみに入らなかった00年と16年の5歳馬の出走数ですが、それぞれ2頭と1頭となっていました。
今回の登録馬で5歳馬は、アウトライアーズ、カデナ、クリノヤマトオーの3頭となっています。
今年の小倉記念も少頭数になりそうですが、人気薄も含め、1頭1頭しっかり検証しながら結論を出していこうと思います。


タグ:小倉記念
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