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第24回 プロキオンステークスのデータ [競馬データ]

11年までは主に阪神競馬場で行われていましたが(06年、11年は京都競馬場開催)、12年からは、改修された新しい中京競馬場で行われるようになりました。(かつては元々中京競馬場の1700mダートでオープン特別として行われていました。)
ということで、まだこの施行では7回しか行われていません。
ともかくも、昨年までと同様、一応もしかしたら参考になるかも知れませんので、それまでの阪神競馬場で行われたデータをそのまま再掲載し、そして、そのそれぞれのデータの後に、新しい中京競馬場で行われた7回のデータを載せていこうと思います。
4月から6月に変更となった00年以降、06年、11年の京都競馬場開催を除く10年、連対馬20頭、3着馬10頭からです。(さらに06年の京都開催の時から施行月が6月から今の7月に変更になっていますが、そのままで見ていきます。)
一応、それに付随して、06年と11年の京都競馬場でのデータも一緒に載せておきます。


ともかくも有名なデータとして、この阪神開催の該当期間の10年中、10年(3着)を除く9年すべてで1番人気が連に絡んでいました。
ちなみに、京都競馬場で開催された06年の1番人気は2着、11年の1番人気は3着でした。
それ以前の4月に行なわれた第1回の96年から第4回の99年までも見てみますと、4年中2年で1番人気が連に絡んでいました。
つまり、11年までの京都開催を含めてこのプロキオンSが重賞となってからの16回のうち12回までが1番人気が連に絡み、あと3着が2回ありましたから、複勝圏内には14回入ったことになります。(あとの残り2回は、6着、5着)

さて、中京競馬場開催になってからの6年間の1番人気馬ですが、
12年 ファリダット     3着 (単勝オッズ2.4倍)
13年 ダノンカモン     3着 (5.9倍)
14年 ベストウォーリア  1着 (1.9倍)
15年 レッドアルヴィス  6着 (3.5倍)
16年 ノボバカラ      1着 (3.3倍)
17年 キングズガード   2着 (2.8倍)
18年 インカンテーション 2着 (4.2倍)

こう見ますと、複勝圏内が7年中6年と、3着以内に入る公算は依然あるように思われます。
さて今年はどうでしょうか。


では、1番人気馬が連対した時の連の相手の人気はどうなっていたのでしょうか。
阪神開催の該当期間10年間のうち、1番人気が連対した(9年)相手の人気を00年から古い順に見ていきますと、
2番人気(単勝オッズ2.5倍)
4番人気(13.4倍)
5番人気(15.8倍)
8番人気(59.3倍)
2番人気(3.6倍)
6番人気(11.9倍)
2番人気(6.8倍)
7番人気(22.6倍)
3番人気(5.0倍)
となっていました。
相手が2番人気だった3レースと3番人気だった1レースを除きますと、残り5レースの相手の単勝オッズは二桁になっていました。
ちなみに京都で行われた時の1番人気が絡んだ06年の人気の組み合わせはどうなっていたかといいますと、
「7番人気-1番人気」
という組み合わせで、その7番人気の単勝オッズは18.1倍と二桁オッズとなっていました。

それから、1番人気が連をはずした時の連対馬の人気の組み合わせも見てみますと、
97年が「2番人気(3.6倍)―5番人気(23.1倍)」
99年が「3番人気(6.5倍)-5番人気(13.3倍)」
10年が「4番人気(7.7倍)-2番人気(5.3倍)」
となっていました。
また、1番人気が連をはずした京都開催での11年の連の組み合わせは、
「9番人気(44.8倍)-3番人気(5.6倍)」
となっています。

そして、中京競馬場で行われた6年間ですが、
1番人気が連対した4年では、
14年 「1番人気(1.9倍)-2番人気(6.1倍)」
16年 「1番人気(3.3倍)-3番人気(5.9倍)」
17年 「5番人気(7.0倍)-1馬人気(2.8倍)」
18年 「5番人気(7.8倍)-1番人気(4.2倍)

となっていました。

あと、1番人気が連をはずした残り3年では、
12年 「12番人気(119.2倍)-4番人気(7.5倍)」
13年 「2番人気(5.9倍)-5番人気(7.8倍)」
15年 「4番人気(6.7倍)-2番人気(4.2倍)」
となっていました。

次に阪神競馬場で行われた時の3着馬の当日人気も00年から順に見ていきますと、
5番人気(単勝オッズ16.0倍)
13番人気(161.4倍)
4番人気(12.5倍)
12番人気(97.4倍)
9番人気(27.8倍)
3番人気(4.9倍)
9番人気(28.6倍)
4番人気(8.9倍)
2番人気(3.4倍)
1番人気(1.7倍)
と人気薄の馬が結構目立っています。

ちなみに、京都で行われた06年の3着馬は、9番人気(36.0倍)、11年3着馬は、1番人気(1.8倍)でした。

そして、中京で行われた6年間の3着馬ですが、
12年 1番人気(2.4倍)
13年 1番人気(5.9倍)
14年 10番人気(49.7倍)
15年 8番人気(22.1倍)
16年 2番人気(3.6倍)
17年 6番人気(13.1倍)
18年 2番人気(5.5倍)

となっています。
特に、この新しく中京競馬場になってからの7年ですが、上記のように、12年の1着馬が12番人気(119.2倍)、その時の4着馬が10番人気(63.6倍)、続く13年では、掲示板には二桁人気の馬は来ませんでしたが、14年は、上記の通り、3着馬が10番人気(49.7倍)、その時の5着馬が12番人気(73.5倍)と12年と同じ二桁人気の馬が2頭、掲示板に載っていました。
しかしその後の15年、そして16年と2年連続は、13年と同様、二桁人気の馬が掲示板に載りませんでした。
しかし、続く17年では、4着に単勝万馬券の12番人気の馬、18年では、5着に単勝37.2倍の10番人気の馬が、それぞれ入っています。
さて今年はどうでしょうか。
二桁人気の馬の取捨選択は思案のしどころです。


次に臨戦過程ですが、まず阪神で行われたレースでは、前走は、連対馬20頭中1着が9頭、2着が3頭、3着が3頭、4着が1頭、5着が2頭で、掲示板に載っていたのは18頭にもなります。
あと2頭は、(4番人気)10着、(4番人気)11着となっていました。
また前々走も見てみますと、02年2着のヤマカツスズラン(前々走、芝(阪神牝馬S)を走って7番人気14着)、08年1着のヴァンクルタテヤマ(前々走、オープン特別14番人気7着)、09年1着のランザローテ(前々走、マーチS5番人気9着)の3頭以外の17頭は3着以上となっていました。(1着3頭、2着8頭、3着6頭)
しかもすべて重賞(地方も含む)かオープン特別でした。
ちなみに、06年と11年の京都での連対馬も見てみますと、まず06年は、1着メイショウバトラーの前走、前々走はそれぞれ13番人気12着(オープン特別の欅S)、4番人気2着(芝の重賞の阪神牝馬S)で、2着シーキングザベストの前走、前々走はそれぞれ1番人気2着(地方の重賞)、1番人気1着(準オープン特別)となっていました。
そして11年は、1着シルクフォーチュンの前走、前々走はそれぞれ2番人気6着(オープン特別の天王山S)、5番人気4着(オープン特別の栗東S)で、2着ダノンカモンの前走、前々走はそれぞれ5番人気4着(G1のフェブラリーS)、3番人気2着(G3の根岸S)となっていました。

さて、7年間の中京での連対馬ですが、
12年は、12番人気1着トシキャンディの前走、前々走はそれぞれ6番人気6着(オープン特別の京葉S)、2番人気1着(準オープン特別)で、4番人気2着のアドマイヤロイヤルの前走、前々走はそれぞれ2番人気3着(オープン特別のアハルテケS)、2番人気2着(オープン特別の欅S)となっていました。
13年は、2番人気1着アドマイヤロイヤルの前走、前々走はそれぞれ2番人気1着(オープン特別の欅S)、2番人気2着(オープン特別のオアシスS)で、5番人気2着のセイクリムゾンの前走、前々走はそれぞれ1番人気2着(地方のG2のさきたま杯)、5番人気5着(地方のG1)となっていました。
14年は、1番人気1着ベストウォーリアの前走、前々走はそれぞれ1番人気2着(オープン特別のアハルテケS)、1番人気1着(オープン特別のオアシスS)で、2番人気2着のキョウワダッフィーの前走、前々走はそれぞれ1番人気1着(オープン特別の栗東S)、1番人気1着(オープン特別のポラリスS)となっていました。
15年は、4番人気1着ベストウォーリアの前走、前々走はそれぞれ1番人気2着(地方のG1のかしわ記念)、3番人気3着(G1のフェブラリーS)で、2番人気2着のコーリンベリーの前走、前々走はそれぞれ1番人気1着(地方のG3のかきつばた記念)、1番人気1着(オープン特別のコーラルS)となっていました。
16年は、1番人気1着ノボバカラの前走、前々走はそれぞれ2番人気2着(地方のG3の北海道スプリントカップ)、2番人気1着(地方のG2のかきつばた記念)で、3番人気2着のニシケンモノノフの前走、前々走はそれぞれ1番人気1着(オープン特別の天王山S)、2番人気2着(地方のG3黒船賞)となっていました。
17年は、5番人気1着キングズガードの前走、前々走はそれぞれ3番人気2着(オープン特別の天王山S)、3番人気2着(地方のG2のかきつばた記念)で、1番人気2着のカフジテイクの前走、前々走はそれぞれ4番人気5着(海外のG2ゴドルフィンマイル)、1番人気3着(G1のフェブラリーS)となっていました。
18年は、5番人気1着マテラスカイの前走、前々走はそれぞれ1番人気1着(準オープン特別)、5番人気5着(海外のG1ドバイゴールデンシャヒーン)で、1番人気2着のインカンテーションの前走、前々走はそれぞれ1番人気3着(地方ののG1かしわ記念)、6番人気3着(G1のフェブラリーS)となっていました。

前走に関しては、12年の1着馬の前走(6着)以外すべて掲示板に載っていて、また、前々走に関しては、13年の2着馬の前々走(5着)以外はすべて3着以内に入っていたのが着目すべきところです。

続いて3着馬ですが、阪神競馬場時代、前走掲示板に載っていたのは10頭中6頭、あとの4頭は6着、9着、11着、11着でした。
同じく前々走で掲示板に載っていたのは8頭で、あとの2頭は11着、16着となっていました。
京都で行われた06年の3着馬サンライズキングの前走、前々走はそれぞれ13番人気11着(芝のオープン特別バーデンバーデンC)、11番人気11着(オープン特別の欅S)、11年の3着馬ケイアイガーベラの前走、前々走はそれぞれ1番人気3着(オープン特別バのポラリスS)、1番人気1着(準オープン特別)となっていました。

中京で行われた3着馬ですが、
12年の3着馬ファリダットの前走、前々走はそれぞれ1番人気1着(オープン特別の天保山特別)、4番人気1着(オープン特別の栗東S)
13年の3着馬ダノンカモンの前走、前々走はそれぞれ3番人気1着(オープン特別のアハルテケS)、2番人気2着(地方のG3かきつばた記念)
14年の3着馬ガンジスの前走、前々走はそれぞれ2番人気10着(オープン特別のすばるS)、2番人気7着(オープン特別の大和S
15年の3着馬キョウワダッフィーの前走、前々走はそれぞれ2番人気4着(オープン特別の天保山S)、13番人気13着(G1のフェブラリーS)
16年の3着馬キングズガードの前走、前々走はそれぞれ1番人気1着(オープン特別の栗東S)、1番人気1着(準オープン特別)となっています。
17年の3着馬ブライトラインの前走、前々走はそれぞれ7番人気10着(オープン特別のアハルテケS)、3番人気2着(地方のG3競走)となっています。
18年の3着馬ウインムートの前走、前々走はそれぞれ5番人気1着(オープン特別の天保山S)、3番人気1着(オープン特別の栗東S)となっています。

結局、3着馬7頭の前走は、1着4頭、4着1頭、10着2頭と、5頭が掲示板に載っていて、前々走は、1着3頭、2着2頭、7着1頭、13着1頭と、同じく5頭が掲示板に載っていました。


ちなみに、今回の登録馬15頭中11頭は前走掲示板に載っていましたが、その11頭で前々走、掲示板に載っていたのは、アディラート、ウインムート、ヴェンジェンス、エイシンヴァラー、キングズガード、トサクセスエナジー、ミッキーワイルドの7頭となっています。


次に血統ですが、阪神競馬場時代は、連対馬20頭中11頭の父がミスタープロスペクター系となっていました。
そのうち7頭が、ミスタープロスペクター系とノーザンダンサー系との組み合わせでした。
3着馬では、父がミスタープロスペクター系の馬は3頭で、多かったのはサンデーサイレンスの孫で4頭となっています。

それから06年の京都で行われた時の1着馬2着馬3着馬のそれぞれの父ですが、ナスルーラ系(ボールドルーラー系)、ミスタープロスペクター系、ミスタープロスペクター系となっていました
(その3頭のBMS(母の父)ですが、3頭ともノーザンダンサー系となっていました。)
11年では、サンデーサイレンス系、シンボリクリスエス、ミスタープロスペクター系となっていました。(その3頭のBMS(母の父)ですが、1着と3着がノーザンダンサー系、2着がテディ系となっていました)。

さて、中京で行われた6年間の1着馬2着馬3着馬のそれぞれの父ですが、
12年は、サンデーサイレンス系、ミスタープロスペクター系、ミスタープロスペクター系
13年は、ミスタープロスペクター系、サンデーサイレンス系、シンボリクリエス
14年は、ナスルーラ系(ボールドルーラ系)、ミスタープロスペクター系、サンデーサイレンス系
15年は、ナスルーラ系(ボールドルーラ系)、ミスタープロスペクター系-ミスタープロスペクター系
16年は、サンデーサイレンス系-タイキシャトル-ナスルーラ系(ボールドルーラ系)
17年は、ナスルーラ系(ボールドルーラ系)、ミスタープロスペクター系、サンデーサイレンス系
18年は、ミスタープロスペクター系-ナスルーラ系(ボールドルーラ系)-ディヴルズバッグ系(ヘイロー系)

となっていました。

今回の登録馬で父が1着3回、2着、3着各1回となっているナスルーラ系(ボールドルーラ系)の馬は、アードラー、ヴェンジェンス、オールドベイリー、キングズガードの4頭、7年中6年で2着に入っているミスタープロスペクター系の馬は、アディラート、ダノングッド、マテラスカイ、ミッキーワイルドの4頭となっています。


毛色ですが、阪神競馬場時での連対馬では栗毛が10頭と最も多く、次に黒鹿毛が5頭、鹿毛が3頭、青毛の2頭となっています。
3着馬では、鹿毛が5頭、栗毛が4頭、黒鹿毛が1頭となっていました

ちなみに、06年の京都開催時の上位3頭では、「鹿毛-黒鹿毛-鹿毛」、11年では、「鹿毛-黒鹿毛-栗毛」となっていました。

さて中京開催時の上位3頭では、
12年 「鹿毛-鹿毛-青鹿毛」
13年 「鹿毛-黒鹿毛-黒鹿毛」
14年 「栗毛-鹿毛-栗毛」
15年 「栗毛-栗毛-鹿毛」
16年 「栗毛-栗毛-鹿毛」
17年 「鹿毛青鹿毛青毛」
18年 「栗毛-鹿毛-青鹿毛」

となっています。


年齢では、阪神では、
1着馬では、6歳が4頭、5歳が3頭、4歳が2頭、7歳が1頭となっていました。
2着馬では、4歳が4頭で、5歳と6歳が各2頭、あと7歳8歳が各1頭となっています。
3着馬では、5歳が4頭で、4歳と6歳が各3頭となっていました。

それから06年の京都開催時の上位3頭では、「6歳-5歳-7歳」、11年では「5歳-5歳-5歳」となっていました。


中京開催時の上位3頭は、
12年 「6歳-5歳-7歳」
13年 「6歳-7歳-7歳」
14年 「4歳-6歳-5歳」
15年 「5歳-4歳-7歳」
16年 「4歳-5歳-5歳」
17年 「6歳-5歳-8歳」
18年 「4歳-8歳-5歳」

なっています。
5歳が7年中6年、4歳、6歳が7年中4年、7歳が7年中3年で3着以内と、なかなか絞りにくい傾向となっています。


連対馬の枠の出目では、阪神は、8枠が8頭と最も多く、あと7枠が6頭、4枠が3頭、6枠が2頭、2枠が1頭と外枠が結構連に絡んでいました。
3着馬では、1枠、5枠、8枠が各2頭、0だった2枠を除く他の枠が各1頭でした。

ちなみに06年の京都開催時の上位3頭では、「2枠-7枠-5枠」、11年では「3枠-7枠-1枠」となっていました。


中京開催時の上位3頭では、
12年 「3枠-7枠-5枠」
13年 「3枠-1枠-7枠」
14年 「3枠-2枠-1枠」
15年 「1枠-3枠-1枠」
16年 「8枠-6枠-5枠」
17年 「7枠-5枠-8枠」
18年 「8枠-4枠-3枠」

となっていました。


以上ですが、ともかくも、中京開催の7年の中での傾向性を特に探りながら、それを基に検討して結論を出していこうと思います。

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