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第60回 宝塚記念のデータ [競馬データ]

阪神競馬場の全面改装後の92年以降、95年と06年の京都競馬場開催を除く25年、連対馬50頭、3着馬28頭からです。
途中、日程の変更、馬場の改修等ありますが、それほど影響がないものと見て、昨年までと同様、そのままのデータを使います。


まず臨戦過程からです。
その前走で一番多かったレースですが、天皇賞(春)となっています。
連対馬では50頭中20頭となっていました。
その19頭の前走の天皇賞(春)の着順ですが、
12年の勝ち馬オルフェーヴル(前走1番人気11着)
14年の勝ち馬ゴールドシップ(前走2番人気7着)
15年の2着馬デニムアンドルビー(前走9番人気10着)
17年の2着馬ゴールドアクター(前走5番人気7着)
の4頭以外の16頭は掲示板に載っていました。
またその20頭の前々走の着順ですが
03年1着のヒシミラクル(前々走大阪杯8番人気7着)
08年2着のメイショウサムソン(前々走大阪杯2番人気6着)
18年1着のミッキーロケット(前々走京都記念7番人気7着)

以外の17頭はすべて掲示板に載っていました。

それから、前走天皇賞(春)だった3着馬も見てみますと、実に25頭中3頭、04年のリンカーン、11年のエイシンフラッシュ、16年のキタサンブラックのみとなっていました。
その着順は、
リンカーンが1番人気13着で、前々走では阪神大賞典1番人気1着
エイシンフラッシュが3番人気2着、前々走では大阪杯3番人気3着
キタサンブラックが2番人気1着、前々走では大阪杯5番人気2着
となっていました。
今回の登録馬で前走天皇賞(春)だったのは、
エタリオウ(2番人気4着、前々走は日経賞1番人気2着)
クリンチャー(4番人気10着、前々走は日経賞5番人気7着)
の2頭となっています。

あくまで
過去のデータから言えば、この前走天皇賞(春)組の中では、その前走の天皇賞(春)で掲示板に載っていなくて、かつ前々走も掲示板に載っていない馬で3着以内に入った馬はいませんので、クリンチャーは厳しいということになりますがどうでしょうか。
逆に、前走天皇賞(春)も前々走のレースも掲示板に載っていた馬は、連対馬で13頭、3着馬で2頭いましたので、エタリオウは、3着以内の可能性はあるかと思います。


また、過去該当する25年の中で、前々走が天皇賞(春)だった連対馬は6頭いますので、よって前2走のどちらかで天皇賞(春)を走った連対馬は50頭中25頭になります。
その前々走天皇賞(春)を走った6頭の次走(つまり前走)は、新潟大賞典1着が1頭と安田記念2着が2頭、目黒記念3着が1頭、金鯱賞2着が1頭、鳴尾記念1着が1頭とすべて3着以内に入っていました。
しかしながら、今回これに該当する登録馬はいません。

次に前走で多かったのは金鯱賞で、9頭いました。
その着順の内訳は1着5頭、2着3頭、3着1頭となっていました。
また、その金鯱賞の前走、つまり前々走ですが、そのうち5頭は1着でした。
残りの4頭は、天皇賞2番人気4着、有馬記念2番人気8着、大阪杯7番人気2着、京都記念1番人気2着となっていました。
同じく3着馬では、4頭が前走金鯱賞となっていて、その4頭の金鯱賞での着順は、それぞれ2着、1着、7着、1着、その前々走はそれぞれ3着、1着、7着、1着となっていました。
しかし、12年から金鯱賞は12月に移行となりましたので(その後はまた3月に移行)、今回も前走金鯱賞の馬はいません。
しかしながら、その後、金鯱賞に代わって、阪神で行われている鳴尾記念が同じく日程が変更になってこの6月初めに開催となり、ステップレースの存在となっています。
その変更になった12年では、いきなりその前走鳴尾記念組の中の1番人気2着だったショウナンマイティが6番人気で3着となり、翌13年も鳴尾記念3番人気3着だったダノンバラードが5番人気で2着に入りました。
さらに14年も鳴尾記念2番人気4着だったカレンミロティックが9番人気で2着となっています。
そして15年も鳴尾記念2番人気1着だったラブリーディは、見事宝塚記念で6番人気で1着となりました。
結局、前走鳴尾記念だった馬は、12年以降、連対馬14頭中3頭、3着馬は7頭中1頭と計4頭が3着以内に入ったことになります。

その4頭の前々走ですが、ショウナンマイティは大阪杯で6番人気1着、ダノンバラードは日経賞で6番人気7着、カレンミロティックは大阪杯5番人気4着、ラブリーディは天皇賞(春)8番人気8着となっていました。
今回の前走鳴尾記念の登録馬ですが、6番人気5着のノーブルマーズ(前々走は京都記念3番人気9着)の1頭がいます。

次に多かったのは安田記念で、50頭中5頭いました。
その5頭ですが、その安田記念での着順はすべて2着となっていました。
同じく3着馬では、24頭中2頭(96年のダンスパートナー、09年のディープスカイ)となっていて、その着順はそれぞれ7番人気6着と2番人気2着、そして前々走はそれぞれ京阪杯1番人気1着と大阪杯1番人気2着となっていました。
しかしながら、今回の登録馬で前走安田記念の馬は、残念ながら登録はありません。

あと残りの連対馬13頭の前走は、新潟大賞典7番人気1着、メイS2番人気1着、鳴尾記念(97年)2番人気1着、目黒記念1番人気2着、同じく3番人気3着、香港のクイーンエリザベス2世C1番人気3着、同じく3番人気1着、メトロポリタンS3番人気1着、ヴィクトリアマイル1番人気1着、同じくヴィクトリアマイル1番人気2着、ドバイのドバイシーマクラシック3番人気2着、大阪杯3番人気6着、香港(シャティ)のライオンロックトロフィー3番人気6着(海外馬)となっていて、1着が6頭、2着が3頭、3着が2頭、6着が2頭と、13頭中11頭は3着以内となっていました。
またその前々走ですが、13頭のうち7頭がG1(海外も含む)で、その着順は7着、13着、2着、1着、2着、8着、2着となっていました。
また残りのG1以外の6頭ですが、その前々走の着順は1着、13着、3着、3着、1着、1着でした。
今回の登録馬の中で、天皇賞(春)、安田記念、金鯱賞(鳴尾記念も含む)を除いたレースで、前走3着以上だった馬は、前走大阪杯9番人気1着のアルアイン、同じく2番人気2着のキセキ、前走目黒記念9番人気3着のソールインパクト、ドバイのドバイシーマクラシック3番人気3着のスワーヴリチャード、前走香港のクイーンエリザベス2世C2番人気3着のリスグラシューの5頭となっています。

それから3着馬の残り25頭中16頭の前走ですが、鳴尾記念(現在と違う施行での3頭も含む)が4頭(3着、2着、3着、2着)、ヴィクトリアマイル3頭(1着、8着、7着)、目黒記念が3頭(1着、1着、2着)、大阪杯2頭(1着、8着)、オーストラリアT(1着)、駒草賞(1着)、有馬記念(1着)、海外のドバイシーマ(2着)、となっていて、大阪杯の8着馬とヴィクトリアマイルの中の7着馬、8着馬の3頭を除き13頭が3着以内に入っていました。
またその前々走ですが、今度は人気で見ていきますと、海外を走った2頭を除く14頭の内訳は、1番人気が5頭、2番人気が1頭、3番人気が4頭、5番人気(11着)、6番人気(1着)が各1頭、7番人気(2着、9着)が2頭と14頭中10頭が3番人気までの上位人気となっていました。
今回の登録馬で、前走天皇賞(春)以外で3着以内だったのは、アルアイン、キセキ、スワーヴリチャード、ソールインパクト、リスグラシューの6頭、そのうち前々走で3番人気以上の上位人気だったのは、アルアイン、キセキの2頭となっています。
また、上記の例外として大阪杯で4着だったマカヒキ、同じく7着だったスティッフェリオの前々走の人気はそれぞれ2番人気、3番人気でしたので、3着の可能性があるかと思います。


次に父の血統ですが、連対馬では、サンデーサイレンス系が21頭(そのうちサンデーサイレンス産駒が7頭、サンデーサイレンスの仔の産駒は14頭(ステイゴールド産駒が5頭、ディープインパクト産駒が3頭、ダンスインザダーク産駒とスペシャルウイーク産駒が各のべ2頭、マーベラスサンデー産駒、ハーツクライ産駒が各1頭)、ブライアンズタイム産駒とグラスワンダー産駒が各2頭、シルヴァーホーク産駒が1頭、スクリーンヒーロー産駒が1頭とヘイルトゥリーズン系が50頭中計27頭も占めていました。
続いてノーザンダンサー系で、のべ10頭(そのうちサドラーズウエルズ系産駒のテイエムオペラオー、トライマイベスト系産駒のメイショウドトウが各2回ずつ連対)で、あと、ミスタープロスペクター系が6頭、トゥルビョン系、サンクタス系が各2頭、リボー系、トゥルビョン系、ナスルーラ系(グレイソブリン系)が各1頭ずつとなっています。
3着馬は、25頭中14頭がサンデーサイレンス系産駒(そのうち6頭がサンデーサイレンス産駒、あとサンデーサイレンスの仔のディープインパクト(4頭)、スペシャルウイーク、アグネスタキオン、マンハッタンカフェ、ブラックタイド(以上各1頭)で、4頭がノーザンダンサー系産駒(サドラーズウエルズ系が2頭、リファール系、フェアリーキング系が各1頭)、あと、ナスルーラ系(グレイソブリン系)が2頭、ハイペリオン系、プリンスローズ系、リボー系、ヘイルトゥリーズン系(グラスワンダー)、ミスタープロスペクター系が各1頭となっていました。


毛色ですが、連対馬では鹿毛が24頭、栗毛が11頭、黒鹿毛が8頭、芦毛が5頭、栃栗毛と青鹿毛が各1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が16頭、黒鹿毛が4頭、栗毛が3頭、青鹿毛、青毛が各1頭となっています。


年齢ですが、連対馬では4歳馬が22頭と最も多く、次に5歳馬が19頭、6歳馬が7頭、7歳馬が2頭となっていました。
3着馬では、4歳馬と5歳馬が各10頭、6歳馬が4頭、3歳馬が1頭となっています。


枠の出目ですが、連対馬では8枠が11頭、5枠が9頭、4枠が8頭、6枠が7頭、3枠が5頭、2枠が4頭、1枠と7枠が各3頭となっていました。
3着馬では、1枠が8頭、4枠と5枠が各4頭、8枠が3頭、2枠と3枠と7枠が各2頭、6枠がなしとなっています。


当日の人気ですが、1番人気は京都開催を除いて92年から02年まで10年連続で連対するなど、25年中17年で連に絡んでいました。
連対しなかった年(8年)は、
03年(シンボリクリスエスの5着)
05年(タップダンスシチーの7着)
07年(ウオッカの8着)
09年(ディープスカイの3着)
13年(ジェンティルドンナの3着)
15年(ゴールドシップの15着)
17年(キタサンブラックの9着)
18年(サトノダイヤモンドの6着)
となっています。
また、その1番人気の単勝オッズで見てみますと、1倍台が10頭いて、05年のタップダンスシチー(1.9倍で7着)、09年のディープスカイ(1.6倍で3着)、15年のゴールドシップ(1.9倍で15着)、17年のキタサンブラック(1.4倍で9着)以外の6頭は連対していました。
それから2倍台は11頭いて、03年のシンボリクリスエス(2.1倍で5着)、13年のジェンティルドンナ(2.4倍で3着)以外の9頭は連対していました。
あと残り3倍台は4頭いて、その内訳は、12年のオルフェーヴル(3.2倍で1着)、04年のタップダンスシチー(3.5倍で1着)、07年のウオッカ(3.5倍で8着)、18年のサトノダイヤモンド(3.9倍で6着)と、2頭が連対(1着)という結果になっていました。


それから、1番人気が連に絡んだ17年のその連の相手の人気も見てみますと、5番人気以上の上位は7年(2番人気3頭、3番人気1頭、4番人気2頭、5番人気1頭)で、あと残りの10年は6番人気以下(6番人気3頭、8番人気4頭、9番人気3頭)となっていました。
一応1番人気馬を中心とするならば、ひも穴にも要注意ということになります。

あと、1番人気が絡まなかった8年の人気の組み合わせは、
「6番人気-8番人気」(03年)
「11番人気-3番人気」(05年)
「3番人気-2番人気」(07年)
「2番人気-3番人気」(09年)
「2番人気-5番人気」(13年)
「6番人気-10番人気」(15年)
「3番人気-5番人気」(17年)
「7番人気-10番人気」(18年)
となっていました。

3着馬では、1番人気が2頭、2番人気は2頭、3番人気は7頭、4番人気は4頭でここまでが15頭となっていて、あと6番人気が2頭、7番人気が1頭、8番人気が2頭、9番人気、10番人気が各1頭、11番人気が2頭、12番人気が1頭と、結構人気薄馬も3着に入っていました。


それから、これまでの牝馬の成績を挙げておきますと、92年以降の該当する過去25年では37頭が出走していて、1着2頭(05年11番人気のスイープトウショウ、16年8番人気のマリアライト)、2着4頭(93年8番人気のイクノディクタス、10年と11年の共に1番人気のブエナビスタ、15年10番人気のデニムアンドルビー)、3着6頭(96年3番人気、97年4番人気で2年連続のダンスパートナー、98年3番人気のエアグルーヴ、13年1番人気のジェンティルドンナ、14年8番人気ヴィルシーナ、17年4番人気ミッキークイーン)の12頭が3着以上、あと4着以下が25頭となっています。


また、05年から3連単が始まって06年の京都開催も含めた13年間は、上位3番人気以内の組み合わせで決まった09年も含めてすべて3連単は万馬券になっています。
そのうち、05年は17万円台、14年は25万円台、15年は52万円台、18年は49万円台と、その4年が10万円馬券となっています。


以上ですが、今年も難解ですね。
とりあえずは、1番人気馬の取捨選択から始めて、あと、上記のデータを一つ一つ丁寧に検討しながら、結論を出していこうと思います。


タグ:宝塚記念
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