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第14回 ヴィクトリアマイルのデータ [競馬データ]

第1回の06年から18年までの13年間、連対馬26頭、3着馬13頭からです。


まず血統ですが、父を1着~3着馬で見てみますと、06年から08年までの3年間、計9頭すべてヘイルトゥリーズン系となっていました。
その内訳は、サンデーサイレンスが4頭、サンデーサイレンスの仔が4頭(フジキセキが2頭《いずれも1着》、ロイヤルタッチ《2着》、アドマイヤベガ《3着》が各1頭)、ブライアンズタイムの仔タニノギムレット《2着》が1頭となっていました。
ところが09年、1着はその前の年に2着だったヘイルトゥリーズン系のタニノギムレット産駒のウオッカが圧勝しましたが、2着、3着にはこのレースで初めてヘイルトゥリーズン系以外のノーザンダンンサー系(いずれもフレンチデピュティ系統)産駒が来ました。
その翌年の10年は、また1着から3着まで父はヘイルトゥリーズン系で占められてしまいました。(1着2着は共にサンデーサイレンス系(スペシャルウイークとアグネスタキオン)、3着はタニノギムレット)
そして11年は、1着と3着に、初めてミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)が来て、2着にはヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンスの仔スペシャルウイーク産駒が来ました。
12年は、1着にノーザンダンサー系(フレンチデピュティ系統)、2着、3着には、両方とも、ヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンスの仔ディープインパクト産駒が来ました。
13年は、1着にヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンスの仔ディープインパクト産駒、2着にノーザンダンサー系(フレンチデピュティ系統)、3着には、初めてナスルーラ系のグレイソブリン系のトニービン産駒が来ました。
14年は、06年から08年までと10年の計4年と同様、1着から3着までヘイルトゥリーズン系(すべてサンデーサイレンス系、1着がディープインパクト、2着がスズカマンボ、3着がフジキセキ)で占められました。
15年は、1着にヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンスの仔フジキセキ産駒、2着にミスタープロスペクター系のキングカメハメハ産駒、3着にヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンスの仔スズカマンボ産駒が来ました。
16年は、1着に連覇でヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンスの仔フジキセキ産駒、2着にヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンスの仔ディープインパクト産駒、3着もヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンスの仔ディープインパクト産駒が来ました。
17年は、1着にヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンスの仔ステイゴールド産駒、2着にはノーザンダンサー系の中では初めてのサドラーズウェルズ系のメイショウサムソン産駒が、3着にはヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンスの仔ディープインパクト産駒が来ました。
そして昨年の18年、1着にヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンスの仔ディープインパクト産駒、2着にはヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンスの仔ハーツクライ産駒、3着にはヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンスの仔ディープインパクト産駒が来ました。


ということで、この13年間の父の血統をまとめてみますと、1着から3着までの計39頭では、ヘイルトゥリーズン系が30頭で圧倒的に多く、その内訳は、サンデーサイレンス系が27頭(ディープインパクトが9頭、フジキセキが5頭、サンデーサイレンスが4頭、スペシャルウイーク、スズカマンボが各2頭、ロイヤルタッチ、アドマイヤベガ、アグネスタキオン、ステイゴールド、ハーツクライが各1頭)、ブライアンズタイム系のタニノギムレットが3頭となっています。
あと残り9頭は、ノーザンダンサー系が5頭(そのうちフレンチデピュティ系が4頭、サドラーズウェルズ系が1頭)、ミスタープロスペクター系が3頭(いずれもキングカメハメハ)、ナスルーラ系のグレイソブリン系が1頭となっています。
結局、上位3頭ともヘイルトゥリーズン系で占めた年は、13年中、06年~08年、10年、14年、16年、18年の7年となっています。


ちなみに、それぞれの年の、父がヘイルトゥリーズン系の馬の出走馬数を見てみますと
06年では18頭中13頭(そのうちサンデーサイレンスが10頭、その仔が2頭、もう1頭はディアプロ《10着》)
07年も18頭中13頭(そのうちサンデーサイレンスが4頭、その仔が8頭、もう1頭はブライアンズタイム《17着》)
08年では18頭中10頭(そのうちサンデーサイレンスの仔が8頭、ブラインズタイムが1頭《12着》、ブライアンズタイムの仔タニノギムレットが1頭《2着》)
09年では18頭中10頭(そのうちサンデーサイレンスの仔が9頭、ブライアンズタイムの仔タニノギムレットが1頭《1着》)
10年では18頭中12頭(そのうちサンデーサイレンスの仔が10頭、ブライアンズタイムの仔タニボギムレットが1頭《3着》、もう1頭はシンボリクリスエス《13着》)
11年では17頭中6頭(すべてサンデーサイレンスの仔)
12年では18頭中10頭(サンデーサイレンスの仔が8頭、ブライアンズタイム系が2頭)
13年では18頭中7頭(すべてサンデーサイレンスの仔)
14年では18頭中12頭(すべてサンデーサイレンスの仔)
15年では18頭中11頭(サンデーサイレンスの仔が10頭、ブライアンズタイム系が1頭)
16年では18頭中15頭(サンデーサイレンスの仔が14頭、ブライアンズタイム系が1頭)
17年では17頭中13頭(すべてサンデーサイレンスの仔)
18年では18年中11頭(すべてサンデーサイレンスの仔)
となっていました。
ともかくもまずはヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンス系を中心に検討していくのが常套手段のようですね。
今回のヘイルトゥリーズン系の登録馬を見てみますと、19頭中13頭(いずれもサンデーサイレンス系)となっています。


それから、ヘイルトゥリーズン系以外で、特にノーザンダンサー系のこのレースでの戦績も挙げておきます。
06年では18頭中1頭出走して14番人気で14着(リファール系)
07年では18頭中前述したカワカミプリンセス1頭が出走して1番人気10着(リファール系)
08年では18頭中4頭出走して、それぞれ9番人気6着(ヴァイスリージェント系)、14番人気10着(ヴァイスリージェント系)、17番人気16着(ニジンスキー系)、16番人気17着(ダンチヒ系)
09年では7頭出走して、それぞれ11番人気2着(ヴァイスリージェント系)、7番人気3着(ヴァイスリージェント系)、14番人気7着(リファール系)、2番人気8着(リファール系)、9番人気12着(ヌレイフ系)、16番人気13着(リファール系)、5番人気16着(ヴァイスリージェント系)
10年では18頭中6頭出走して、それぞれ13番人気7着(フェアリーキング系)、9番人気8着(ヴァイスリージェント系)、5番人気9着(ヴァイスリージェント系)、15番人気11着(リファール系)、12番人気15着(ヴァイスリージェント系)、18番人気16着(リファール系)
11年では17頭中3頭出走して、それぞれ12番人気6着(ヴァイスリージェント系)、8番人気8着(フェアリーキング系)、16番人気16着(ヴァイスリージェント系)となっていました。
12年では18頭中2頭出走して、それぞれ4番人気1着(ヴァイスリージェント系)、15番人気13着(ヴァイスリージェント系)となっていました。
13年は18頭中6頭出走して、それぞれ12番人気2着(ヴァイスリージェント系)、18番人気7着(ストームバード系)、11番人気8着(フェアリーキング系)、15番人気9着(サドラーズウェルズ系)、13番人気16着(ヴァイスリージェント系)、14番人気17着(リファール系)となっています。
14年は18頭中2頭のノーザンダンサー系が出走して、2番人気4着(ヴァイスリージェント系)、8番人気14着(ヴァイスリージェント系)となっていました。
15年は18頭中1頭のノーザンダンサー系が出走して、13番人気18着(ヌレイフ系)となっていました。
16年はノーザンダンサー系の出走はありませんでした。
17年は、17頭中2頭のノーザンダンサー系が出走して、11番人気2着(サドラーズウェルズ系)、12番人気8着(サドラーズウェルズ系)となっていました。
昨年18年は、18頭中3頭のノーザンダンサー系が出走して、3番人気4着(ヴァイスリージェント系)、5番人気7着(サドラーズウェルズ系)、11番人気12着(サドラーズウェルズ系)となっていました。
今年のノーザンダンサー系の登録馬は、アエロリット(ヴァイスリージェント系のクロフネ産駒)、ソウルスターリング(サドラーズウェルズ系のフランケル産駒)、デンコウアンジュ(サドラーズウェルズ系のメイショウサムソン産駒)、ノームコア(ダンチヒ系のハービンジャー産駒)、フロンテアクイーン(サドラーズウェルズ系のメイショウサムソン産駒)の5頭となっていますい。
あと、残りの登録馬1頭ですが、ミスタープロスペクター系のキングカメハメハ産駒、レッツゴードンキの1頭となっています。


次に各年の1着から3着までの人気を見てみますと、
06年「2番人気-3番人気-4番人気」
07年「12番人気-9番人気-8番人気」
08年「5番人気-1番人気-4番人気」
09年「1番人気-11番人気-7番人気」
10年「1番人気-8番人気-11番人気」
11年「2番人気-1番人気-3番人気」
12年「4番人気-7番人気-3番人気」
13年「1番人気-12番人気-5番人気」
14年「11番人気-3番人気-6番人気」
15年「5番人気-12番人気-18番人気」
16年「7番人気-1番人気-2番人気」
17年「6番人気-11番人気-7番人気」
18年「8番人気-1番人気-7番人気」
となっていました。
13年中7年で3着以内に二桁人気の馬が1頭(6年)ないし2頭(1年)入っていたのに対し、5番人気以上の上位人気3頭で決まった年が3年あるなど、荒れるのか荒れないのかの予想はなかなか難しそうですね。
全体的には、07年、12年、15年、17年以外の9年の連対馬で、1番人気、2番人気、3番人気の中から1頭ないし2頭入っていました。


それから、二桁人気の馬ですが、16年と18年を除いて4着以内に1頭(15年は2頭)入っていました。
その内訳は
06年16番人気4着
07年12番人気1着
08年13番人気4着
09年11番人気2着
10年11番人気3着
11年14番人気4着
12年11番人気4着
13年12番人気2着
14年11番人気1着
15年12番人気2着、18番人気3着
17年11番人気2着
となっていました。
(16年は、二桁人気の最高位は、15番人気ウキヨノカゼの7着)
(18年は、二桁人気の最高位は、14番人気ワントゥワンの9着)


次に枠の出目ですが、順に、
06年「1枠-8枠-7枠」
07年「2枠-2枠-8枠」
08年「3枠-5枠-1枠」
09年「3枠-1枠-1枠」
10年「6枠-1枠-5枠」
11年「8枠-7枠-2枠」
12年「6枠-8枠-1枠」
13年「6枠-3枠-1枠」
14年「7枠-2枠-1枠」
15年「3枠-4枠-8枠」
16年「7枠-5枠-7枠」
17年「3枠-5枠-2枠」
18年「2枠-8枠-3枠」
となっていて、16年を除いて1枠から3枠までの内枠から3着以内に、1頭(5年)ないし2頭(6年)、3頭(1頭)入っていました。(16年は1枠が4着に入っています)
また、さらに06年から14年までの9年連続と17年、18年に1枠か2枠が3着以内に入り、そのうち14年は「1枠と2枠」両方が3着以内に入りました。
1枠、2枠が入らなかった15年は2枠が4着、16年は1枠が4着にそれぞれ入っています。
とりあえずは、「1枠」「2枠」に入った馬の検討から始めるのがセオリーのようですね。
また、11年、12年、16年を除いて1枠から3枠までの内枠が片方か両方連に絡み、また、前半の4年間と15年、17年、18年の計7年の1着馬は3枠から内枠、それ以外の6年の1着馬は6枠から外枠となっていました。


それから毛色ですが、同じく順に、
06年「青鹿毛-鹿毛-栗毛」
07年「栃栗毛-鹿毛-栃栗毛」
08年「鹿毛-鹿毛-黒鹿毛」
09年「鹿毛-芦毛-栗毛」
10年「黒鹿毛-栗毛-鹿毛」
11年「鹿毛-黒鹿毛-鹿毛」
12年「芦毛-鹿毛-鹿毛」
13年「青毛-芦毛-鹿毛」
14年「青毛-鹿毛-鹿毛」
15年「鹿毛-黒鹿毛-鹿毛」
16年「鹿毛-鹿毛-鹿毛」
17年「青鹿毛-黒鹿毛-鹿毛」
18年「鹿毛-黒鹿毛-黒鹿毛」
となっていました。
トータルで見てみますと、連対馬26頭では、鹿毛が12頭と最も多く、続いて黒鹿毛が5頭、芦毛が3頭、青毛、青鹿毛が各2頭、栃栗毛、栗毛が各1頭となっていました。
3着馬13頭では、鹿毛が8頭、栗毛と黒鹿毛が各2頭、栃栗毛が1頭となっています。
毎年少なくとも1頭、鹿毛馬が3着以内に入っていて、10年以降一昨年の17年まで8年連続鹿毛馬が3着に入っています。


年齢も見てみますと、同じく順に、
06年「5歳-4歳-4歳」
07年「4歳-4歳-5歳」
08年「4歳-4歳-5歳」
09年「5歳-4歳-6歳」
10年「4歳-4歳-6歳」
11年「4歳-5歳-4歳」
12年「4歳-4歳-4歳」
13年「4歳-5歳-5歳」
14年「5歳-4歳-5歳」
15年「6歳-6歳-5歳」
16年「7歳-4歳-5歳」
17年「4歳-4歳-4歳」
18年「5歳-4歳-5歳」
となっていて、15年を除いて4歳馬が、片方か両方連に絡んでいて、4歳馬の活躍が特に目立っています。(15年は4着が4歳馬)
今回の登録馬19頭中では8頭の4歳馬が登録しています。


次に臨戦過程ですが、この13年間の連対馬と3着馬の計39頭のうち、08年2着、09年1着のウオッカと、10年1着と11年2着のブエナビスタの2頭(のべ4頭)がそれぞれ前走外国(ドバイ)であった以外の前走は、阪神牝馬Sが15頭、中山牝馬S、福島牝馬Sが各4頭、大阪杯、マイラーズCが各3頭、高松宮記念、ダービー卿Cが各2頭、京都牝馬S、準オープン特別が各1頭となっていました。


そのそれぞれの人気と着順の内訳は、
阪神牝馬Sの13頭では、2番人気2着、2番人気8着、5番人気1着、1番人気2着、3番人気13着、2番人気2着、6番人気14着、5番人気11着、3番人気9着、1番人気2着、3番人気2着、4番人気3着、5番人気5着、1番人気3着、11番人気2着
マイラーズC3頭では、2番人気2着、4番人気3着、4番人気4着
ダービー卿C2頭では、9番人気2着、6番人気6着
中山牝馬S2頭では、4番人気1着、10番人気1着、2番人気5着、4番人気11着
大阪杯3頭では、4番人気6着、3番人気7着、4番人気3着
福島牝馬S4頭では、7番人気1着、3番人気2着、14番人気5着、8番人気4着
高松宮記念では、1番人気3着、1番人気13着
京都牝馬Sでは、9番人気1着
準オープン特別1頭では、10番人気1着となっています。


それから1番人気の馬ですが、順に9着、10着、2着、1着、1着、2着、5着、1着、8着、6着、2着、7着、2着となっていました。


この連対をはずした6頭、まず9着馬はミスタープロスペクター系エンドスィープ産駒のラインクラフト、10着馬はノーザンダンサー系キングヘイロー産駒のカワカミプリンセス、5着馬はミスタープロスペクター系のキングカメハメハ産駒のアパパネ、8着馬はヘイルトゥリーズン系ディープインパクト産駒スマートレイアー、6着馬はヘイルトゥリーズン系ハーツクライ産駒のヌーヴォレコルト、7着馬はヘイルトゥリーズン系ディープインパクト産駒のミッキークイーンとなっていました。
対して連対した7頭はすべてヘイルトゥリーズン系となっていました。
その連対した7頭中4頭は、ウオッカとブエナビスタがそれぞれ2回ずつ連対したもので、延べの頭数としては、その辺り後押しするデータとしては何とも言えないものがあります。
また、連対をはずした6頭の中の3頭のヘイルトゥリーズン系産駒ですが、スマートレイアーは、直線スムーズさを欠いての消化不良のレース、ヌーヴォレコルトは久々のマイルに戸惑ったような感じであったこと、ミッキークイーンは、位置取り、コース取りに問題があったようで、結果的にそれぞれレースそのものに対応ができなかったことに敗因があったようです。


以上ですが、今年もまずはその1番人気の馬の取捨選択からとなりますね。
それと、上記にも書きました通り、「1枠」「2枠」の馬の取捨選択も同時に必要ですね。
それから、15年に3連単の配当が2千万円を超えたように、かなり荒れる要素を持っているレースですので、16年以外、少なくとも1頭4着以内に入っている二桁人気の馬を今年もしっかり検討しなくてはならないですね。
ただ、「3着以内」と「4着」ではエライ違いなので、そのあたりは勝負運にまかせるしかないですね。
あとは、毎年のように、上記のデータを丁寧になぞらえながらしっかり検討して、結論を出していこうと思います。

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