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第24回 アンタレスステークスのデータ [競馬データ]

このアンタレスステークスは、11年までは京都競馬場で4月下旬に行われていたレースでしたが、翌12年から日程も1週早まってこの阪神競馬場で行われています。

この阪神競馬場としての、この施行の重賞として過去に行われた例では、11年の1週前の桜花賞の後に、代替競馬として12Rに行われたマーチステークスがあります。
ただ、これまでのアンタレスSは別定でしたが、マーチSはハンデ戦でした。
その11年の阪神で行われたマーチステークスの結果ですが、「7番人気-9番人気-6番人気」という順番で決着し、馬連で14670円と万馬券、3連単で約29万弱と荒れました。
枠番では、「4枠―5枠―8枠」という順番となっていました。
その上位3頭の前走ですが、1着テスタマッタの前走が仁川S4番人気3着、2着ブラボーディジーが前走地方の重賞で3番人気2着、3着インバルコの前走が平安S3番人気2着と意外にも上位人気上位着順であったことが印象的でした。
毛色は「鹿毛-芦毛-鹿毛」の順で、年齢は「5歳-6歳-5歳」という順でした。
馬体重は、1着馬が490kg台、2着馬、3着馬が500kg以上となっていました。(500kg以上の馬体重の出走馬は16頭中9頭)

では、阪神で行われるようになった12年から昨年18年までの7年間のアンタレスステークスの結果も載せていきたいと思います。


まず人気では、

12年は、「1番人気-11番人気-3番人気」
という順番で決着し、馬連で9210円、3連単で約10万円と荒れました。
13年は、「1番人気-2番人気-3番人気」

という順番で決着し、馬連で370円、3連単で約4千円弱と一転固く収まりました。
14年は、「2番人気-5番人気-1番人気」
という順番で決着し、馬連で3250円、3連単で約1万6千円台とそれほどは荒れませんでした。
15年は、「6番人気-1番人気-2番人気」

という順番で決着し、馬連で2860円、3連単で約3万6千円台と、ほぼ前年と同じような傾向で、着順の違いで3連単の配当が高くなりました。
16年は、「1番人気-3番人気-5番人気」

という順番で決着し、馬連で510円、3連単で約1万円台とそれほどは荒れませんでした。
17年は、「3番人気-6番人気-8番人気」
という順番で決着し、馬連で4360円、3連単で約16万円台と、それまでから一転、結構荒れた結果となりました。
18年は、「1番人気-3番人気-5番人気」
という順番で決着し、馬連で1360円、3連単で約1万3千円台と、それほど荒れませんでした。
以上、過去7年をまとめて見てみますと、17年を除く12年から16年までと、昨年18年で1番人気が3着以内に入り、その中で4年勝っていました。
またこの荒れた12年と16年のそれぞれの2番人気は、同じ5着に入っていましたので、結果的に5年連続で1番人気、2番人気共に掲示板に入ったことになります。
しかし続く17年の1番人気は9着、2番人気は11着と、それまでのデータを完全に覆した結果となってしまいました。
ただ、3番人気に関しては、14年、16年以外の5年でいずれも3着以内に入っていて、その14年と16年は共に6着であったことから、すべて6着以上の上位に入ったことになっています。
それでも、人気の組み合わせの予想に関しては、今年も悩むことになりそうです。


枠番では、
12年は「6枠―6枠―4枠」
13年は「5枠-4枠-2枠」
14年は「5枠-1枠-6枠」
15年は「7枠-2枠-2枠」
16年は「5枠-8枠-1枠」
17年は「5枠-2枠-3枠」
18年は「1枠-8枠-7枠」

という順番となっていました。
15年と18年を除けば、「5枠」もしくは「6枠」の中枠が強いように見えます。


上位3頭の前走ですが、

12年では、
1着ゴルトブリッツの前走が仁川S1番人気1着
2着アイファーソングが前走マーチSで9番人気11着、
3着シルクシュナイダーの前走が平安S1番人気6着
となっていました。
13年では、
1着ホッコータルマエの前走が名古屋大賞典1番人気1着
2着ニホンピロアワーズが前走ジャパンカップダートで6番人気1着、
3着ハートビートソングの前走が東海S3番人気7着
14年では、
1着ナムラビクターの前走が仁川S1番人気1着
2着トウショウフリークが前走ダイオライト記念で3番人気2着、
3着ニホンピロアワーズの前走がダイオライト記念2番人気1着
15年では、
1着クリノスターオーの前走がチャンピオンズC7番人気8着
2着アジアエクスプレスが前走名古屋大賞典で1番人気2着、
3着ナムラビクターの前走が東海S2番人気11着
16年では、
1着のアウェーディーの前走が名古屋大賞典1番人気1着
2着アスカノロマンの前走フェブラリーSで7番人気3着、
3着サージェントバッジの前走が総武S10番人気13着
17年では、
1着のモルトベーネの前走が名古屋大賞典1番人気4着
2着ロンドンタウンの前走マーチSで3番人気4着、
3着ロワジャルダンの前走が東海S5番人気14着
となっていました。
18年では、
1着のグレイトパールの前走が平安S1番人気1着
2着ミツバの前走名古屋大賞典で2番人気2着、
3着クインズサターンの前走がマーチS5番人気2着
となっていました。
この7年間を見てみますと、必ず前走1番人気の馬が1頭(12年は2頭)連対していたことがわかります。
また、前走名古屋大賞典の馬が、12年と14年を除く5年で1頭連対していました。
その前走の人気着順は、1番人気1着が2頭、1番人気2着が1頭、1番人気4着が1頭、2番人気2着が1頭となっていました。
今回の出走馬で、前走1番人気だったのは、前走名古屋大賞典1番人気1着だったグリム、前走マーチS1番人気10着だったテーオーエバジーの2頭となっています。


毛色は
12年「栗毛-青鹿毛-黒鹿毛」
13年「鹿毛-青鹿毛-栗毛」
14年「鹿毛-鹿毛-青鹿毛」
15年「青毛-栗毛-鹿毛」
16年「鹿毛-栗毛-黒鹿毛」
17年「栗毛-鹿毛-鹿毛」
18年「鹿毛-鹿毛-芦毛」
の順でそれぞれ決まりました。
偶然か、12年から14年までの3年連続、青鹿毛が毎年1頭(そのうち2年はニホンピロアワーズ)3着以内に入り、15年では青毛の馬が1着となっています。
しかしながら、16年は青鹿毛馬、青毛馬とも出走はなく、17年は青鹿毛馬1頭(タムロミラクル)出走しましたが、9番人気8着という結果でした。
そして、昨年18年は青鹿毛馬、青毛馬の出走はありませんでした。
ちなみに今年の出走馬で青鹿毛馬はクロスケ1頭、青毛馬はなしとなっています。


年齢は
12年「5歳-4歳-4歳」
13年「4歳-6歳-6歳」
14年「5歳-7歳-7歳」
15年「5歳-4歳-6歳」
16年「6歳-5歳-4歳」
17年「5歳-4歳-6歳」
18年「5歳-6歳-5歳」

という順でした。
13年以外で5歳馬が1頭連対していたことがわかります。
その5歳馬の人気ですが、上から順に、1番人気、2番人気、6馬人気、3番人気、3番人気、1番人気、5番人気となっていました。
連対を外した13年では、5歳馬の出走は2頭で、結果は、12馬人気12着、10番人気13着となっています。


馬体重は、
12年では、1着馬と3着馬が500kg以上、2着馬が480kg台となっていました。(500kg以上の馬体重の出走馬は16頭中6頭)
13年では、2着馬と3着馬が500kg以上、1着馬が490kg台となっていました。(500kg以上の馬体重の出走馬は16頭中8頭)
14年では、1着馬と3着馬が500kg以上、2着馬が480kg台となっていました。(500kg以上の馬体重の出走馬は16頭中7頭)
15年では、上位3頭とも500kg以上となっていました。(500kg以上の馬体重の出走馬は16頭中12頭)
16年も、上位3頭とも500kg以上となっていました。(500kg以上の馬体重の出走馬は16頭中13頭)
17年では、2着馬が500kg以上、1着馬が460kg台、3着馬は498kg(前走よりマイナス12kg)となっていました。(500kg以上の馬体重の出走馬は16頭中8頭)

となっていました。
18年では、1着馬が500kg以上、2着馬、3着馬が470kg台となっていました。(500kg以上の馬体重の出走馬は16頭中5頭)

となっていました。


あと、4歳上の阪神競馬場で行われたオープンでの1800mダート戦は近年では一つもなく、近いところでは、2006年まで「1800mダート」として3月に行われた「仁川ステークス」があるのみです。(07年以降の仁川Sは2000mダートとして行われています。)
その仁川Sは、02年までは別定戦、03年以降はハンデ戦で行われていました。
その仁川Sの01年から06年の6年間で見てみますと、1番人気が絡んだのは03年の2着に入った1回しかなく、しかしその代わり6年すべてに2番人気が連対していました。
ちなみに、11年、阪神で行われたマーチSの1番人気は5着、2番人気は4着でした。
また、3連単が始まった05年ではこの仁川Sのその配当は63万台と大荒れとなっています。(しかしながら翌年06年のその配当は2万円台でした。)それから、特筆すべきことは、01年から06年までの仁川Sの6年間、11年のマーチSのすべてで、「5枠」が1頭3着以内に入っていました。(1着3頭、2着2頭、3着2頭)
では、阪神でのアンタレスSでの「5枠」を見てみますと、12年は4番人気7着、15番人気10着と上位に入りませんでしたが、13年の5枠は、1頭1番人気1着と上位に入り、もう1頭は5番人気9着と沈んでいます。
14年の5枠は、1頭2番人気1着と上位に入り、もう1頭は8番人気14着と下位着順となっています。
15年の5枠は、5番人気9着、12番人気16着と2頭とも下位に沈んでいます。
16年の5枠は、1頭1番人気1着と上位に入り、もう1頭は13番人気11着と下位着順に沈んでいます。
17年の5枠は、1頭3番人気1着と上位に入り、もう1頭は16番人気10着と下位着順に沈んでいます。
18年の5枠は、10番人気13着、12番人気14着と2頭とも下位に沈んでいます。

 

またもう一つ、仁川S6年と11年のマーチSを合わせて7年中5年で、「6番人気」が3着以内に入っていました。(1着1頭、2着1頭、3着3頭)
12年以降のアンタレスSではどうか。
12年の「6番人気」は11着、13年は5着、14年は10着といずれも3着以内に入れませんでしたが15年は1着となりました。
あと、16年は16着と最下位に沈みましたが、17年は2着、昨年18年は6着に入っています。


以上ですが、データ的にはさらに捉えどころのないものとなっていますね。

とりあえずは、過去7年、1番人気馬は7年中5年3着以内に入り、2番人気馬が7年中3年、3番人気馬も7年中5年とそれぞれ3着以内に入っていますので、今年もこの上位人気3頭の取捨選択がポイントのようですね。
ともかく、一つ一つ整理しながら結論を出していこうと思います。

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