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第68回 スプリングステークスのデータ [競馬データ]

89年以降、11年の阪神競馬場開催を除く29年間、連対馬58頭、3着馬29頭から見てみます。


ともかくも1番人気の取捨選択が大きなポイントとなるレースです。
29年間のうち1番人気が連に絡んだのは17年ありましたが、その9頭までが単勝オッズが「1倍台」でした。
あとの8頭は、「2.6倍」(91年1着)、「2.3倍」(07年1着)、「2.3倍」(09年1着)、「2.2倍」(12年2着)、「3.4倍」(13年1着)、「2.3倍」(14年2着)、「2.0倍」(15年2着)、「2.3倍」(18年1着)となっていました。
また、単勝オッズが1倍台だった馬で連対をはずしたのは、90年6着のストロングクラウン(単勝オッズ1.7倍)、10年3着のローズキングダム(単勝オッズ1.4倍)、16年3着のロードクエスト(1.7倍)の3頭のみで、つまり、単勝オッズが1倍台の馬の連対する確率は、過去から言えば75%(12頭分の9頭)ということになります。
対して、連をはずした1番人気の残り12頭の単勝オッズですが、3頭が先に挙げた1.7倍(2頭)と1.4倍で、あとはすべて2.3倍以上でした。
つまり、もしこのデータが今年も続くのであれば、レース直前で単勝オッズがまず1倍台であるなら連対する確率は高く、2.3倍ないし2.6倍あたりを超えるのであれば連対する確率は低いということになります。
ただし、前述したとおり、13年の1番人気で1着となったロゴタイプの単勝オッズは、「3.4倍」と高かったので、もちろん絶対的なものではないことは言うまでもありません。
さて、今年の1番人気の馬はどうでしょうか。

また、3着馬ですが、4頭の1番人気の馬がいて(98年、08年、10年、16年)、その単勝オッズは「2.3倍」と「3.2倍」と「1.4倍」と「1.7倍」となっていました。


次に臨戦過程ですが、まずはその中の前走の着順を見てみることにします。
連対馬では1着が31頭、2着が13頭、3着が5頭、4着と5着が各1頭と、前走掲示板に載っていたのは58頭中51頭となっていました。
あとの7頭は、7着が4頭、8着が1頭、9着が2頭で、この7頭の前走のレースはすべてオープン特別か重賞となっていました。


次に前走のレースの施行内容ですが、重賞が33頭、オープン特別が7頭、500万下条件戦が18頭となっていました。
まず重賞ですが、多い順に、共同通信杯が8頭、G1の朝日杯ときさらぎ賞が各7頭、アーリントンCが5頭、ペガサスS(92年以降はアーリントンCに引き継がれています)が2頭、シンザン記念、弥生賞、京成杯、ラジオNIKKEI杯が各1頭となっています。
そのうち、共同通信杯は8頭中6頭(残り2頭は共に3着)が連対、きさらぎ賞は全馬が連対、アーリントンCは5頭中3頭(残り2頭は99年の9着と3着)が連対、朝日杯の7頭のうち6頭(残り1頭は9着)が連対、ペガサスSは2頭中2頭が連対、そしてシンザン記念の1頭が連対していました。
あと、前走弥生賞は7着、前走京成杯は8着、前走ラジオNIKKEI杯は3着となっています。
今回の出走馬で前走重賞を走った馬は、前走朝日杯FS9番人気2着だったクリノガウディー、前走朝日杯FS3番人気4着だったファンタジスト、前走共同通信杯5番人気5着だったゲバラ、前走ホープフルS8番人気4着だったコスモカレンドゥラ、前走京成杯1番人気4着だったシークレットラン、前走京成杯6番人気5着だったリーガルメイン、前走きさらぎ賞6番人気2着だったタガノディアマンテの計7頭となっています。

次に多かったのは前走500万下条件戦の18頭ですが、92年2着のマーメイドタバン(前走9番人気3着)と10年2着のゲシュタルト(前走3番人気5着)の2頭を除き、あと16頭は前走連対していました。
そのうち11頭が1番人気か2番人気で、あとの残り5頭は、3番人気(1着)が3頭、5番人気(1着)、9番人気(1着)が各1頭となっています。
今回の出走馬で、前走500万下条件戦で連対していたのは、ヒシイグアス(1番人気1着)、ロジャーバローズ(1番人気1着)、エメラルファイト(3番人気1着)の3頭となっています。
あと、前走500万下で連対を外した馬ですが、ユニコーンライオン(3番人気2着)、リバーシブルレーン(2番人気3着)、フィデリオグリーン(9番人気9着)の3頭となっています。

それから、次に多かった前走オープン特別の7頭ですが、そのうち3頭が連対していてあとは4着、7着、7着、7着となっていました。
ちなみにその7頭の人気は、そのうち6頭が1番人気3頭、2番人気3頭と上位人気で、あと1頭は5番人気(7着)となっています。
今回の出走馬で前走オープン特別だった馬は、前走クロッカスステークス1番人気1着のディキシーナイトの1頭となっています。

それから、3着馬の前走ですが、まず1番前走のレースで多かったのは500万下条件戦で、29頭中14頭いました。
その14頭のうち、13年3着だったロジメジャーの前走4番人気2着、14年3着だったクラリティシチーの前走1番人気2着、18年3着だったマイネルファンロンの前走4番人気2着を除く11頭の前走のレースは1着(人気は3番人気以上の上位人気)となっています。
そして、あと残りの15頭のうち14頭は重賞でした。
内訳は、朝日杯FS3頭(5番人気2着、1番人気1着、1番人気1着)、弥生賞2頭(7番人気5着、6番人気5着)、きさらぎ賞3頭(2番人気2着、2番人気1着、3番人気4着)、アーリントンC2頭(8番人気9着、3番人気3着)、共同通信杯2頭(3番人気4着、6番人気1着)、京成杯1頭(2番人気1着)、ホープフルS(1番人気2着)となっています。
この3着馬の前走重賞組の内訳ですが、連対馬での前走重賞組のその人気と着順のデータとほぼ酷似しているところがおもしろいところです。
あと残り1頭の前走は、オープン特別1番人気1着となっていました。


次に父の血統ですが、サンデーサイレンス産駒が初めて連対した96年以降ここ22年に限れば、連対馬では、ヘイルトゥリーズン系が29頭、ノーザンダンサー系が10頭、ナスルーラ系とミスタープロスペクター系が各2頭、トゥルビョン系が1頭となっています。
同じく3着馬のここ22年の父の血統の主なところでは、ヘイルトゥリーズン系が11頭、ミスタープロスペクター系が8頭、ノーザンダンサー系、ハイペリオン系、ナスルーラ系が各1頭となっていました。


それから、昨年までに続き、ディープインパクト産駒について触れておきます。
過去にこのレースでは14頭出走していました。(11年の阪神競馬場開催時も含む)
その戦績は、ディープブリランテ(12年1番人気2着)、リアルスティール(15年1番人気2着)、ダノンプラチナ(15年2番人気3着)、マウントロブソン(16年4番人気1着)、サトノアレス(17年1番人気4着)の5頭が掲示板に入った以外、他の8頭はすべて掲示板をはずしていました。
14年に2番人気だったベルキャニオンも6着と敗れています。(11年の阪神開催時の2番人気リベルタスも13着と敗れていました)
今回の出走馬でディープインパクト産駒は、ゲバラ、ロジャーバローズの2頭となっています。


毛色で、1着馬では、鹿毛が14頭、黒鹿毛が7頭、栗毛が4頭、芦毛が2頭、青鹿毛、青毛が各1頭となっていました。
2着馬では、鹿毛が16頭、栗毛が7頭、黒鹿毛が4頭、青鹿毛、芦毛が各1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が12頭、栗毛が6頭、黒鹿毛と芦毛が各4頭、青鹿毛が2頭、栃栗毛が1頭となっています。


当日の馬体重ですが、連対馬では、58頭中490kg以上が20頭、449kg以下が3頭、それ以外の35頭は450kg~488kgでした。
3着馬では、28頭中490kg以上が7頭、449kg以下は3頭、それ以外の19頭は450kg~488kgでした。


枠番の出目ですが、連対馬では、8枠が10頭、2枠が9頭、1枠と3枠と6枠が各8頭、7枠が7頭、4枠と7枠が各6頭、5枠が2頭という順になっていました。
3着馬では、6枠が7頭、4枠と7枠と8枠が各4頭、2枠と3枠が各3頭、1枠と4枠と5枠が各1頭となっています。


以上ですが、今年もまずは1番人気馬の取捨選択からですね。
単勝オッズを見てしっかり検討していこうと思います。
あとは、上記のデータを丁寧に検討しながら結論を出していこうと思います。

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