SSブログ

第53回 フィリーズレビューのデータ [競馬データ]

92年以降、94年中京、95年京都開催を除く25年、連対馬50頭、3着馬25頭からです。
途中で名称変更や96年に開催期日の若干の変更、そして06年暮れには馬場の改装がありましたが、通して施行は変わっていませんし、改装後の内回りもそれまでとほぼ変わっていませんので、そのまま通して見ていきたいと思います。


まず今年も人気の傾向から見ていきます。
よく知られたことですが、1番人気の馬がほぼ期待に応えて連絡みしています。
25年中16年で連絡みしていました。
1番人気ではずしたのは、
98年のロンドンブリッジ(4着)
02年のキタサンヒボタン(3着)
06年のサンヴィクトワール(12着)
08年のエイムアットビップ(10着)
09年のミクロコスモス(4着)
11年のドナウブルー(4着)
13年のサンブルエミューズ(11着)
14年のホウライアキコ(5着)
18年のモルトアレグロ(10着)
の9頭となっています。
ただ、阪神競馬場改装後の07年以降昨年までの12年間の中では、6回連を外していますので、改装前より若干期待に応えていないように見受けられます。
ちなみに、それぞれの単勝オッズは順に、1.3倍、3.7倍、2.2倍、2.6倍、1.6倍、3.4倍、3.3倍、2.6倍、3.8倍となっていました。
その1番人気をはずした9頭を1頭1頭検証していきますと、まずロンドンブリッジ(98年4着)とキタサンヒボタン(02年3着)は、前年のファンタジーS1番人気1着で制していました。
そのファンタジーSの過去18年の1着馬ですが、このフィリーズレビュー(4歳牝馬特別)を走ったのは11頭いて、そのうち連絡みしたのは5頭となっています。
ちなみに最近では、13年出走したファンタジーS2番人気1着馬のサウンドリアーナは2番人気7着と敗れましたが、14年出走したファンタジーS4番人気1着のベルカントは見事1着に輝いています。
しかし15年では、14番人気でファンタジーSを制したクールホタルビは、11番人気13着と敗れています。
16年では、5番人気で制したキャンディバローズは、2番人気3着となっていました。
17年、1番人気で制したミスエルテの登録はなく、18年も5番人気で制したベルーガの登録はなく、今年19年は、圧倒的1番人気で制したダノンファンタジーは、先週のチューリップ賞に出走、同じく圧倒的1番人気で勝っていてもちろん今回の登録はありません。
それから、サンヴィクトワール(06年12着)の前走ですがエルフィンSで3番人気1着となっていました。
そのエルフィンSの過去25年の1着馬ですが、このフィリーズレビュー(4歳牝馬特別)を走ったのは5頭いて、そのうち連絡みしたのは3頭でした。
17年は、エルフィンS1着馬のサロニカのこのレースでの登録はなく、昨年18年も続いて1着馬だったレッドサクヤの登録はありません。
今年も、1着馬アクアミラビリスの登録はありません。
あと1番人気ではずした残り6頭のうち、エイムアットビップ(08年10着)とミクロコスモス(09年4着)の前走は共にG1の阪神JF3着で、ホウライアキコ(14年5着)は同じくG1の阪神JF7着でした。
その阪神JF(阪神3歳牝馬S)の上位1着~3着の馬で、このフィリーズレビュー(4歳牝馬特別)を走ったのは9頭いて、そのうち連絡みしたのは5頭でした。
今年はご存じのように、前走阪神JF上位3頭は、先週のチューリップ賞に出走して、その上位3頭を占めています。
あとの3頭、まず11年の1番人気4着のドナウブルーの前走は、シンザン記念で1番人気に推されるものの5着と敗れていました。
今回の登録馬では、前走、牡・牝混合の重賞(地方は除く)を走った馬は、前走京王杯2歳S1番人気2着だったアウィルアウェイ1頭となっています。
13年1番人気11着で敗れたサンブルエミューズは、前走フェアリーS2番人気3着でした
該当期間で、フェアリーS(名称変更や施行距離等変化あり)で3着以内に入ってこのフィリーズレビュー(名称変更も含む)を走った馬は13頭、そのうち5頭が3着以内(1着2頭、2着3頭)に入っていました。
今回、前走でフェアリーS3着以内に入った馬は、4番人気2着だったホウオウカトリーヌ1頭がいます。
18年年1番人気10着で敗れたモルトアレグロの前走は、紅梅S2番人気1着でした。
ちなみに、前走紅梅S1着馬でフィリーズレビューに出走したのは、98年以降過去21年ではモルトアレグロも入れて7頭いて掲示板に載ったのが4着、5着の2頭、あとは7着と二桁着順が4頭となっていました。

ちなみに、その1番人気が連はずした9回のそれぞれの人気の組み合わせは、
98年は「3番人気-6番人気-2番人気」
02年は「7番人気-5番人気-1番人気」
06年は「3番人気-6番人気-5番人気」
08年は「11番人気-7番人気-4番人気」
09年は「6番人気-3番人気-15番人気」
11年は「3番人気-6番人気-5番人気」
13年は「3番人気-4番人気-11番人気」
14年は「2番人気-13番人気-6番人気」
18年は「8番人気-2番人気-5番人気」
となっていて、9年中5年で3番人気が、2年で2番人気がそれぞれ連対していました。
ちなみに、阪神競馬場リニューアル後の07年以降昨年までの12年間の間で連対した1番人気の6頭の単勝オッズを見てみますと、
07年1着のアストンマーチャン(1.1倍)
10年2着のラナンキュラス(3.7倍)
12年1着のアイムユアーズ(3.5倍)
15年1着のクイーンズリング(3.6倍)
16年2着のアットザシーサイド(3.3倍)
17年2着のレーヌミノル(1.8倍)
となっていました。

3着馬の人気も見てみますと、1番人気から5番人気までは25頭中17頭占めていて、あとの下位人気8頭は
7番人気(93年、単勝オッズ29.3倍)
15番人気(97年、単勝オッズ105.3倍)
8番人気(99年、単勝オッズ45.2倍)
15番人気(09年、単勝オッズ79.6倍)
7番人気(12年、単勝オッズ12.8倍)
11番人気(13年、単勝オッズ38.4倍)
6番人気(14年、単勝オッズ11.7倍)
6番人気(17年、単勝オッズ24.1倍)
となっていました。
その下位人気8頭がそれぞれ3着に入った年の1着には、その8年のうち4年で1番人気の馬が入っていました。(残り4年の1着馬は6番人気、3番人気、2番人気、2番人気) 


次に前走での人気を見てみることにします。
連対馬で前走1番人気だった馬は50頭中15頭いました。
3着馬では、前走1番人気だったのは25頭中5頭のみでした。
続いて、連対馬で前走2番人気だったのは8頭、続いて3番人気が11頭、4番人気が6頭、5番人気が5頭となっていました。
結局、連対馬の前走1番人気から5番人気までの上位人気は、50頭中45頭も占めていることになります。
それ以下の5頭の前走の人気ですが、
6番人気(フェアリーS1着)
11番人気(阪神JF2着)
7番人気(フェアリーS2着)
8番人気(阪神JF2着)
14番人気(阪神JF17着)となっていました。

3着馬も同じく、前走1番人気から5番人気までの上位人気は25頭中19頭占めています。
あとの前走下位人気6頭の前走の人気ですが、
7番人気(エルフィンS3着)
9番人気(エルフィンS9着)
12番人気(阪神JF10着)
9番人気(クイーンC4着)
12番人気(阪神JF4着)
14番人気(阪神JF6着)
となっていました。 


次に前走のレースの条件別では、連対馬では重賞が19頭、オープン特別が13頭、500万下戦が17頭、未勝利戦が1頭となっていました。
その前走500万下条件戦の馬17頭ですが、そのうち06年6番人気2着馬のユメノオーラ(前走3番人気1着)、07年10番人気2着馬のアマノチェリーラン(前走4番人気1着)、08年7番人気2着馬のベストオブミー(前走2番人気1着)、13年1着のメイショウマンボ(前走2番人気1着)、同4番人気2着のナンシーシャイン(前走5番人気1着)、15年1着のクイーンズリング(前走2番人気1着)、15年2着のペルフォカ(前走2番人気1着)、18年2着のアルコールブリュ(前走3番人気1着)の8頭を除く9頭は前走1番人気でした。
今回の登録馬23頭中で前走500万下条件戦だった馬は9頭いますが、前走1番人気だったのは、エイティーンガール(1着)、キュールエサクラ(1着)の2頭、前走2番人気から5番人気の間で1着だったのは、イベリス、ココフィーユ、ジュランビル、ラミエルの4頭となっています。
3着馬の前走では、重賞だったのは9頭(阪神JF6頭、クイーンカップ3頭)、オープン特別だったのは9頭、500万下戦が7頭(そのうち1番人気は3頭)となっていました。


毛色は、1着馬では、鹿毛が10頭、黒鹿毛が8頭、栗毛が7頭、芦毛と青毛が各1頭となっていました。
2着馬では、鹿毛が12頭、栗毛と黒鹿毛が各5頭、栃栗毛と青毛と青鹿毛が各1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が16頭、栗毛と芦毛が各3頭、黒鹿毛が2頭、青鹿毛が1頭となっていました。
いずれにせよ、鹿毛馬の強いレースとなっています。(ここ8年では、11年の鹿毛馬の最高位は4着、12年では最高位は8着とこの2年は上位3頭には入っていませんでしたが、13年は上位3頭とも鹿毛馬、14年、15年はどちらも最高位3着、16年は2着、3着、17年は3着、18年は1着でした) 
父の血統の主なところでは、連対馬ではヘイルトゥリーズン系が20頭(そのうちサンデーサイレンスが6頭)、特にこの20頭は99年から18年までの20年の中のもので、そのうち15年で連対していました。
続いて、ミスタープロスペクター系が11頭、とノーザンダンサー系が9頭、ナスルーラー系が6頭となっています。
3着馬の主なところでは、ヘイルトゥリーズン系が8頭(6頭がサンデーサイレンス系統、1頭がブライアンズタイム系)、ナスルーラー系も6頭、ノーザンダンサー系が5頭となっていました。


以上ですが、今年もまずは1番人気馬の取捨選択からですね。
ここ12年では1番人気は6連対と半々、ちょっとその取捨選択も難解ですね。
とりあえず今年も人気とオッズが出てから、上記のデータを検証しつつ検討していこうと思っています。

nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:競馬

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント