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第14回 オーシャンステークスのデータ [競馬データ]

「オーシャンS」として別定のオープン特別で施行された00年から05年までの6年間、そしてG3となった06年から昨年までの13年間、計19年、連対馬38頭、3着馬19頭からです。


まず血統ですが、連対馬では、父の血統は、ヘイルトゥリーズン系が13頭、ナスルーラ系が11頭、ノーザンダンサー系が7頭、ミスタープロスペクター系が6頭、サーゲイロード系が1頭となっていました。
3着馬では、ヘイルトゥリーズン系が6頭(タイキシャトルがのべ2頭、サンデーサイレンス、メイショウオウドウ、ハーツクライ、ディープインパクトが各1頭)、ナスルーラ系も6頭、ノーザンダンサー系が3頭、ミスタープロスペクター系が2頭、プリンスローズ系、マンノウォー系が各1頭とほぼ連対馬と同じ傾向となっています。
特に全体的にナスルーラ系産駒が目立っています。
また、母の父(BMS)ですが、連対馬38頭中10頭、3着馬19頭中8頭がノーザンダンサー系となっていました。
さらに、全体的にノーザンダンサー系絡みで見てみますと、連対馬38頭中15頭、3着馬19頭中9頭が父かBMSで絡んでいました。


そのノーザンダンサー系絡みではなかった連対馬の残り21頭ですが、
00年2着のタマルファイター
03年2着のニホンピロハーレー
07年1着アイルラヴァゲインと2着サチノスイーティ
08年1着プレミアムボックスと2着のエムオーウイナー
09年1着アーバニティと2着のコスモベル
10年1着のキンシャサノキセキ
11年1着のダッシャーゴーゴーと2着のキンシャサノキセキ
12年2着のグランプリエンゼル
13年1着のサクラゴスペルと2着のダッシャーゴーゴー
14年1着のスマートオリオンと2着のスノードラゴン
15年1着のサクラゴスペルと2着のハクサンムーン
16年1着のエイシンブルズアイと2着のハクサンムーン
17年2着のナックビーナス
18年1着のキングハートと2着のナックビーナス
となっていて、特にここ12年、24頭の連対馬のうち21頭がノーザンダンサー系絡みではない馬が占めていました。
ここに来て傾向がガラッと変わってしまったのかも知れません。
ただ、その12年間の3着馬のうち、12年、13年、15年、16年、17年を除く6頭はノーザンダンサー系絡みとなっていて、また、18年中最初の1年(00年)と13年、15年、16年を除く14年で、少なくとも1頭は3着以上に入っていますので、基本的にはノーザンダンサー系絡みの馬には注意が必要かと思います。
ちなみに、今回の登録馬でノーザンダンサー系絡みなのは、19頭中、アドマイヤゴッド、イエローマリンバ、ショウナンアンセム、ダイメイプリンセス、ナインテイルズ、ペイシャフェリシタ、モズスーパーフレアの7頭となっています。


次に臨戦過程ですが、昨年までも取り上げていますが、同じ施行の「中山1200m芝」に限って見てみますと、その中山1200m芝を過去に走ったことのある馬は連対馬38頭中33頭と当然ながらほとんどの馬に経験がありました。
その33頭ですが、このオーシャンSの前に走った中山1200m芝の中で一番近いレースでの成績は、1着が13頭、2着が6頭、4着が2頭(2着からの降着1頭を含む)、5着が4頭と33頭中25頭が掲示板に載っていました。
掲示板に載らなかった8頭はそれぞれG1のスプリンターズSの6着、12着(2頭)、13着、16着(2頭)、同じオーシャンSの前年での8着、準オープン13着となっていました。
特にこの前年8着だったのは、06年のこのレース優勝馬のネイティヴハートで、この馬はその3年前の03年にもこのレースで1着になっています。
あと、中山1200m芝を走っていない5頭のうち1頭は、中山1600m芝で連続連対していました。
またそのうち2頭は、中山1200mダートで1着になっていたという経験がありました。
あともう2頭は09年2着のコスモベルと16年のエイシンブルズアイで、それまでまったく中山で走ったことはありませんでした。


3着馬も見てみますと、19頭中08年の3着馬ナカヤマパラダイスと11年と14年の3着馬レッドスパーダ、15年の3着馬ベステゲシェンク以外の15頭が中山1200m芝の経験があり、過去で一番近い中山1200m芝の成績は、その15頭中9頭が掲示板に載っていました。
また、そのナカヤマパラダイスですが、中山1200mダートで2回1着の経験がありました。
レッドスパーダは、先の3着では、1200mの距離はこれが初めてで、それ以外の距離での中山の成績は1着、2着、5着となっていました。
その後、中山1600m芝で4着に入った経験があって、3年後に再び3着に入りました。
ベステゲシェンクは、中山は1走だけ経験があり、1600m芝で3着でした。
ちなみに、今回の登録馬の臨戦過程で、一番近い中山1200m芝で掲示板に載っていたのは、エスティタート(2着)、カイザーメランジェ(1着)、クインズサリナ(1着)、スタークニナガ(5着)、ダイメイフジ(1着)、ダイメイプリンセス(4着)、ナックビーナス(2着)、ペイシャフェリシタ(4着)、モズスーパーフレア(1着)、ラブカンプー(2着)、レジーナフォルーテ(3着)の11頭となっています。


次に毛色ですが、1着馬では、鹿毛が11頭、黒鹿毛が6頭、栗毛が2頭となっていました。
2着馬では、鹿毛が8頭、栗毛が4頭、黒鹿毛が3頭、青鹿毛が2頭、栃栗毛と芦毛が各1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が10頭、芦毛が4頭、栗毛と黒鹿毛が各2頭、青鹿毛が1頭となっています。


それから年齢ですが、1着馬では、5歳が10頭と最も多く、続いて4歳が4頭、6歳と7歳が各2頭、8歳が1頭となっています。
2着馬では、4歳と6歳が各5頭、5歳と7歳が各4頭、8歳が1頭となっていました。
3着馬では、4歳と5歳が各5頭、6歳と8歳が各3頭、7歳、8歳、9歳が各1頭となっていました。


当日の1番人気ですが、1着、2着、1着、2着、3着、5着、3着、1着、16着、10着、16着、3着、4着、2着、13着、2着、5着、1着、3着と、08年から10年と14年、16年の5年を除けばまあまあの成績を残しています。


また、当日の単勝オッズですが、25倍以上の人気薄の馬が、過去19年で09年、10年11年、13年、15年、16年、17年を除く13年で少なくとも1頭(07年、12年、14年は2頭)が3着以上に入っていました。
その09年も、25倍以上ではないですが、8番人気で20.4倍だったソルジャーズソングが4着に入っていました。
また、13年も7番人気で21.5倍のツルマルレオンが3着に入っていましたし、4着にも15番人気で118.1倍のポアゾンブラックが入っていました。
15年では、4着に単勝オッズ36.2倍の13番人気ラインスピリットが4着に入っていました。
16年では、単勝オッズ21.3倍の8番人気スノードラゴンが3着に入っていました。

あと、10年は16番人気で単勝オッズ98.4倍のファイングレイン、11年は8番人気で単勝オッズ36.7倍のケイアイアストンが、それぞれ共に5着、17年は10番人気で単勝オッズ31.9倍のバクシンテイオーが6着に入っていましたので、一応は単勝オッズ20倍辺り以上の馬を1頭ないし2頭、勝負目に忍ばせてもいいかも知れません。
ただ、この忍ばせるか、忍ばせないかの二者択一は、結構難解ですね。


以上ですが、ここ7年の3連単の配当をさかのぼってみますと、
18年は、「10番人気―2番人気-1番人気」で決まって3連単は13万円台
17年は、「1番人気―3番人気-4番人気」で決まって3連単は5千円台
16年は、「5番人気-4番人気-8番人気」で決まって3連単は14万円台
15年は、「7番人気-1番人気-4番人気」で決まって3連単は5万円台
14年は、「3番人気-11番人気-9番人気」で決まって3連単は57万台
13年は、「2番人気-1番人気-7番人気」で決まって3連単は約1万円
12年は、「9番人気-5番人気-14番人気」で決まって3連単は約260万円
11年は、「3番人気-2番人気-1番人気」で決まって3連単は約1万円
と、配当に大きな変化があって、非常に予想が難しいレースとなっています。
さて今年も荒れるのか、固く収まるのか、まずはこの二者択一から始めなくてはいけないようです。
それを踏まえて、まずは1番人気馬の取捨選択、そして単勝オッズ20倍辺り以上の馬を入れるか入れないかの取捨選択と、今年もそのあたりの検討から始めていきたいと思います。

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