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第36回 東海ステークスのデータ [競馬データ]

91年から99年まで初夏の頃に「1700mダート」のオープン特別として行われていましたが、00年から09年までは、98年まで12月に2300mダートで重賞として行われていたウインターズSが、そのままの施行で東海ステークスとして5月に変更になりました。
そして10年からは、中京競馬場全面改修のため、10年、11年、12年とその3年間、名称はそのままで、京都1900mダートで代替として行われました。
そして13年、この1月に改修後の中京競馬場での1800mダートの重賞として新たにスタートいたしました。
ということで、新たな施行となってから今回で7回目となります。
その過去6年のデータから見ていきたいと思います。


まず人気の組み合わせですが、

13年(16頭) 4番人気-8番人気-1番人気
14年(16頭) 1番人気-3番人気-8番人気
15年(14頭) 1番人気-9番人気-3番人気
16年(12頭) 4番人気-2番人気-1番人気
17年(12頭) 1番人気-12番人気-10番人気
18年(16頭) 1番人気-13番人気-6番人気
となっていました。
6年すべて1番人気が3着以内に入っています。
6レースのうち、固く収まった16年を除いた3レースは、3着以内に1番人気から4番人気の4頭のうち2頭(1番人気と3番人気が2レース、1番人気と4番人気が1レース)が入っていました。
その3レースでのあと残り1頭の下位人気馬は、順に8番人気、8番人気、9番人気となっていました。
あと2レースはここ2年で、上記のとおり、1番人気と二桁人気の2頭に、1年は二桁人気の10番人気、もう1年は6番人気と下位人気が3着に入っていました。
ちなみに、その2年の4着馬は二桁人気(13番人気、14番人気)でした。
今年も3年連続、4着以上に、二桁人気の馬が少なくとも2頭入ることになるのでしょうか。


次に、毛色の組み合わせですが、同じく順に1着、2着、3着と挙げていきますと、
13年 黒鹿毛-栗毛-鹿毛
14年 青鹿毛-鹿毛-鹿毛
15年 黒鹿毛-栃栗毛-栗毛
16年 栗毛-鹿毛-鹿毛
17年 鹿毛-栗毛-栗毛
18年 芦毛-鹿毛-栗毛
となっていました。
これだけでは何とも言えませんが、特に6年中5年3着以内に少なくとも1頭入っていた栗毛馬は要検討ですね。
ちなみに、栗毛馬が入らなかった14年の4着には、3着馬にハナ差で栗毛馬が来ていました。
今回の登録馬で栗毛馬は。アスカノロマン、インティ、サルサディオーネ、スマハマ、モルトベーネの5頭が登録しています。


枠番の組み合わせを見ていきますと、順に1着、2着、3着では、
13年 8枠-5枠-3枠
14年 7枠-6枠-2枠
15年 4枠-8枠-3枠
16年 5枠-7枠-5枠
17年 4枠-2枠-7枠
18年 4枠-3枠-2枠
となっていました。
6年中、18年を除く5年で、7枠(3年)、8枠(2年)の外枠が3着以内に絡んでいました。
また、6年中、16年を除く5年の中で、2枠、3枠、4枠がそれぞれ3年、1頭ずつ入っていました。


続いて、父の血統を順に挙げていきますと、
13年 「サンデーサイレンス系(マンハッタンカフェ)-ミスタープロスペクター系(サウスヴィグラス)-ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)」
14年 「ノーザンダンサー系(リファール系)-ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)-ヘイルトゥリーズン系(ロージズインメイ)」
15年 「サンデーサイレンス系(ゴールドアリュール)-ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)-ナスルーラ系(ボールドルーラ系)」
16年 「ミスタープロスペクター系(アグネスデジタル)-ミスタープロスペクター系(アグネスデジタル)-ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)」
17年 「サンデーサイレンス系(ネオユニヴァース)-サンデーサイレンス系(ディープスカイ)-ミスタープロスペクター系(プリサイズエンド)」
18年 「ノーザンダンサー系(クロフネ)-ヘイルトゥリーズン系(ロージズインメイ)-サンデーサイレンス系(ディープスカイ)」
となっていました。


年齢ですが、順に挙げていきます。
13年 5歳-7歳-4歳
14年 7歳-7歳-5歳
15年 5歳-8歳-5歳
16年 5歳-5歳-5歳
17年 4歳-5歳-6歳
18年 6歳-5歳-6歳
となっていました。
6年とも、5歳馬が1頭、2頭、3頭と入っていますので、とりあえずは5歳馬の検討から始めなくてはならないようです。
それから、特にそれ以上に7歳馬や8歳馬の高齢馬が目立っていますので、合わせて高齢馬の検討も必要かと思います。(3着以内に入らなかった16年、17年の4着は両方7歳馬、18年の4着は9歳馬でした)


以上ですが、今の施行になって過去6年、まだまだ予想を絞っていくのには難解ですが、今年も、上記のデータを丁寧にひも解きながら検討していきたいと思います。


さて、この東海ステークスですが、2月に行われるG1のフェブラリーSの前哨戦として位置づけられたレースとしてリスタートいたしましたけれど、実際本番のフェブラリーSではどうだったのでしょう。
13年では、東海S1着となったグレープブランデーは、続くフェブラリーSでは3番人気で見事1着となりました。
2着のナムラタイタンは、東海ステークスと同じ8番人気と人気薄となりましたが、フェブラリーSでは9着という結果でした。
3着のホッコータルマエは、フェブラリーSの1週間前の佐賀記念に出走し見事圧倒的1番人気に応えて勝利いたしました。
そのまま連闘でフェブラリーSに挑もうとしましたが、疲れが抜けきらないということで回避いたしました。
あと、東海ステークスからフェブラリーSに挑んだのは、11番人気10着のヤマニンキングリー1頭でしたが、フェブラリーSではしんがり負けしています。
結局3頭出走して、1着、9着、16着という結果でした。

同じく14年では、1着となったニホンピロアワーズですが、フェブラリーSでは4番人気8着でした。
2着のグランドシチーは、14番人気11着でした。
3着のマイネルバイカはフェブラリーSに出走しませんでした。
あと、他の馬の出走もありませんでした。

15年を見てみますと、1番人気で1着となったコパノリッキーは、続くフェブラリーSでも1番人気となり見事1着でゴールしました。
前の年に続き連続2着となったグランドシチーは、この年のフェブラリーSには出走しませんでした。
3着のインカンテーションは、フェブラリーSでは5番人気となり、こちらも2着とがんばりました。
あと、他の馬の出走もありませんでした。

16年は、4番人気1着となったアスカノロマンは、続くフェブラリーSでは7番人気3着でした。
2番人気2着となったモンドクラッセは、フェブラリーSでは10番人気8着、1番人気3着だったロワジャルダンはフェブラリーSでは6番人気5着でした。

あと、他の馬では、5番人気6着だったローマンレジェンドは13番人気9着でした。

17年は、1番人気1着で快勝したグレンツェントは何故かフェブラリーSを回避、人気薄で2着、3着に入った、モルトベーネも回避、メイショウウタゲは除外と結局上位3頭の出走はありませんでした。
4着以下の他の馬では2頭出走して、13着、15着となっていました。

18年は、1番人気1着のテイエムジンソクが逃げ切り勝ちの強い勝ち方をしたものの、フェブラリーSでは2番人気12着と大敗という結果でした。
続く13番人気2着と穴を開けたコスモカナディアン、6番人気3着だったモルトベーネの2頭は、フェブラリーSの出走はありませんでした。
同じく4着以下の馬も出走はありませんでした。

結局、過去5年の東海SからフェブラリーSに出走したのは14頭、そのうち1着が2頭(13年、15年)、2着が1頭(15年)、3着が1頭(16年)、あと、5着、8着(2頭)、9着(2頭)、11着、12着、13着、15着、16着となっていました。

13年と15年でそれぞれ連続で見事1着となったグレープブランデー、コパノリッキー、15年に3着から2着となったインカンテーション、16年に1着から3着となったアスカノロマン以外はもう一つで、この6年間を見る限りでは、前哨戦としてはまだ手探り状態という感じです。
さて今年はどうでしょうか。


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