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第68回 中山金杯のデータ [競馬データ]

あけましておめでとうございます。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>


では今年も、一昨年までのデータに昨年のデータを加味して展開していきたいと思います。

まずは、中山と京都の両金杯、やっぱ最初はしっかりと勝ちたいですね。
まずは中山金杯。

96年と02年の東京競馬場開催を除く、92年以降25年、連対馬50頭、3着馬25頭からです。


まず今年も年齢から見ていきます。
最も連対の多かった年齢は、4歳馬の14頭でした。
その14頭の前走を見てみますと、重賞だったのは、
94年、前走菊花賞9番人気2着だったステージチャンプ
09年、前走中日新聞杯2番人気2着だったヤマニンキングリー
11年、前走中日新聞杯で6番人気2着だったコスモファントム
16年、前走福島記念2番人気1着だったヤマカツエース
18年、前走アルゼンチン共和国杯3番人気3着だったセダブリランテス
18年 前走福島記念2番人気1着だったウインブライト
の6頭となっていました。

その6頭の前々走ですが、それぞれG2の京都新聞杯で6着、オープン特別のカシオペアSで1着、G1の秋の天皇賞で15着、G3の富士S13着、G3のラジオNIKKEI賞1着、G2の毎日王冠10着となっています。
あと残り8頭の前走ですが、オープン特別が6頭、準オープン特別が2頭となっていました。
その8頭の前走の着順は1着から11着と幅がありましたが、その前々走は、8頭のうち3頭がG1で、その着順は菊花賞6着が2頭、ダービー10着が1頭となっていました。
あと残りの5頭の前々走の着順は、1着が4頭、3着が1頭と上位着順でした。
今回の明け4歳の出走馬は、コズミックフォース、ステイフーリッシュ、タイムフライヤー、タニノフランケルの4頭となっています。
それぞれ過去のデータから見れば一長一短があって、選択で悩むところです。

続いて多かったのは、50頭中13頭と僅差で、5歳馬と6歳馬でした。

まず5歳馬ですが、その共通項は、その13頭の当日人気が1番人気、2番人気が各3頭、3番人気が1頭、4番人気が3頭、5番人気が1頭、6番人気が2頭と比較的上位人気になっていたことでした。
また前走の着順も見てみますと、1着が6頭、あと3着が1頭、4着が3頭、5着が1頭、7着が1頭(マイルCS)、9着が1頭(オープン特別1番人気)と、13頭中11頭が掲示板に載っていました。
今回出走している明け5歳馬は2頭いますが、その前走は、ウインブライトが前走G1のマイルCS9着、ランガディアが前走準オープン1着となっています。
ともかくも、当日の人気に要注目です。

同じく13頭と最も多かった6歳馬ですが、その共通項を探ってみますと、近3走で、13頭中11頭は、1度以上重賞で掲示板に載った経験がありました。(残り2頭は、92年6番人気1着トウショウファルコ、14年5番人気1着のオーシャンブルー)
今回出走している明け6歳馬4頭では、近3走で、重賞で掲示板に載った経験馬は、前走中日新聞杯3着だったストロングタイタン、前走チャレンジカップ2着のマウントゴールドの2頭がいます。


あと7歳以上の高齢馬ですが、7歳が8頭、8歳が1頭、9歳が1頭となっていました。
そのうちアサカディフィートが、06年に8歳として、07年には9歳として連続で2着に入っています。(6歳の時も1着となっていますので計3回連対しています。もう1回の7歳時は5着でした。)
結局7歳以上の連対馬は、のべ計10頭と結構連に絡んでいます。
しかし、8歳馬、9歳馬の過去の連対馬は実質アサカデフィートだけですので、ここは、8歳馬以上は厳しいと見るのが常識だと思うのですがどうでしょうか。
過去11年では、8歳以上の上位3着以内はなく、7歳馬は、連対馬5頭、3着馬2頭と、4歳馬より多く連対しており、5歳馬、6歳馬に匹敵するほど3着以内に入っています。
今回8歳馬以上では、8歳馬ではエアアンセム1頭が出走しています。
あと7歳馬ですが、一応今回も過去の連対した年を挙げておきたいと思います。
まず、93年94年95年と3年連続絡みましたが、それ以降07年までは連に絡むことはありませんでした。
しかし、その翌年の08年に久々に連対(2着)し、続けて09年に再び連対(1着)、そして10年に1着、2着とも連対と、また3年連続と複数年で連に絡みました。
それからしばらく空いて、13年に連対(1着)いたしました。
その時の当日の人気ですが、先の3頭は
7番人気(93年2着カリブソング)
10番人気(94年1着ヒダカハヤト)
13番人気(95年2着ゴールデンアイ)
といずれも穴をあけていましたが、
08年の2着エアシェイディは2番人気
09年の1着アドマイヤフジは4番人気
10年の1着アクシオンは1番人気
10年2着のトウショウシロッコは5番人気
13年1着のタッチミーノットは2番人気と
ほぼ上位人気となっていました。

また、08年以降の5頭に関しては、前3走内で重賞掲示板に載る経験をしていました。
それから、その7歳馬8頭のうち、カリブソング、ゴールデンアイ、ヒダカハヤト、タッチミーノトを除く4頭は、BMS(母の父)がノーザンダンサー系となっていました。(カリブソングは父がノーザンダンサー系、ヒダカハヤトのBMSトランスアランティックはノーザンダンサーの全弟となっています)
また、その7歳馬8頭中カリブソングとゴールデンアイの2頭と、06年8歳、07年9歳として連対したアサカディフィートを加えた7歳以上ののべ4頭は、血統で父あるいは母の父(BMS)でナスルーラ系が絡んでいました。
今回出走している7歳馬5頭では、ナスノセイカンのBMSがノーザンダンサー系となっています。
あと、BMSがナスルーラ系の7歳の出走馬は今回はいません。

いずれにせよ、まずはこの5頭の当日の人気に要注意です。


次に3着馬の年齢も見てみますと、最も多いのが4歳馬の7頭で、その臨戦過程は前走1着か、3走以内の重賞で掲示板に載っていました。
一応明け4歳馬出走馬4頭のうち、コズミックフォース、ステイフーリッシュ、タニノフランケルの3頭が該当しています。
それから6歳馬も同じ7頭となっていて、連対馬と違ってこちらは近3走でレースの条件に関係なく1度以上は3着以上の上位着順の経験がありました。
今回の6歳馬の出走馬では、アドマイヤリード、ストロングタイタン、マイネルハニー、マウントゴールドの4頭すべて、データ的に3着の可能性があります。
続いて、5歳馬と7歳馬が各5頭で、5歳馬5頭では、そのうち4頭の前走は4着以上(もう1頭は3走前1着)となっていました。

今回の5歳馬2頭では、上記で触れましたように、ランガディアが前走で1着となっています。
7歳馬5頭では、前走すべて掲示板に載っていました。

今回の7歳馬の出走馬5頭では、すべて前走掲示板には載っていませんでした。
あと、8歳馬が1頭いましたが、前走は中日新聞杯9番人気3着、前々走は鳴尾記念9番人気5着でした。
今回の出走馬では、エアアンセム1頭、出走していますが、前走福島記念3着、前々走オールカマー4着、3走前函館記念1着など、ここ8走掲示板を外していないので、3着馬としては、またはそれ以上としても、8歳馬にしては、十分上位の可能性があるように思われます。

3着馬の当日の人気ですが、1番人気が4頭、2番人気が1頭、3番人気が2頭、4番人気、5番人気が各4頭と5番人気以上は、25頭中15頭となっていました。
残り6番人気以下10頭は、8番人気、9番人気、10番人気、11番人気が各2頭、12番人気、15番人気が各1頭と、結構人気薄馬も入って来ています。
血統では、25中9頭がナスルーラ系が絡んでいました。


次に血統ですが、父かBMSのどちらかもしくは両方がノーザンダンサー系(94年のヒダカハヤトのBMSノーザンサンサーの全弟トランスアランティックも含む)であったのは、連対馬50頭中24頭(ナスルーラ系とのクロス5頭含む)いました。

続いてナスルーラー系も50頭中20頭(ノーザンダンサー系とのクロス5頭含む)いて、ノーザンダンサー系といい勝負をしています。
3着馬では、ノーザンダンサー系絡みが25頭中13頭(ナスルーラ系とのクロス1頭含む)、ナスルーラー系絡みが25頭中8頭(ノーザンダンサー系とのクロス1頭含む)となっていて連対馬と同じ傾向となっています。
特にノーザンダンサー系絡みの馬は、95年、99年、12年、14年を除いて、化の21年では少なくとも1頭、3着以内に入っていました。
対してナスルーラ系絡みは、92年から07年まで14年連続少なくとも1頭、3着以内に入っていました。
08年以降11年間では、12年、14年、17年の3年、入っていました。

代わりに08年以降の11年間、10年、17年を除く9年でミスタープロスペクター系絡みの馬が、3着以内に1頭ないし2頭連対しています。


毛色ですが、1着馬では鹿毛が11頭、黒鹿毛が9頭、続いて栗毛が4頭、栃栗毛が1頭となっていました。
2着馬では黒鹿毛が9頭と最も多く、続いて鹿毛が7頭、栗毛が5頭、芦毛が4頭となっていました。
3着馬では鹿毛が10頭、黒鹿毛が9頭と僅差、続いて栗毛、青鹿毛が各3頭となっていました。
全体的に、割合からすれば黒鹿毛がかなり健闘していると言えます。


また、別の観点からも見てみます。
12月の開催地の一つは、この中山金杯と同じ中山競馬場となっていますが、前走その中山競馬場だった馬をそれぞれ着順別に挙げていきますと、まず1着馬は25頭中8頭、2着馬は25頭中9頭、3着馬は25頭中13頭となっていて、結構同じ中山競馬場を前走に続いて走っているのが目につきます。
ただし、08年以前は、06年を除いて少なくとも1頭前走中山競馬場を走った馬が1頭3着以内に入っていましたが、09年以降は10年と12年と17年の3年のみとなっています。
その09年、前走中山競馬場を走った馬は、出走馬16頭中2頭のみで3着以内はなし、10年は出走馬16頭中6頭で、3着以内に入ったのは2着の1頭、同じく11年は16頭中4頭で3着以内はなし、16年に至っては、出走馬13頭中前走中山競馬場を走った馬はなしとなっています。
しかしながら、
17年は13頭中10頭で、3着以内3頭とも前走中山競馬場を走った馬で占められました。
ところが、続く昨年18年では1頭も前走中山競馬場を走った馬はいませんでした。
今年の登録馬17頭では、5頭の前走中山競馬場を走った馬が登録されています。

とりあえず、前走中山競馬場を走った馬の出走数は考慮に入れることは必要かと思います。


あと、1番人気ですが、さらに広げて86年以降96年と02年の東京競馬場開催を除く過去31年で見てみますと、14頭が連対ということで、連対率は低くなっています。

(3着には5頭入っています)
また、複数年数連続で3着以内をはずしたのは、91年から93年までの3年間、06年から09年の4年間となっていました。
現在は、13年以降昨年までの6年連続3着以内に入っています。


以上ですが、さて毎年書いていますが、データはデータとして、やはり金杯は運が左右しますね。
それはどのレースでも言えるのですが、特にこの両金杯は、ハンデ戦のためかゴール前ではたいていごちゃつくことが多いので、馬券は紙一重で勝敗が決まっているような気がいたします。
ということで、今年もデータは一応基にしながらも、勘をしっかり働かせながら検討していこうと思っています。
がんばります。


タグ:中山金杯
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ritton2

明けましておめでとうございます。
いつも膨大なデータ解析は感服しております。
今年も宜しくお願い致します。
by ritton2 (2019-01-03 14:28) 

bigonon

ritton2さん
あけましておめでとうございます。
私も、万馬券をあっさり取っているところにいつもながら感服しております。
とにもかくにも、競馬は本当に面白いですね。
こちらこそ今年も、どうぞよろしくお願いいたします!!
by bigonon (2019-01-03 15:36) 

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