SSブログ

第56回 アルゼンチン共和国杯のデータ [競馬データ]

94年以降02年の中山競馬場開催を除く23年、連対馬46頭、3着馬23頭からです。


今年も、このレースでのハンデ戦としての傾向から取り上げます。
まず軽ハンデの馬の連対状況ですが、重量54kg以下に限定いたしますと54kg以下の重量で連対したのは46頭中12頭いました。
また、02年の中山開催も入れますと、96年から04年まで9年連続で54kg(53kg)以下の重量の馬が連に絡んでいました。
逆に、94年、95年、05年、06年、09年、10年、11年、12年、13年、14年、15年、16年の12年は重量55kg以上の馬同士が連対していました。
特に、一昨年の16年まで、8年連続で重量55kg以上の馬同士で決着しています。
その54kg以下の12頭の連対馬の前走の着順ですが、96年1着のエルウェーウィンの前走オープン特別6着、01年2着ハッピールックの前走神戸新聞杯6着の2頭以外はすべて条件戦あるいはオープン特別で3着以上の成績となっていました。

3着馬では、23頭中ハンデ重量54kg以下の馬は9頭いました。

その9頭の前走ですが、500万下条件戦1着が1頭、1000万下(900万下)特別1着が4頭、準オープン特別が2頭(1着、5着)、オープン特別5着が1頭、重賞(ラジオNIKKEI賞)1着が1頭となっていました。
今回のハンデ重量54kg以下の出走馬で、前走条件戦かオープン特別で3着以上だった馬は、前走準オープン8番人気3着のマコトガラハッド(51kg)、前走準オープン1番人気2着のルックトゥワイス(54kg)の2頭となっています。
あと、同じ条件で、前走4着から6着の間だった出走馬は、エンジニア(54kg、前走新潟記念5番人気4着)の1頭がいます。


次に臨戦過程ですが、前走で条件特別のレースを走ったのは連対馬46頭中16頭いました。
その16頭の前走の着順の内訳は、1着が9頭、2着が5頭、3着が2頭とすべて3着以内でした。
また、3着馬23頭で前走条件特別だったのは7頭となっていました。
その着順は、1着が4頭、2着、3着、5着が各1頭となっていました。
今回の出走馬で、前走条件特別レースで5着以上だったのは、上記の中の、ルックトゥワイス(2着)、マコトガラハッド(3着)、エンジニア(4着)の3頭となっています。

続いて前走がオープン特別だったのは6頭いました。
着順はそのうち3頭が1着、あと残り3頭は4着、6着、9着となっていました。
この前走、4着、6着、9着の3頭ですが、そのうち、前走6着、9着の2頭はそれまでにG1で連対経験がありました。
G1経験のなかった1頭はそれまでに、G1以外の重賞1勝、2着2回、3着1回を経験していました。
また3着馬で前走オープン特別だったのは4頭で、その着順は2着2頭と、3着と5着が各1頭でした。
この4頭ですが、そのうち2頭はG1での出走経験があり、またG1以外の重賞で勝った経験がありました。
あと2頭(11年3着のカワキタコマンド、14年3着のスーパームーン)は、両馬とも前々走で準オープン特別を勝ったばかりで、それまでオープンでも重賞でも掲示板に載った経験はありませんでした。
今回の登録馬の中で前走オープン特別だったのは、ヴォージュ(7着)、トウシンモンステラ(13着)の2頭となっています。
また、この中でG1経験のあった馬は、トウシンモンステラ(宝塚記念10着、天皇賞(春)11着)となっています。
また、この中でG1以外の重賞を勝った経験のある馬はいませんでした。

続いて前走が重賞だった連対馬は残りの24頭となりますが、そのうち京都大賞典など「G2」が17頭となっています。
その17頭ですが、その前走の着順に関係なく、03年1着のアクティブバイオの当日7番人気、05年2着のマーブルチーフの当日14番人気、09年1着のミヤビランベリーの当日11番人気、15年2着のメイショウカドマツの当日10番人気のこの4頭を除く13頭が当日5番人気以上の上位人気でした。
その5番人気以上をはずした4頭ですが、過去にその年の重賞かオープン特別で連対経験があたか、準オープン特別で勝っていました。
今回の出走馬では前走G2の馬は、アルバート、ウインテンダネス、ガンコ、ホウオウドリームの4頭がいますが、まずはそれぞれの当日の人気には注意が必要かと思います。
その4頭のうち、今年の重賞かオープン特別で連対経験があったか、準オープン特別で勝ったことのある馬ですが、ウインテンダネス(目黒記念1着、準オープン1着)、ガンコ(日経賞1着、準オープン1着)、ホウオウドリーム(準オープン1着)の3頭がいます。

あと残り7頭ですが、すべて「G1」でした。
今回の出走馬で前走がG1だった馬は、ノーブルローズ(前走宝塚記念12番人気3着)、パフォーマプロミス(前走宝塚記念4番人気9着)の2頭となっています。
3着馬では、前走重賞だったのは23頭中10頭で、G1が4頭(天皇賞(秋)が13着、8着、天皇賞(春)が7着、日本ダービーが9着)、G2が6頭(2着3頭、5着1頭、12着1頭、15着1頭)となっています。


次に年齢ですが、連対馬では4歳が17頭、5歳が15頭、3歳と6歳が各7頭となっていました。
また3着馬では、4歳が9頭と最も多く、続いて5歳が6頭、3歳が4頭、6歳が3頭、7歳が1頭となっています。
過去のデータが今年も繰り返されるならば、出走馬の中で、8歳のトウシンモンステラの3着以内は厳しく、7歳のアルバートは連対が厳しいものとなっています。


次に毛色ですが、連対馬では鹿毛が19頭と最も多く、続いて栗毛が16頭、黒鹿毛が7頭、青鹿毛が3頭、芦毛が1頭となっています。
3着馬では鹿毛が13頭と最も多く、続いて黒鹿毛が5頭、青鹿毛が3頭、栗毛が2頭となっていました。


1番人気ですが、過去23年で9頭の連対とあまりよくありません。
ちなみに、その1番人気が連をはずした14年ですが、そのうち11年で2番人気の馬が3着以上に入っていました。
あと1番人気も2番人気も連に絡まなかった残り3年は3番人気、4番人気(2回)がそれぞれ入っていました。


それから、また蒸し返すようですが、もう少し前走のレースについて掘り下げようと思います。
東京競馬場の馬場改装後の03年以降17年までの15年で見てみますと、前走条件戦を走った馬は1着から3着までの45頭中では15頭が入っていました。
内訳は、準オープンが10頭、1000万下が5頭となっていました。
また、05年、13年、14年を除く12年は少なくとも1頭は入っていました。(07年、08年、12年は2頭ずつ)
その前走準オープン戦の10頭の前走の人気と着順ですが、順に、4番人気5着、7番人気1着、1番人気1着、2番人気2着、1番人気1着、1番人気2着、1番人気1着、1番人気1着、1番人気1着、3番人気3着となっていました。
それから前走1000万下戦の5頭のその前走の人気と着順ですが、6番人気1着、9番人気1着、1番人気1着、8番人気1着、7番人気1着となっていて、人気薄の1着が4頭といたというのが特筆すべきところとなっています。
今回の登録馬で前走準オープン特別を走っていたのは、ムイトオブリガード(2番人気1着)、ルックトゥワイス(1番人気2着)、マコトガラハッド(8番人気3着)の3頭となっています。
それから、前走1000万下特別だった馬の登録ですが、今回はいません。


以上ですが、今年も難解ですね。
ともかくも、今年も、人気とオッズが出てから、上記のデータを基に、丁寧に検討していこうと思います。

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:競馬

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント