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第68回 ダイヤモンドステークスのデータ [競馬データ]

施行が2月に変更になった97年以降、03年の中山競馬場開催を除く20年、連対馬40頭、3着馬20頭からです。
04年から3200mから3400mに変更になっていますが、臨戦過程など影響がないように思われますので昨年までと同様そのままでいきます。
また、11年からはそれまでより1週施行が遅くなっています。


最初に今年も馬体重のデータから始めます。
まず、06年までは一度も500kg以上の馬が連対したことがなかったレースでした。
特に、毎年取り上げていることですが、04年では、出走馬11頭中上位3着までが500kg以下、4着以下はすべて500kg以上の馬という面白い結果が出ていたほど、500kg以上の馬体重の馬に縁のないレースでした。
しかし07年に、2着に初めて当日馬体重500kg(前走498kg)の6番人気エリモエクスパイアが入ってからはそれまでと傾向が変わりました。
続く08年も、2着に当日516kg(前走も同じ)の2番人気コンラッドが入りました。
さらに09年には、1着の2番人気モンテクリスエスが当日536kg(前日530kg)、2着の12番人気ブレーヴハートが当日522kg(前日520kg)と、2頭ともそれまでの馬体重の最高馬体重の記録を更新してしまいました。
結局、06年まで1頭も連対していなかった当日馬体重が500kgを越えた馬が、07年以降の3年間で連対馬6頭中4頭も占めたことになります。
ところが、続く10年は1着馬2着馬共に484kgと、06年以前に戻った感がいたしました。
しかしながら、その3着馬ドリームフライトは当日の馬体重504kg(前走506kg)で、一応前年までの傾向を違う形で引き継いだことになりました。
実に、馬体重500kg以上の馬が3着に入ったのはこれが初めてでした
そして続く
11年の上位3頭は、「466kg-516kg-444kg」
12年の上位3頭も、「506kg-492kg-540kg」
13年の上位3頭も、「480kg-484kg-532kg」
14年の上位3頭も、「452kg-494kg-508kg」
という順番で、07年以降8年連続で毎年500kgを超える馬が少なくとも1頭が3着以内に入った記録が続いたことになりました。
やはり、07年以降、それまでの傾向から変わってしまったのでしょうか。
しかし翌15年は、5頭出走して528kgのネオブラックダイヤの5着が最高位と、06年以来9年ぶりに馬体重500kg以上の馬が3着以内に入らなかった年となりました。
そして続く16年も500kg以上の馬は16頭中5頭が出走しましたが、最高位は13番人気のマイネルメダリスト(504kg)の5着でした。
よって、
15年は、「456kg-488kg-474kg」
16年も、「468kg-470kg-486kg」
ということで、この2年連続、500kg以下の馬で上位3頭で占められることになりあmした。
そして昨年17年は、同じく500kg以上の馬は14頭中5頭出走し、
「478kg-476kg-516kg」という順番で、
3着に、512kgの2番人気のカフジプリンスが入り、3着以内に1頭500kg以上の馬が入りました。

一応ここで、その500kg以上の馬体重の傾向をまとめたデータを今年も載せておきます。
昨年までの該当する20年間(中山開催を除く)で、当日馬体重500kg以上で出走したのは全部で85頭いました。
その中で3着以上の上位となったのは、上記で挙げました07年から14年まで8年間での、エリモエクスパイア、コンラッド、モンテクリスエス、ブレーヴハート、ドリームフライト、コスモヘレノス、ケイアイドウゾジン、スマートロビン、メイショウカドマツ、タニノエポレットの10頭に17年のカフジプリンスをプラスして、計11頭ということになります。
この11頭の中で、前走も500kg以上だったのは、エリモエクスパイア(前走498kg)以外の10頭となっています。
また、11頭の中で、ブレーヴハート、ケイアイドウソジン、メイショウカドマツ、カフジプリンスの4頭を除く7頭の血統ですが、ノーザンダンサー系が父かBMS(母の父)のどちらかで絡んでいました。
また、500kgの一歩手前の馬体重490kg台もあげておきますと、連対馬は6頭(98年1着、02年2着、05年1着、06年2着、12年2着、14年2着)、3着馬は1頭(08年)入っているのみとなっていました。
どちらにせよ、一部の例外を除けば、基本的に大型馬が有利なレースとは言えないものとなっています。
ちなみに、除いた2003年の中山開催では、1着から3着の上位3頭はすべて500kgを超える馬となっていました。
このあたり、長距離戦はスタミナ勝負だと思いますので、やはり馬体重の重い馬の方が有利だと思うのが常識のような気がいたします。
そういう意味では、中山でのこの結果は順当だと思うのですが、東京ではどうもそうではないようですね。
ただ、07年以降あたりから重い馬が上位3着以内に絡みだしたのは、もしかしたら、東京競馬場の改修に関係があるのかも知れません。

さて、当日500kgを超える出走馬ですが、はっきりわかるのはやはり発走1時間ちょっと前ですので、予想する段階では推測で考えなければなりません。
ちなみに、今回の登録馬18頭で前走馬体重500kg以上の馬は、グランアルマダ(530kg)、デビルズハーツ(506kg)、プレストウィック(530kg)、ヤマカツライデン(538kg)、リッチーリッチー(512kg)、レジェンドセラー(542kg)の6頭となっています。

この6頭の中で、ノーザンダンサー系絡みとなっているのは、デビルズハーツ、プレストウィック、リッチーリッチーの3頭となっています。
また、前走馬体重490kg台の出走馬ですがソールインパクト(494kg)、トウシンモンステラ(490kg)、ハッピーモーメント(492kg)、ホウオウドリーム(498kg)、ラブラドライト(496kg)の5頭となっていて、そのうち、ホウオウドリームのBMSがノーザンダンサー系となっています。

逆に言えば、馬体重500kg以上の馬が上位に絡み出した07年以降昨年までの11年間の上位3着以内の計33頭のうち、500kg以上は11頭、490kg台は3頭でしたので、490kg未満だった馬は19頭となります。
このあたりも含めて、当日(予想の範囲となりますが)の馬体重からの取捨選択には今年もかなり悩むことになりそうです。


次に、ハンデ戦なのでその傾向を見てみますと、一番連対が多かった重量は55kgの7頭で、続いて53kgの6頭となっています。
あと、54kgと56kgが各5頭、51kgと57kgが各3頭、そして、50kg、52kg、57.5kg、58kg、58.5kgが各2頭なっていました。
3着馬では54kgが6頭、55kgが5頭とトップを争っていて、続いて、50kg、52kg、57.5kgが各2頭、51kg、53kg、56kgが各1頭となっています。
つまり、連対馬40頭中18頭、3着馬20頭中11頭が54kg以下の重量ということになります。

ハンデ頭ですが、97年から順に、9着、13着、13着、3着(57.5kg)、8着、2着(57.5kg)、1着(56kg)、9着、3着(57.5kg)、5着、13着、1着(57.5kg)、7着、9着、12着、5着、12着、10着、14着、2着(58.5kg)、2着(56kg)、1着(58kg)、2着(58.5kg)、1着(58kg)となっていて、24頭中8頭が連対、2頭が3着という結果となっています。
今回の登録馬のハンデ頭は、58.5kgを背負う、昨年まで4年連続出走で、1着、1着、2着、6着としているフェイムゲームとなっています。


臨戦過程ですが、前走及び前々走で両方か片方で連対していた馬は、連対馬40頭中26頭いました。
今回の登録馬では、ソールインパクト、ダウンザライン、ネイチャーレット、フェイムゲーム、ホウオウドリーム、リッジマン、レジェンドセラーの7頭が該当します。
残りの前走または前々走で連対していなかった残り14頭のうち半分の7頭は、ハンデでの重量がそれぞれ、50kg、52kg、54kg、50kg、53kg、53kg、54kgとすべて54kg以下と軽ハンデとなっていました。
今回の登録馬18頭でこれに該当するのは、グランアルマダ(54kg)、サイモントルナーレ(48kg)、デビルズハーツ(53kg)、トウシンモンステラ(53kg)、トレジャーマップ(50kg)、ハッピーモーメント(54kg)、フレンドスイート(48kg)、ラブラドライト(53kg)リッチーリッリー(54kg)の9頭となっています。
また、その前走または前々走で連対していなかった14頭の中の5頭は、前走か前々走で3000m芝の万葉Sを走っていました。(2番人気6着、8番人気6着、3番人気3着、6番人気4着、1番人気5着)
今回、前走、前々走共に連対がなく前走万葉Sに出走していた登録馬は、グランアルマダ(5番人気5着)、サイモントルナーレ(9番人気9着)、トウシンモンステラ(6番人気7着)、ラブラドライト(4番人気8着)の4頭となっています。
あと、前走万葉S以外の9頭は、00年1着のユーセイトップラン、05年2着のハイフレンドトライ、06年2着のメジロトンキニーズ、07年2着のエリモエクスパイア、12年1着のケイアイドウソジン、13年1着のアドマイヤラクティ、14年1着のフェイムゲーム、14年2着のセイクリッドバレー、16年2着のフェイムゲームで、そのうち、ユーセイトップラン(前走新春日経杯13着)とハイフレンドトライ(前走準オープン6着)、ケイアイドウゾジン(前走オープン特別ダート戦14着)、16年2着のフェイムゲーム(前走オーストラリアのメルボルンC13着)の4頭を除く5頭の前走は掲示板に載っていました。(3着3頭、4着2頭)

その4頭のうち、ユーセイトップランは、その2年前のこのレースの勝ち馬でしたし、フェイムゲームはその1年前と2年前の勝ち馬、ハイフレンドトライは前々走で万葉Sを走っていました。
あと、12年の1着馬ケイアイドウソジンに関しては、ノーマークの楽な手応えの逃げを打つことができての逃げ粘り勝ちで、やはり展開に助けられた部分が大きかったと思われます。
ただ、それまで東京8戦3勝(4着以下5回)でしたので潜在的に結果として東京巧者的だったと思います。
今回の登録馬で、前走、前々走共に連対がなく、かつ前走万葉S以外で掲示板に載っていたのは、プレストウィック(前走ステイヤーズS3着)、ヤマカツライデン(前走函館記念3着)の2頭となっています。


次に臨戦過程での前走及び前々走のレースに関してですが、その中で注目せねばならないのは、「万葉ステークス」組でしょう。
該当期間の過去20年、上位1着から3着馬まで計60頭で見てみますと、その万葉S組が1頭も出走しなかった00年と12年、13年、15年(この3年はそれぞれ4頭が出走)を除く14年で、少なくとも1頭は必ず入っていました。(そのうち97年、98年、99年、02年、05年の5年では2頭入っていました)
結局全部で60頭中21頭(前走が17頭、前々走が4頭)が3着以内に入ったことになります。
その3着以内に入った万葉S組21頭の、それぞれの万葉S時の着順は、1着が7頭、2着が4頭、3着が4頭、4着が1頭、5着が1頭、6着が3頭、7着が1頭となっています。
今回の登録馬で、前走もしくは前々走で万葉Sを走っていたのは、リッジマン(前走2着)、グランアルマダ(前走5着)、トウシンモンステラ(前走7着)、ラブラドライト(前走8着)、サイモントルナーレ(前走9着)の5頭となっています。

もう一つ注目せねばならないのは前走条件組でしょう。
1着馬から3着馬の上位では、60頭中全部で18頭(準オープン特別13頭、1000万下(900万下)特別5頭)となっています。
その前走の施行距離ですが、2200mの2頭を除けば、残る16頭は2400mか2500mのレースとなっていました。
今回の登録馬では、前走芝の条件戦を走った馬は6頭います。
その中の4頭は、2400m芝の準オープン特別、1頭は2200m芝の準オープン特別となっています。

次に年齢ですが、連対馬では4歳と5歳が各12頭と最も多くなっています。
続いて6歳が7頭、7歳が6頭、8歳が2頭、9歳が1頭となっています。
3着馬では、4歳が8頭と最も多く、6歳が5頭、5歳が4頭、7歳が2頭、8歳が1頭となっています。
今回の登録馬で、4歳馬はダウンザライン、ホウオウドリーム、レジェンドセラーの3頭、5歳馬はネイチャーレット、リッジマン、リッチーリッチーの3頭となっています。


毛色ですが、連対馬では鹿毛が17頭と最も多く、あと栗毛が10頭、黒鹿毛が7頭、青鹿毛が4頭、芦毛、青毛が各1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が10頭、栗毛が6頭、栃栗が2頭、芦毛、黒鹿毛が各1頭となっています。


父の血統は、連対馬ではヘイルトゥリーズン系が21頭、ナスルーラー系とミスタープロスペクター系が各6頭、ノーザンダンサー系が5頭、マンノウオー系、トゥルビョン系が各1頭となっていました。
3着馬では、ヘイリトゥリーズン系が10頭、ノーザンダンサー系が6頭、ナスルーラー系が2頭、ミスタープロスペクター系とサッカーボーイが各1頭となっています。


それから牝馬ですが、全部で13頭出走し、過去から順に、10着、12着、7着、2着(メジロトンキニーズ)、6着、6着、10着、15着、7着、10着、12着、12着、11着となっていて1頭のみ2着と掲示板に載っていました。

今年の牝馬の出走馬ですが、フレンドスイート1頭となっています。


あともう一つ、配当面ですが、東京3400m芝となった04年以降3連複の配当は、04年、11年、13年、14年、15年、17年を除いた14年中8年は、万馬券となっています。
また、3連単が始まった05年以降3連単の配当は、06年、11年、13年、14年、15年、16年、17年を除いた15年中8年は、10万を超える配当となっています。


以上ですが、昨年までも書きましたけれど、結構荒れる可能性のあるレースですので、今年も予想も難しいですね。
特に過去14年で、04年、06年、11年、13年、14年、15年、16年、17年を除く半分の7年で、3着以内に二桁人気の馬が1頭入っていますので、この二桁人気の馬にも注意が必要かと思います。
ただ、除いた年を見てもわかる通り、ここ5年、思ったほど荒れていませんので、傾向も変わってきているのかも知れません。
しかし、16年には5着、17年には4着に二桁人気の馬が来ていますので、とりあえず今年は、入るか入らないかの二者択一をまずはしなければならないようですね。
ともかくも、今年も馬体重など上記のデータと照らし合わせながら、まずは本命馬から決めていきたいと思います。

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