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第51回 ステイヤーズステークスのデータ [競馬データ]

別定戦になった97年以降20年、連対馬40頭、3着馬20頭からです。


まず平場のレースの中では最も長い距離のレースとなりますので、今年も血統から見ていきたいと思います。
連対馬では、父はヘイルトゥリーズン系が21頭、続いてノーザンダンサー系が12頭とこの二つの系統でほとんど占めています。
あと、ミスタープロスペクター系が5頭(エルコンドルパサーがのべ3頭とアドマイヤドンが述べ2頭)、そしてナスルーラ系(トニービン)、ディクタス系(サッカーボーイ)が各1頭となっていました。
母の父(BMS)は、ノーザンダンサー系が13頭(ニジンスキー系統が4頭、フェアリーキング系がのべ4頭、サドラーズウェルズ系が2頭、あと、ノーザンアンサー、ディキシーランドバンド、ノーザンテースト)、ナスルーラ系が9頭(グレイソブリン系(トニービン)、プリンスリーギフト系が各3頭、あと、レッドゴッド系、ネヴァーベンド系、ナシュア系)、ヘイルトゥリーズン系が8頭(リアルシャダイ、シルバーホーク、ダンスインザダークが各2頭、サンデーサイレンス、ヘイロー)、ハイペリオン系がのべ2頭、ディクタス系、トゥルビョン系、レイズアネイティヴ系も各2頭、あと、フェアトライアル系、アイスカペイド系となっていました。

3着馬では、父は、ヘイルトゥリーズン系が7頭、ノーザンダンサー系が6頭、ナスルーラ系が5頭、エルコンドルパサーがのべ2頭となっていました。
BMSはナスルーラ系、ノーザンダンサー系が各5頭、ネイティヴダンサー系が2頭、ヘイルトゥリーズン系がのべ3頭(シルヴァーホークのべ2頭とブライアンズタイム)、あと、ハイペリオン系、フェアトライアル系、ニアークティック系、トゥルビョン系、ディクタス系(サッカーボーイ)となっています。

また、父かBMSのどちらかあるいは両方でノーザンダンサー系が絡んでいたのは、1着馬20頭中10頭、2着馬は20頭中13頭、3着馬20頭中11頭とほぼほぼ同じとなっています。
ちなみに、上位3頭ともノーザンダンサー系絡みではない馬で占められた年は、06年、11年、13年と3年ありました。
その3年のうち、11年と13年の4着馬はいずれもノーザンダンサー系絡みでした。
いずれにしても、とりあえずノーザンダンサー系絡みの馬には要注意です。
逆に、ノーザンダンサー系が絡んでいない方の26頭のそれぞれの当日の人気を見てみますと、1番人気が7頭、2番人気が5頭、3番人気が3頭、4番人気が4頭、5番人気が1頭と、6番人気が3頭、7番人気が1頭、8番人気が1頭、12番人気が1頭と、ほぼ上位人気となっていました。
ちなみに今回の出走馬10頭でノーザンダンサー系が絡んでいるのは、カムフィー、グランアルマダ、シホウ、デルマサリーチャン、プレストウィックの5頭となっています。


次に臨戦過程ですが、前走が2400m芝以上を走っていたのは連対馬40頭のうち34頭にも及び、その34頭のうち25頭が、前々走も含めて2400m以上のレースの場所が少なくともひとつが京都競馬場となっていました。
また前走が2400m以上の距離だった連対馬のうち17頭がアルゼンチン共和国杯でした。
あと残りの前走2400m未満だった6頭は、97年2着のアドマイヤラピス(前走2200m)と02年2着のダイタクバートラム(前走1800m)、05年2着のエルノヴァ(前走2000m)、09年2着のゴールデンメイン(前走2000m)、13年2着のユニヴァーサルアバンク(前走2000m)、15年1着のカムフィー(前走2000m)で、アドマイヤラピスとエルノヴァの両牝馬はそれ以前に2400m以上で好走の経験がありました。
またダイタクバートラムは、それまで最高2200m1回しか経験がありませんでしたが、このレースで連対してからはこのレースに翌々年勝つなど主に長距離で使われ好走するようになりました。
それからゴールデンメインは、条件特別戦の時に2400mや2500mで3度の連対経験を持っていました。
ユニヴァーサルバンクは、2400mのオープン特別(阪神)で勝った経験がありました。
カムフィーは、2400m以上をそれまで10レース走って、連対経験はなかったものの、3着5回、4着2回と掲示板に7回載っていました。
毎年書いていますが、このレースを検討する場合、基本的にはこれまでで2400m以上で好走のある馬を取り上げるのはもちろんですが、長距離経験のない馬でも血統的判断で将来は長距離で活躍するだろうという先見の目も必要かと思います。

また3着馬20頭中16頭が前走2400m以上で、そのうち11頭がアルゼンチン共和国杯でした。
残り4頭は、07年3着のアドマイヤモナーク(前走2000m)、08年3着のトウカイエリート(前走2000m芝)、10年3着のネヴァブション(前走2000m芝)、12年3着のデスペラード(前走1800m芝)となっていました。

今回、前走アルゼンチン共和国杯だった出走馬は、アルバート(4着)、シホウ(7着)、プレストウィック(9着)、カムフィー(13着)の4頭となっています。

その前走アルゼンチン共和国杯だった馬を、昨年と同様、もう少し突っ込んでみたいと思います。
上位3頭の過去12年で見てみます。
年度、馬名、アルゼンチン共和国杯での人気着順→ステイヤーズSの人気着順という順で挙げさせていただきます。
}04年 ダイタクバートラム  5番人気 4着→ 1番人気1着
     
グラスポジション   1番人気10着→ 4番人気2着
05年 デルタブルース    1番人気 5着→ 1番人気1着
     
サクラセンチュリー  3番人気 1着→ 2番人気3着
06年 アイホッパー     2番人気 2着→ 1番人気1着
     トウカイトリック    5番人気 5着→ 2番人気2着
     
チェストウイング   3番人気 4着→ 4番人気3着
07年 マキハタサイボーグ 12番人気 9着→ 7番人気1着
     ネヴァブション    1番人気 9着→ 2番人気2着

08年 エアジパング    11番人気15着→ 6番人気1着
09年 モンテクリスエス   6番人気 7着→ 2番人気3着
10年 コスモヘレノス    9番人気 3着→ 5番人気1着
     
ジャミール      2番人気 2着→ 2番人気2着
11年 トウカイトリック  16番人気12着→ 7番人気3着
12年 トウカイトリック  14番人気10着→ 8番人気1着
13年 デスペラード     9番人気 6着→ 1番人気1着
14年 デスペラード     7番人気 9着→ 3番人気1着
     
クリースカイザー   4番人気 2着→ 1番人気3着
15年 3着以上なし
16年 アルバート       4番人気 2着→ 1番人気1着

     
モンドインテロ     1番人気 4着→ 2番人気3着

以上、過去13年3着以上39頭中20頭で、15年を除いて毎年少なくとも1頭入っていました。(3頭が1年、2頭が6年、1頭が6年)
こう見てみますと、06年までは、アルゼンチン共和国杯で5番人気以上の上位人気の馬が入っていましたが、07年以降は二桁人気の馬も目立つようになりました。
それから、ステイヤーズSでの当日人気ですが、一貫して、二桁人気の馬が入っていないことがわかります。(1番人気6頭、2番人気6頭、3番人気1頭、4番人気2頭、5番人気、6番人気各1頭、7番人気2頭、8番人気1頭)
またそれ以外のデータでは、その年に天皇賞(春)を経験していた馬は、その20頭中10頭いました。
それから、このレースで結構強いノーザンダンサー系絡みの馬は、20頭中7頭でした。
前々走のレースですが、重賞が20頭中15頭いて、そのうち7頭が京都大賞典でした。
あと残り5頭の前々走は、オープン特別が2頭(1着、3着)、準オープンが2頭(共に1着)、1000万下戦が1頭(1着)となっていました。


次に毛色ですが、連対馬では鹿毛が21頭、栗毛が13頭、黒鹿毛が5頭、芦毛が1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が10頭、黒鹿毛、栗毛が各4頭、芦毛が2頭となっています。


年齢は、連対馬では、4歳が10頭と最も多く、続いて5歳と6歳が各9頭、3歳が8頭、8歳が2頭、9歳、10歳が各1頭となっています。
3着馬では4歳と5歳が各6頭と最も多く、7歳が3頭、6歳が2頭、8歳、9歳、11歳が各1頭と続いています。


それから当日の1番人気ですが、20年中13年で連に絡んでいました。


以上ですが、とりあえず今年も1番人気馬の取捨選択からとなりますね。
最近、1番人気は、10年9着、11年11着、12年8着、13年1着、14年3着、15年1着、16年1着となっていますが、1番人気が2年以上連続連に絡まなかったのは、この10年から12年まで絡まなかった時のみとなっています。
今年はそれに該当しませんので、絡むかどうかは悩むところですね。
ともかくも、上記のデータを丁寧にひも解きながら結論を出していこうと思っています。

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