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第60回 スワンステークスのデータ [競馬データ]

毎年冒頭に同じことを書いていますが、「とにもかくにも難解なレース」です。
まさに、「これとこれとこれともう1頭これ」とあてずっぽうで選んだ方がむしろ当たるのではないかというレースです。
かつて実際やったことがありましたが、やっぱり結果ははずれでした。
でも、本当の予想よりはちょっとマシな結果でありました。
ここのところやっていませんが、今年はどうしましょうか。
とりあえず、今年もいつもの通常のデータを挙げていこうと思います。
95年以降22年、連対馬44頭、3着馬22頭からです。


まず、1番人気は22年中6連対(3着1回)しかなく、またその時の単勝オッズはそれぞれ、3.5倍、1.6倍、5.3倍、3.1倍、2.5倍、2.7倍で、逆に1番人気が連対をはずしたその単勝オッズの最低が1.7倍(5着)、最高が6.1倍(5着)とつかみどころのない1番人気の傾向となっています。
当日の単勝オッズの傾向を全体的に見ていきますと、22年中、3着以内に単勝オッズが二桁以上の馬が3頭とも入ったのが2回、同じく2頭入ったのが8回と、これを見ただけでもかなり荒れる傾向であることがわかります。
その反面、1番人気と2番人気の組み合わせで固く収まったのが3回(97年、99年、15年)、1番人気と3番人気で決まったのが1回(11年)あって、かなり掴みづらいレースとなっています。
ただ、この1番人気と2番人気で決まった3回のうち2回の3着には、それぞれ11番人気と8番人気(もう1回の3着は4番人気、ただし、その4着には14番人気が入っていました)、1番人気と3番人気で決まった1回の3着には10番人気が入っていますので、基本的には荒れるレースと言っていいでしょう。
ともかくも毎年の繰り返しになりますが、予想する側とすれば、当たれば「予想冥利」につきるレースと言えます。

あと、2番人気以下の傾向も見てみます。
2番人気は7連対、3着2回
3番人気は5連対、3着3回
4番人気は5連対、3着1回、
5番人気は4連対、3着1回
6番人気は2連対、3着2回
7番人気は2連対、3着3回
8番人気は5連対、3着2回
9番人気は2連対、3着1回
10番人気は2連対、3着3回、
11番人気は2連対、3着2回
13番人気は3着1回
14番人気は1連対
16番人気は1連対
とほぼまんべんなくそれぞれの人気は3着以内に絡んでいました。
この中で、3番人気は06年以降12年まで7年連続3着以内に絡んでいました。(その後13年は6着、14年は7着、15年は8着、16年は6着)


次に臨戦過程ですが、やはりG1のマイルCSの前哨戦となりますので、前走重賞を走ったのは連対馬44頭のうち37頭(地方の重賞2頭も含む)も占めていました。
あと残りの7頭ですが、すべて前走オープン特別で、そのうち5頭は1着となっていました。
あと、前走オープン特別で1着をはずした馬は、13年8番人気で1着となったコパノリチャードで、前走ポートアイランドステークスでは2番人気16着となっていました。
もう1頭は、14年4番人気2着となったサンライズメジャーで、前走同じくポートアイランドステークスでは1番人気3着となっていました。
その7頭中4頭はこのスワンステークスでは1着となっており、その前走のレースは、07年、08年と13年のポートアイランドS、11年の米子Sとなっていました。
今回の登録馬で、前走オープン特別を勝った馬は、前走小倉日経オープン2番人気1着だったダノンメジャー、前走ポートアイランドS9番人気1着だったムーンクレストの2頭がいます。
逆に、前走オープン特別で、1番人気か2番人気で1着をはずした登録馬は今回はいません。

3着馬では、22頭中18頭が前走重賞(地方重賞も含む)となっていました。
あと残りの4頭の前走は、すべて準オープン1番人気1着となっていました。
今回の登録馬では、前走準オープンで勝った馬は、1番人気1着だったサングレーザー、2番人気1着だったビップライブリーの2頭がいます。

それから、前走で掲示板に載った馬は連対馬では44頭中25頭となっていました。
その残りの前走掲示板をはずした馬19頭のうち8頭は、00年以降07年までの8年連続で、毎年連の片方の1頭に絡んでいました。
この00年というのは、G1のスプリンターズSが、それまで年末の12月に行われていたのが、秋のG1の初戦の9月から10月の始めに移行した年でした。
つまり、このスワンステークスにとっては、スプリンターズS出走経験馬が初めて走りだした年でもありました。
ちなみに、00年以降17年連対馬34頭中、前走でスプリンターズSを走った馬は10頭、3着馬17頭中3頭となっています。


話を戻しまして、「00年以降07年までの8年連続で、毎年連の片方の1頭に絡んでいた」ということですが、つまり、00年以降07年までの8年連続で毎年「前走5着以上」と「前走6着以下」の組み合わせで決着していたということになります。
ということで、08年は、このデータを信じてこの組み合わせを重点に検討して予想を出しましたが、「前走1着」と「前走4着」という組み合わせで決まり、裏目に出てしまいました。
ところが、09年は、「前走12着」と「前走3着」という組み合わせとなり、また07年までと同じ傾向となりました。
ところが10年は、連対馬それぞれ「前走8着」と前走11着」ということで、掲示板をはずした馬同士での決着となってしまいました。
しかし、11年は「前走1着」と「前走9着」、そして昨年12年は「前走6着」と「前走1着」と、2年連続で07年までと同じ傾向となりました。
13年は、「前走16着」と「前走9着」との組み合わせで、10年に続いて掲示板をはずした馬同士の決着となりました。
14年は、「前走16着」と「前走3着」、15年は、「前走7着」と「前走4着」、昨年16年は、「前走4着」と「前走7着」というそれぞれの組み合わせで、00年~07年、09年、11年、12年と同じ、「前走5着以上」と「前走6着以下」の組み合わせとなっています。

通して見てみますと、95年から99年までの連対馬の前走はずっと掲示板に載っていましたが、00年初めて前走掲示板をはずした馬が連対してからのそれ以降では、前走掲示板に載らなかった馬が連対した年は、00年から07年までの8年連続、09年から昨年15年までの5年連続となっていて、08年を除いてすべて絡んでいました。
逆に、前走掲示板に載った馬が連対した年は、10年と13年を除いてすべて絡んでいたことになります。
さて、今年はどういう組み合わせでしょうか。

3着馬では連対馬よりその傾向は荒れ模様で、前走掲示板をはずした馬は22頭中14頭にもなります。
残りの前走掲示板に載った8頭ですが、そのうち4頭は上記で書きましたように前走準オープンで1着の馬となっていました。
特に、先ほど挙げた、連対馬が「前走5着以上」と「前走6着以下」の組み合わせで決着していた00年以降07年までの8年間と09年、11年、12年、14年、15年の計13頭の3着馬の中で、先ほどの前走準オープン1番人気1着の4頭のうち3頭がその期間にいました。
また、それ以外の残り10頭のうち11年、15年を除く8頭はすべて掲示板をはずしていました。

それからもう一つ、00年以降の連対馬34頭中「前走6着以下」の18頭を見てみますと、そのうち7頭が前走スプリンターズSでした。
3着馬では、00年以降、00年、03年、08年、09年の4頭が前走スプリンターズSで、前2頭が共に前走9着、あと2頭が13着、8着となっていました。
ちなみに、今回の登録馬で、前走スプリンターズSで6着以下だったのは、11着だったセイウンコウセイの1頭となっています。
逆に、「前走5着以上」の16頭の中では3頭がスプリンターズSとなっていました。
今回の登録馬で前走スプリンターズS5着以上の馬は、5番人気2着だったレッツゴードンキの1頭がいます。
次に、前々走も掲示板に載った馬は連対馬44頭中29頭いました。

残り掲示板をはずした15頭のうち9頭は「前走」に当たる次走で5着以内に着順をあげていました。
よって、残り6頭は前々走も前走も掲示板をはずしていたことになります。

3着馬では、前々走22頭中17頭が掲示板に載っていました。
残り前々走掲示板をはずした5頭のうち1頭だけが「前走」に当たる次走で5着以内に着順をあげていました。

また、連対馬で前々走掲示板をはずした15頭のうち6頭がその前々走の人気が2桁でしたが、いずれも安田記念でした。
しかし3着馬では、前々走安田記念だった馬はいませんでした。
しかしながら、今回の登録馬で前々走安田記念だった馬はいません。


次に毛色ですが、連対馬では鹿毛が19頭、栗毛が12頭、黒鹿毛が6頭、芦毛が4頭、青鹿毛が3頭となっていました。
割合から言えば、栗毛の活躍が目立っています。
3着馬では、鹿毛が8頭、栗毛が7頭、青鹿毛、芦毛が各3頭、黒鹿毛が1頭となっていました。
3着馬も栗毛の健闘が目立ちます。


血統ですが、母の父(BMS)だけ今年も取り上げます。

主なところの内訳は、連対馬ではノーザンダンサー系が19頭、ナスルーラー系が10頭、ミスタープロスペクター系を含むネイティヴダンサー系が6頭となっています。
3着馬では、ノーザンダンサー系が8頭、続いてミスタープロスペクター系を含むネイティヴダンサー系が7頭、ナスルーラ系、サンデーサイレンスが各2頭となっていました。


年齢ですが、1着馬では3歳が8頭と最も多く、続いて4歳が6頭、5歳が4頭、6歳が3頭、7歳が1頭となっていました。
2着馬では、4歳が10頭と最も多く、5歳が8頭、6歳が2頭、3歳と7歳が各1頭となっていました。
3着馬では、5歳が8頭、4歳が7頭、3歳と6歳が各3頭、7歳が1頭となっています。


以上ですが、今年もかなり難解そうですね。
ともかく、今年も上記のデータを丁寧に検討しながら結論を出していこうと思います。

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