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第68回 朝日杯フューチュリティステークスのデータ [競馬データ]

13年まで中山競馬場で行われていた名物レースでしたが、一昨年の14年からは阪神競馬場に移行して行われています。
変わって今回で3回目になります。

ということで、まったく新しい施行でのレースとなりますので、13年までのデータは使えないことになります。
そういう
ことで、昨年から施行されている「2歳の阪神1600m芝」の参考レースを探ってみますと、新馬戦、未勝利戦がそれぞれ多数、また500万下特別が数レースありますが、やはり一番近いのは、1週前に行なわれている「阪神ジュベナイルフィリーズ」ということになりますね。
ただ、こちらは牝馬限定レースで、同じ施行で行なわれる「朝日杯フユーチュリティステークス」と連動するのかは未知数です。
それでも、とりあえず阪神ジュベナイルフィリーズのデータを再掲していきたいと思います。
阪神競馬場がリニューアルした後の06年から、先週行なわれたところまでの10年間のデータです。
そしてその後、項目毎に、この2年に阪神で行われた朝日杯フューチュリティステークスの結果を載せていきたいと思います。


それでは、阪神ジュベナイルフィリーズのデータを、項目ごとに羅列していきたいと思います。


まず当日の人気ですが、(  )内単勝オッズ
06年 4番人気(11.1倍)-1番人気(1.6倍)-2番人気(8.9倍)
07年 3番人気(6.6倍)-8番人気(16.0倍)-2番人気(5.5倍) (1番人気(3.9倍)は4着)
08年 1番人気(2.2倍)-3番人気(8.4倍)-4番人気(11.9倍)
09年 2番人気(4.6倍)-5番人気(8.7倍)-6番人気(12.2倍) (1番人気(3.9倍)は5着)
10年 1番人気(1.6倍)-4番人気(19.1倍)-8番人気(47.9倍)
11年 4番人気(6.8倍)-8番人気(12.3倍)-1番人気(4.6倍)
12年 5番人気(8.1倍)-15番人気(89.9倍)-10番人気(44.5倍) (1番人気(2.9倍)は4着)
13年 5番人気(14.6倍)-1番人気(1.7倍)-8番人気(31.3倍)
14年 5番人気(9.8倍)-2番人気(5.6倍)-4番人気(6.3倍) (1番人気(2.9倍)は8着)
15年 1番人気(2.5倍)-10番人気(33.3倍)-3番人気(7.8倍) 
16年 1番人気(2.8倍)-2番人気(3.0倍)-3番人気(6.9倍)


となっていました。

11年間のうち10年、12年、13年、14年、15年、16年を除く5年の上位3頭は、一桁オッズが2頭、10倍台が1頭という組み合わせとなっていました。

残りの6年のうち、10年、12年、13年は、一桁オッズが1頭、二桁オッズが2頭という組み合わせとなっていて、14年、16年は上位3頭とも一桁オッズ、15年は一桁オッズが2頭と30倍台が1頭という組み合わせでした。
1番人気は、順に、2着、4着、1着、5着、1着、3着、4着、2着、8着、1着、1着と、14年を除いてあとは掲示板に載っていました。
その中で、11年中6年で連対、3着1頭となっていました。

そしてここ2年の朝日杯FSでは、

14年 1番人気(4.6倍)-14番人気(64,7倍)-3番人気(5.3倍) 
15年 2番人気(5.9倍)-1番人気(1.5倍)-11番人気(91.6倍)

となっていました。


血統ですが、まず父は、
06年は、ヘイルトゥリーズン系(ブライアンズタイム系)-ナスルーラ系(グレイソブリン系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
07年は、ナスルーラ系(グレイソブリン系)-ノーザンダンサー系(フェアリーキング系)-ミスタープロスペクター系
08年は、ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
09年は、ミスタープロスペクター系-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ノーザンダンサー系
10年は、ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)-ミスタープロスペクター系
11年は、ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ノーザンダンサー系(フェアリーキング系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
12年は、ミスタープロスペクター系-ノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
13年はヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
14年はヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ミスタープロスペクター系-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
15年はヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
16年はノーザンダンサー系(サドラーズウェルズ系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
となっていました。


全体的(1着から3着まで合計30頭)に見ていきますと、ヘイルトゥリーズン系が20頭、ノーザンダンサー系が6頭、ミスタープロスペクター系が5頭、ナスルーラ系が2頭となっています。

さてここ2年の朝日杯FSでは、
14年 ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)
15年はミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)-ミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)-ナスルーラ系(グレイソブリン系)

となっていました

 

またBMS(母の父)は、
06年は、ナスルーラ系(ネヴァーベンド系)-ミスタープロスペクター系-アリダー
07年は、サンデーサイレンス-ナスルーラ系(グレイソブリン系)-ナスルーラ系(グレイソブリン系)
08年は、ノーザンダンサー系(ニジンスキー系)-ネイティヴダンサー系-ミスタープロスペクター系
09年は、ノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)-ノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)-サンデーサイレンス
10年は、ナスルーラ系(グレイソブリン系)-サンデーサイレンス-ミスタープロスペクター系
11年は、ノーザンダンサー系(ニジンスキー系)-ミスタープロスペクター系-ノーザンダンサー系(ニジンスキー系)
12年は、ノーザンダンサー系(サドラーズウェルズ系)-ナスルーラ系(グレイソブリン系)-エタン系
13年は、ノーザンダンサー系(ディキシーランドバンド系)-ノーザンダンサー系(フェアリーキング系)-ミスタープロスペクター系
14年は、ミスタープロスペクター系-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ノーザンダンサー系
15年は、ノーザンダンサー系(サドラーズウェルズ系)-ナスルーラ系(グレイソブリン系)-ナスルーラ系(プリンスリーギフト系)
16年は、ブランドフォード系-ネイティヴダンサー系-ヘイルトゥリーズン系(タイキシャトル)

となっていました。

全体的(1着から3着まで合計33頭)に見ていきますと、ノーザンダンサー系、ネイティヴダンサー系(ミスタープロスペクター系、アリダー、エタン系含む)が各10頭、ナスルーラ系が7頭、サンデーサイレンス系が4頭、ブランドフォード系、タイキシャトルが各1頭となっています。

ここ2年の朝日杯FSでは、
14年 ミスタープロスペクター系-ノーザンダンサー系(ダンチヒ系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)
15年 ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス系)-ヘイルトゥリーズン系(サンデーサイレンス)-ノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)

となっていました。


枠番の出目ですが、
06年は、1枠-5枠-2枠
07年は、7枠-5枠-5枠
08年は、7枠-1枠-5枠
09年は、8枠-3枠-8枠
10年は、6枠-2枠-8枠
11年は、7枠-6枠-8枠
12年は、1枠-4枠-5枠
13年は、4枠-5枠-3枠
14年は、8枠-6枠-2枠
15年は、1枠-7枠-6枠
15年は、1枠-8枠-2枠
となっていました。
06年、12年、13年以外の8年は、外枠の7枠か8枠のどちらかか、両方が3着以内に絡んでいました。

ここ2年の朝日杯FSでは、
14年 1枠-3枠-7枠
15年 8枠-6枠-7枠

となっていました。


毛色ですが、
06年は、鹿毛-鹿毛-鹿毛
07年は、鹿毛-栗毛-鹿毛
08年は、黒鹿毛-栗毛-鹿毛
09年は、鹿毛-栗毛-芦毛
10年は、芦毛-芦毛-芦毛
11年は、鹿毛-栗毛-栗毛
12年は、青毛-芦毛-鹿毛
13年は、黒鹿毛-鹿毛-栗毛
14年は、鹿毛-栗毛-鹿毛
15年は、栗毛-芦毛-芦毛
16年は、青鹿毛-黒鹿毛-栗毛

となっていました。
10年に、84年以降初めてG1で芦毛が上位3頭独占するなど、全体的に一貫性がないので、毛色のデータは参考にならない気もします。

ここ2年
の朝日FSでは、
14年 芦毛-黒鹿毛-鹿毛
15年 黒鹿毛-黒鹿毛-栗毛

となっていました。

臨戦過程では、全体的(1着から3着馬計30頭)で見ていきますと、前走ですが、10年、15年を除く8年ではすべて連対(1着が16頭、2着が8頭)していました。
その10年は、1着馬の前走は1着でしたが、2着馬の前走が3着(ファンタジーS)、3着馬の前走が4着(京王杯2歳S)となっていました。
15年は、1着馬の前走は2着でしたが、2着馬の前走が5着(アルテミスS)、3着の前走が3着(ファンタジーS)となっていました。

前々走は、07年2着のレーヴダムール、08年3着のミクロコスモス、11年1着のジョワドヴィーヴル、12年3着のレッドセシリアの4頭(いずれも前走が初出走の新馬戦で前々走はなし)と12年2着のクロフネサプライズ(前々走は小倉2歳S9着)の計5頭を除く25頭は、1着が20頭、2着が3頭、3着が2頭となっていました。
また、それぞれのデビュー戦ですが、1着15頭、2着8頭、3着5頭、4着1頭、5着1頭となっていました。

前走のレースの内訳ですが、連対馬では、まず前走重賞だったのは12頭いました。(ファンタジーSが4頭(1番人気1着、5番人気3着、8番人気1着、4番人気2着)、アルテミスSが3頭(1番人気2着、1番人気2着、5番人気5着)、デイリー杯2歳Sが1頭(1番人気1着)、京王杯2歳Sが1頭(4番人気2着)、札幌2歳Sが1頭(2番人気1着)、新潟2歳S(1番人気1着))となっていました。
そして前走500万下戦だったのは5頭いました。(1着3頭、2着2頭)
それから前走新馬戦だったのは2頭(すべて1番人気1着)いました。
それから前走未勝利馬だったのは1頭(1番人気1着)いました。

 

3着馬では、前走重賞だったのは5頭(ファンタジーSが3頭(1番人気2着、5番人気2着、1番人気3着)、京王杯2歳Sが1頭(4番人気4着)、アルテミスSが1頭(9番人気1着))、前走新馬戦、または前走500万下戦だったのは各2頭(いずれも1番人気1着)、あと、オープン特別だったのが1頭(1番人気1着)となっていました。

さてここ2年の朝日杯FSでは、
14年

1番人気1着馬ダノンプラチナの前走は、500万下特別1番人気1着
14番人気2着馬アルマワイオリの前走は、重賞(デイリー杯2歳S)3番人気4着
3番人気3着馬クラリティスカイの前走は、オープン特別4番人気1着となっていました。
15年
2番人気1着馬リオンディーズの前走は、新馬戦1番人気1着
1番人気2着馬エアスピネルの前走は、重賞(デイリー杯2歳S)2番人気1着
11番人気3着馬シャドウアプローチの前走は、重賞(京王杯2歳S)1番人気3着となっていました。


それから、人気の組み合わせですが、3連単の配当が300万を超えた12年を除き、上位3頭に1番人気から5番人気までの上位人気の中から少なくとも2頭入っていました。(06年と08年、14年は3頭、その他は2頭、荒れた12年も4着まで広げると2頭入っていました)
そして、その上位人気の中には、12年を除き1番人気か2番人気のどちらかが3着以内に入っていました。(両方は06年のみ)
結局、1番人気から5番人気までの上位人気は、過去11年では全部で25頭3着以内に入っていましたが、そのうち10頭のBMS(母の父)がノーザンダンサー系でした。
そのBMSがノーザンダンサー系だった馬で、5番人気以上の上位人気だった馬が3着以内をはずしたのは11年で5頭、つまり、過去11年間で5番人気以上の上位人気だったBMSがノーザンダンサー系だった馬は15頭で、そのうち10頭が3着以上に入っていたことになります。
さらに、6番人気以下の下位人気で、3着以内に入ったのは8頭ということになりますが、その8頭すべてのBMSはノーザンダンサー系ではありませんでした。
その8頭の前走ですが、1着が4頭、2着が2頭、4着が1頭(京王杯2歳S)、5着が1頭(アルテミスS)でした。
また、06年、07年以外の9年では、1頭ないし2頭が3着以内に関東馬が入っていました。
その中で、関東馬が勝ったのは、09年2番人気で勝ったアパパネと、14年5番人気で勝ったショウナンアデラ、15年1番人気で勝ったメジャーエンブレム、そして16年1番人気で勝ったソウルスターリングの4頭となっています。
また、前走新馬戦で勝ってここに挑んでいきなり1番人気になった馬は、昨年の1番人気馬ロカ1頭となっています。(ロカは出遅れで8着と敗れています。)

ちなみに14年の朝日杯2歳Sの上位3頭の人気の組み合わせは、「1番人気-14番人気-3番人気」、15年は「2番人気-1番人気-11番人気」となっていましたが、一応、阪神JFと同じく、1番人気か2番人気のどちらかが3着以内に入っていましたし(昨年は1番人気)、1番人気から5番人気から2頭(昨年は1番人気と3番人気)入っていました。
しかし、14番人気で2着に入ったアルマワイオリのBMSはノーザンダンサー系(ダンチヒ系)でしたので、上記で書いた阪神JFの6番人気以下の人気薄で3着以内に入った馬のBMSはすべて非ノーザンダンサー系だったというデータを、いきなり外したことになります。
さらに15年も、11番人気で3着に入ったシャドウアプローチのBMSもノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系)で、2年連続阪神JFのデータの裏返しが来たことになりました。

また、14年の朝日杯FSの上位5頭の中でBMSがノーザンダンサー系だったのは、5番人気のバヴィオン1頭のみでしたが、結果は11着で敗れています。
同じく15年の朝日杯FSの上位5頭では、4番人気のボールライトニングのBMSがノーザンダンサー系ですが結果は11着でした。



以上ですが、とにかく上記で書きましたように、今年も阪神JFの過去の11年のレースを参考にしながら、昨年の朝日杯FSを絡めて検討し、結論を導いていきたいと思います。
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馬爺

おはようございます。
このレースもダンピュライトのルメールが勝つんでしょうかね。
人気はミスエルテのようですね、
by 馬爺 (2016-12-15 07:43) 

bigonon

馬爺さん、こんばんは!
このレースも難しいですね(^^ゞ
by bigonon (2016-12-16 20:55) 

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