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データからのつぶやき 第32回ジャパンカップ 外国からの招待馬の調教と人気 [競馬雑感]

昨年に続いて同じ内容で外国馬に関しても改めて見ていきます。

データでも書きましたが、連対した外国馬の調教のほとんどが、しっかりした追い切りを行っていました。
特に84年以降(中山競馬場開催は除く)の外国馬の連対馬19頭中14頭が、7F以上の長めの調教を行っていました。
そのうち8頭の最後の1Fは、芝、ダート関係なく11秒台でした。
あと6頭のうち3頭は12秒台でまとめていました。
あと残り3頭をそれぞれ挙げていきますと、まず1頭目は90年1着のベタールースンアップで、東京芝で追われ、最後の1Fは13.1秒でしたが、5Fは61.7秒でそれなりに優秀でした。
それに当日の人気は2番人気でした。
2頭目は、同じく90年の2着馬オードで、東京芝で追われ、最後の1Fは14.3秒で、5Fも72.8秒とそれほどの時計ではありませんでした。
人気も9番人気でした。
3頭目は、91年2着のマジックナイトで、白井調教分場で終われ、最後の1Fは13.0秒、5Fは64.9秒とダートとしてはまあまあの時計でした。
特筆すべきことは、このマジックナイトは、唯一前走凱旋門賞(7番人気2着)から連対した馬で、当日人気も2番人気でした。

あと、7F未満で追い切った残り5頭ですが、そのうち1頭(96年4番人気1着のシングスピール)は最後の1Fが11秒台、2頭(95年6番人気1着のランド、97年3番人気1着のピルサドスキー)は12秒台でした。

あとの2頭(86年8番人気1着のジュピターアイランド、05年3番人気1着のアルカセット)は、共に最後の1Fは13秒台で、全体の時計も馬ナリで時計はかかっていました

以上の過去の外国馬の調教から見て、今回の5頭の中では、21日に東京芝で7Fから長めに追ってそれなりの時計(最後の1F13.0秒、5F64.8秒)を出した今年の凱旋門賞馬ソレミアが、私が言うまでもなく本気度を感じますね。
あとの残りの4頭の外国馬に関しては、7F以上で強く追っていないのでこのあたりの判断は難しいところです。
06年に軽めの調教で激戦を制して勝ったアルカセットの例もありますしね。
その残り4頭の中でいい時計を出したのは、それでも22日に東京芝で6Fからしっかり追われたジャッカルベリー(最後の1F12.0秒、5F66.3秒)1頭くらいといったところでしょうか。
あと、スリプトラが22日に東京芝で5Fから軽めに追われてそれでもそれなりの時計(最後の1F12.2秒、5F69.4秒)を出し、マウントアトスも22日に同じく東京芝で4Fから軽めに終われ(最後の1F12.7秒)、レッドカドーは22日東京ダートで6Fから軽めに追われて(最後の1F15.1秒、5F73.0秒)いました。

ただ問題なのは、84年以降(中山競馬場開催は除く)、連対馬54頭中、また3着馬28頭中(同着含む)、外国馬の連対馬は19頭、3着馬の外国馬は11頭いますが、最近の東京競馬場改装の以降の03年から昨年までの9年間では、外国馬の連対馬は05年3番人気で1着となったアルカセット1頭のみで、3着馬も06年3番人気で3着となったウィジャーボード1頭のみというところが気になるところですね。
そのアルカセットは軽めの調教、ウィジャーボードは7Fから軽めで最後はかかりましたがそれなりの時計は出していました。
今回の外国馬5頭の現在の人気(前日7:34)が、ソレミアが7番人気、マウントアトスが12番人気、スリプトラが13番人気、ジャカルベリーが15番人気、レッドカドーが16番人気となっていて、ここ9年の連対したアルカセット、3着になったウィジャーボードの共に3番人気からするとこの人気はどうかなあという感じもいたします。
でも、過去にも二桁人気で連対した外国馬2頭、あるいは3着になった外国馬1頭いますし、6番人気から9番人気の間では、連対馬では7頭、3着馬では4頭いますので、もう少し検討してみてもいいとも思っています。

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