第２５回 エプソムカップ

ハンデ戦から別定戦になった９６年以降１２年間、連対馬２４頭からです。
今年も、昨年と同じ流れで見ていきます。 

まず血統からですが、父あるいは母の父（ＢＭＳ）にノーザンダンサー系が絡んでいたのは２４頭中１９頭いました。
その内訳は、父が９頭、ＢＭＳが７頭、両方が３頭となっています。
また、少なくとも片方はノーザンダンサー系絡みの馬が必ず連対していました。
あと残りのノーザンダンサー系が絡んでいない５頭ですが、９８年２番人気２着のビッグサンデー、０１年５番人気１着のアドマイアカイザー、０３年３番人気２着のローマンエンパイア、０５年４番人気１着のスズノマーチ、０６年７番人気１着のトップガンジョーとなっていました。
今回の出走馬でノーザンダンサー系絡みの馬は、カゼノコウテイ、グラスボンバー、サンライズマックス、ソーユアフロスト、トウショウヴォイス、トーホウアラン、ドリーミーオペラ、ファストロック、ブライトトゥモロー、マイネルキッツの１０頭となっています。

３着馬では、ノーザンダンサー系絡みだったのは１２頭中７頭で内訳は、父が４頭、ＢＭＳが３頭となっていました。
ちなみに３着馬はナスルーラ系絡みが最も多く、ノーザンダンサー系絡みより１頭多い８頭となっています。

さて、次に臨戦過程を見てみます。
前走掲示板に載ったのは２４頭中１３頭。
前走５番人気以上人気していた馬は２４頭中２１頭。
前々走で掲示板に載ったのは２４頭中２０頭。
同じく前々走５番人気以上人気していた馬は２４頭中１８頭でした。
一昨年、昨年と同じ色分け、「前走５着以上」「前走５番人気以上」「前々走５着以上」「前々走５番人気以上」というこの４つをファクターで見てみると、過去１２年の連対馬２４頭では、この４つをクリアしていた馬は６頭、３つは９頭、２つは６頭、１つは３頭でした。
ちなみに３着馬では、４つクリアは１２頭中６頭、３つは２頭、２つは２頭、１つは１頭で、クリアなしが１頭いました。
今回の出走馬の中からノーザンダンサー系１４頭で見ていきますと、４つクリアしていたのはファストロック、マイネルキッツの２頭となっていました。
そして、３つはトーホウアランで、２つはカゼノコウテイ、グラスボンバー、サンライズマックス、ブライトトゥモローの４頭、１つはドリーミーオペラ１頭となっています。
過去の連対馬の組み合わせで見てみますと、３つ以上クリアした同士が連対したのは、１２年中５年と一概に臨戦過程が良ければいいというものではなさそうです。

また、ノーザンダンサー系絡みでない方を見て行きますと、過去該当する連対馬５頭では、４つクリアが２頭、２つクリアが３頭となっていました。
また、５頭とも前走の人気は５番人気以上の上位人気でした。
さらに、５頭中４頭が「ナスルーラ系」絡みとなっていました。
今回出走する馬で見ていきますと、４つクリアはヒカルオオゾラ、３つと２つは該当馬なし、１つはアップドラフト、イクスキューズ、メイショウレガーロの３頭となっています。
この中でヒカルオオゾラは、前走の人気が５番人気以上の上位人気であること、またＢＭＳがナスルーラ系ということで、過去のデータにほぼ該当しています。

枠では、１枠が６頭と最も多く、次いで６枠、７枠が各５頭、そして８枠が４頭、２枠が２頭、４枠、５枠が１頭と続き、３枠はまだ０頭となっています。
３着馬は、６枠、７枠が各３頭、４枠、５枠が各２頭、１枠、３枠が各１頭、２枠、８枠が０頭となっていました。

毛色は、鹿毛が１１頭、黒鹿毛が６頭、栗毛が５頭、青鹿毛、栃栗が各１頭となっていました。
３着馬では、鹿毛が６頭、栗毛が４頭、黒鹿毛が２頭となっています。

人気では、１番人気が４頭、２番人気が３頭、３番人気が５頭、４番人気が２頭、５番人気が２頭とここまでで１６頭となっています。
そして、６番人気以下が１１番人気、１２番人気の２桁人気各１頭を含む８頭ということで、荒れやすい傾向を含んでいます。
３着馬では、１番人気が４頭、２番人気、４番人気、５番人気、７番人気が各１頭で、あと残り４頭は二桁人気（１０番人気１頭、１４番人気２頭、１８番人気１頭）となっていました。
結局１番人気は、１２年中８年で３着以内圏内に入っていて、複勝、ワイド、３連単、３連複圏内にとってはそれなりに信用性がありそうです。

年齢は、５歳が１１頭と最も多く、そのうち８頭が１着となっていました。
次に４歳が８頭、７歳が３頭、６歳が２頭となっていました。
３着馬では、４歳が５頭、５歳が３頭、６歳が２頭、７歳、８歳が各１頭となっています。

以上ですが、とりあえず１番人気の取捨選択から入り、あと、ノーザンダンサー系絡みの馬を主体に人気とにらめっこしながら結論を出していこうと考えております。

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